日々忙しいとおろそかにしてしまいがちな手洗い。水道水のみでチャチャっと済ませてしまう……というときもあるのでは? 実際、レキットベンキーザー・ジャパンが発売している薬用せっけん『ミューズ』が主婦206名を対象に実施した調査では、4割弱がせっけんやハンドソープを不使用で、約7割が10秒以下の簡単な手洗いで済ませていたといいます。
しかし、それでホントにいいのかといえば、さにあらず。栄養士で衛生管理にも詳しい若宮寿子さんと、ウイルス感染症・食中毒を防ぐための手洗いの啓発活動を行っている『徹底!手洗いラボ』の協力のもと、「水だけの手洗い」をしながら作ったお弁当と、「ハンドソープを使ったしっかり手洗い」をしながら作ったお弁当を比較して、できた直後と6時間後の雑菌数を衛生微生物研究センターが計測すると、水のみだと最大200万個/1gにまで増殖するという、なんとも怖い数値になっています。
水だけの手洗いだけで済ませた手で作られたお弁当と、ハンドソープを使ったしっかり手洗いをした手で作られたお弁当。……当たり前ですが、見た目はまったく変わりません。
前者の場合は、下記のような申し訳程度の洗い方。
・流水(水道水)のみ・手洗い時間:3秒~10秒
・手拭き用タオルを使用
それに対して、しっかり手洗いはというと……。
・ハンドソープを使用・手洗い時間:30秒+すすぎ(水道水)
・洗いの残しやすいポイントを意識して手を洗う
・タオルや蛇口、ハンドソープなど、手洗い前後に汚れた場所を触らない(ノータッチな手洗い)
※ペーパータオルで手を拭く、自動で泡の出るハンドソープを使う、手洗い後に蛇口に直接触れずにペーパータオルで閉める
これでもかというほどに徹底して衛生面に気を使った洗い方をしています。「ここまでする必要があるのかしら」と首を傾げたくはなりますが、実際に作ったお弁当を調べてみると……。
水洗いだけのお弁当からは、作った直後でも400~5300個/1gの雑菌を検出! これを常温25℃で6時間置いたところ、ゆで卵についたものが200万個にまで増殖してしまいました。鮭の塩焼きも900個から5万個に……。
一方、ハンドソープを使ってしっかり手洗いした場合では、多くのおかずで雑菌が検出限度以下。同様の条件で6時間後に調べると、増殖は200個から1500個に留まっています。手間をかけて洗ったぶんの効果は、目に見えなくてもてきめんだと言えるでしょう。
厚生労働省の『食中毒発生状況』を見ると、例年9月は1200~1600件で推移。これは梅雨から真夏(4~8月)にかけてよりも多い数字で、涼しくなったからといって油断は禁物であることを示しています。運動会・文化祭といったイベントシーズンで、お弁当を長時間常温で放置しがちなだけに気を使いたいところ。そのためには、自動で泡が出るノータッチ式のハンドソープがおすすめ。『ミューズ』からも家庭用の『ノータッチ泡ハンドソープ キッチン』が発売中で料理関係者を中心に好評といいます。
家族のためにせっかく手間をかけてお料理をしても、不十分な手洗いのせいでおなかを壊してしまっては台無しもいいところ。冬に向けてノロウイルスやインフルエンザなどのウイルス感染症対策とあわせて、今のうちに手洗いの環境を見なおしてみてはいかがでしょうか。
薬用せっけんミューズ『ノータッチ泡ハンドソープ キッチン』
http://www.musejapan.jp/product/notouch.html
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