東電会見、出禁解除のお知らせ

この記事は木野龍逸さんのブログ『キノリュウが行く』から転載させていただきました。

■東電会見、出禁解除のお知らせ
合意書
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合意書

木野龍逸(以下、「甲」という。)と東京電力株式会社(以下、「乙」という。)は、乙が甲に対して乙の記者会見への参加を禁止したことについて、以下の通り合意した。

第1条 甲は、平成24年6月27日に開催された乙の定時株式総会に関し、株主でないにもかかわらず、乙の株主総会会場に入場し、また乙が定めた取材ルール(株主総会会場での取材、撮影、録音の禁止など)の説明を受けていたにもかかわらず、所持していたスマートフォンで、インターネットの動画投稿サイトであるUstreamにアクセスして株主総会の音声の生中継をしたことを認める。

第2条 甲は、乙が明示する取材ルールを今後遵守する。

第3条 乙は、9月27日付にて甲の記者会見参加禁止を解除し、甲が前条に違反しない限り、乙の記者会見への甲の参加を了解する。

以上

いつもお世話になっている皆様

正式なご連絡が遅くなって申し訳ありません。

9月27日をもちまして、2012年6月27日より続いていた東電会見への出入り禁止措置が解除されました。

解除に至るまでの間、東電への抗議電話やメール、東電本店前での抗議行動など数多くの方々の活動があったことに対し、深く御礼申し上げます。皆様の行動により非常に大きな勇気を得ることができました。ほんとうにありがとうございました。

また、東電との交渉にあたり代理人として活動していただいた弁護士の方々の無私の活動に対しては、言葉にできないほどの感謝の気持ちでいっぱいです。改めて御礼を申し上げます。

東電との合意文書を以下に掲載いたします。内容に関してここで申し上げることは差し控えます。ご覧になった方々の判断でご考察いただければ幸いです。

福島第一原発の事故は収束にほど遠い状況であるにもかかわらず、東電、政府は事故収束という言葉を使って幕引きを図ろうとしているようにも見えます。

しかし事故の収束作業はこれからが本番であり、避難地域の復興、避難している人達の生活の立て直し、賠償、安全の確保への道のりは道程が見えません。

こうした現状に対して私ができる事はわずかなものですが、引き続き、東電や政府に対する情報公開の要求などを通して、本当の事故収束のために必要なことを探していく所存です。

これからも叱咤激励、ご支援ご鞭撻をいただければ、これほどありがたいことはありません。今後ともよろしくお願いいたします。

執筆: この記事は木野龍逸さんのブログ『キノリュウが行く』から転載させていただきました。

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