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エネルギー問題に着いてちょろっと
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エネルギー問題に着いてちょろっと

2012-10-01 21:30
    エネルギー問題に着いてちょろっと

    今回はうさみのりやさんのブログ『うさみのりやのブログZ~三十路の元官僚のブログZ~』からご寄稿いただきました。

    ■エネルギー問題に着いてちょろっと

    ちょこっとツイートしましたので、ご参考まで。

    どれも当たり前のことなのですが。

    ●1.再生エネルギーを利用した発電は、原発の代わりにはなり得ない。

    原発は極めて大きな電力を安定した品質で生みます。電力の品質は、周波数・電圧の特性等で表されます。太陽光にしろ風力にしろこれらのエネルギーは電力の量も品質も原理的に安定性に欠けます。その意味で現状で原発を代替できる発電方式は火力だけです。

    ●2.太陽光パネルの価格低落は短期的には落ち着く

    過去4年で結晶型太陽光パネルの値段は1/3まで下がりました。これはサンテックをはじめとする中国勢の過剰投資によるもので、パネルメーカーは大赤字で、材料メーカーは撤退しています。結晶型の太陽電池は100mw以上のスケールメリットが効かないので、皆供給過剰構造で苦しんでます。(ドイツ最大てq-cellsは倒産。最大手中国のsuntechは売り上げ2,500億で800億の赤字)

    早晩構造調整局面がきて新種の太陽電池(薄膜型と化合物系)の品質が向上するまで価格の低減は落ち着くと見てます。

    ●3.メガソーラーの用途は限定的

    本来太陽光発電の魅力はスタンドアローンで送配電網を設置するコストをかけずに電力を得られるところにあります。スケールメリットがない太陽光発電を集積させる意味はあまりありません。メガソーラーは緊急時の備えか送配電インフラが無い地域の電源向けと考えるべきで、基幹電力と考えるべきではないでしょう。

    以上ご参考まで。

    執筆: この記事はうさみのりやさんのブログ『うさみのりやのブログZ~三十路の元官僚のブログZ~』からご寄稿いただきました。

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