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「無許可のゲームで実況して人気になったのに、有料記事なんて書いていいのかなぁ」と思う方へ。

2013-01-27 06:01
    「無許可のゲームで実況して人気になったのに、有料記事なんて書いていいのかなぁ」と思う方へ。

    今回は爆笑コメディアンズの「放課後プレイルーム」の記事からご寄稿いただきました。

    ※この記事は2013年1月22日に書かれたものです。

    ■「無許可のゲームで実況して人気になったのに、有料記事なんて書いていいのかなぁ」と思う方へ。
    明日1/23から一般ユーザー向けのブロマガサービスが始まるそうで。
    説明ページ*1にはこんな言葉が。

    「月額課金や記事ごとの課金機能を利用すれば、プロとしての活動が可能となります。」

    *1:「ブロマガ」『ニコニコ動画』

    人気ユーザーがその人気に見合ったお金をもらえる時が来ました。

    これはとても良いことだと思います。

     

    課金ブロマガを始めた人気ユーザーに対して「金稼ぎに走ったか」などという批判が出るかもしれませんが、それはただの嫉妬です。彼らは「お金を払っても良い価値」を持っている人たちなわけですから、お金をもらえて当然です。払いたくない人から無理やり取っているわけでもありません。

    (もちろん、お金払って記事を見てみたらなんにも書いていないとか、釣り記事ばかりが続くようなら詐欺に近いですが、お気に召さなかったら退会できるわけですし、そもそもそんなブロマガは悪評判ですぐに潰れるでしょう。)

     

    むしろ、今までお金がもらえないのに頑張っていた人気ユーザーさんにはありがたいサービスですし、自分のパフォーマンス(動画作成、歌、踊り、絵、作品など)へのモチベーションの向上や、コンセプト(お遊びなのか、本気なのか、お金を取れる価値なのか)を自問自答する良い機会ではないでしょうか。

    「無許可のゲームで実況して人気になったのに、有料で記事なんて書いていいのかなぁ」と後ろめたい気持ちがある人気ユーザーさんは辞めておいた方がいいでしょう。恐らくその通りに叩かれます。

     

     

    プロ・・・

    なるほど、後輩が増えるわけですなww

     

    たまに「秀作はニコ動では後輩だろ」なんて言ってくる人がいます。

    確かにニコニコ動画歴で言えば僕はまだ3年目くらいなので先輩はいますが、そもそもこれは仕事ではなく「趣味」の世界。

    僕は(売れてる売れてない別として)芸人になって今年4月で10年目になります。「プロ」の世界では先輩です。

    (ここでの「プロ」とは、エンターテインメントの世界において自分の作品やパフォーマンス等でお金をもらう「商売」が成立している人のこと。経営のプロ、プロゴルファー、職人さんなど、他の職業は物差しが違うので別物としておきます。)

     

    僕はね、どんなに僕より稼いでいなくても、僕より仕事がなくても、僕より年下であっても、僕より先に芸能界に入られた方々は「先輩」として敬意をもって接しております。(性格とかは別でw)

    逆に言えば、僕より稼いでいても人気であっても年上であっても、僕より後に芸能界入った人は後輩だと認識しています。

     

    だからプロになった人は、僕を「先輩」と認識して下さい。

    現場で会うときは挨拶とかして下さい。

     

    ぶっちゃけ、吉本でもたまーにあるんですが、劇場の廊下で座っている後輩の前を、TVなどで知っている先輩芸人が通った時は猛スピードで立ち上がって頭を下げ「おはようございます!!」なんだけれど、もっと上の先輩なのに名前も顔も知らない先輩が通ったらスルー。良くても、立たずに首だけ振り向いて「おざーっす。」くらいの会釈。

    この世界では「顔の知らない人がいたら全員に挨拶しろ」と教育されているので、そーゆー後輩がいると怒られます。潰されます。辞めさせられます。

    それくらい、エンターテインメントの世界のプロになるってのは覚悟が必要なんです。

    一時的に売れても、そーゆー挨拶ができない人間はいつか消されるんです。潰されるんです。

     

    僕はあいにく性格の悪い人間です。

    そーゆー天狗の後輩を怒りません。

    そのまま泳がせておいて、いずれもっと偉い人に怒られて潰されればいいと思っています。

     

    本来ならこんな話も、後輩たちを助けてしまうヒントになってしまうので書くべきではないのかもしれません。ただまぁ、いい機会だったし、たまにはこーゆーお話も、ね。

     

    「プロ」にはルールが付いてくる、という話でした。

    執筆: この記事は爆笑コメディアンズの「放課後プレイルーム」からご寄稿いただきました。

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