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(3/3)高山明×今野勉「演劇を拡張する #3 『思想としてのテレビ』から演劇へ――接続と展開」【2014/07/09 収録】会員無料46:54
(3/3)高山明×今野勉「演劇を拡張する #3 『思想としてのテレビ』から演劇へ――接続と展開」【2014/07/09 収録】
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連続講座「演劇を拡張する」、第三回は日本初の独立系テレビ制作会社「テレビマンユニオン」の創設者、TVディレクターの今野勉をゲストに迎える。長野オリンピックのプロデューサーも勤めた今野とともに、演劇とTVの関係、その歴史と未来について議論する。今野勉さんからのコメントテレビはナマ放送で始まりました。テレビドラマは、演劇の中継と同じでした。テレビドラマはその後、記録(録画)の機能を持つようになり、演劇よりは映画に近いメディアになっています。当初のテレビは、1回性、ハプニング、消えるもの、持続する時間、リアルな時間、など演劇と共通する要素が多くありました。今はそれらが失われています。今回、私は、テレビ草創期に私が演出した歴史ドキュメンタリー『天皇の世紀』を観てもらおうと思っています。この番組は、①歴史を扱っていて、尚且つ現在進行のパフォーマンスで構成されている。②フィルムによる撮影なのに、テレビ中継のように撮っている。③俳優のパフォーマンスを撮っているスタッフをも撮影の対象としている。など、過去と現在、映画とテレビ、演劇とテレビなどが混然とした内容です。「拡張する演劇」の議論の最初の素材になれば、と思っています。■【出演者紹介】高山明(たかやま・あきら)1969年生まれ。演出家。演劇ユニットPort B(ポルト・ビー)主宰。『サンシャイン62』、『東京/オリンピック』(はとバスツアー)、『個室都市』シリーズ、『完全避難マニュアル』、『国民投票プロジェクト』、『光のないⅡ(福島−エピローグ?)』、『東京ヘテロトピア』など、ツアー・パフォーマンスや社会実験的なプロジェクトを現実の都市空間で展開している。2013年9月に「一般社団法人Port(ポルト)観光リサーチセンター」を設立し、観光事業にもその活動を広げつつある。対談集に『はじまりの対話– Port B国民投票プロジェクト』(現代詩手帖特集版/思潮社)がある。 今野勉(こんの・つとむ)1936年秋田県生まれ。東北大学文学部卒業。東京放送(TBS)入社、テレビ演出部配属。ドラマ「土曜と月曜の間」で日本初のイタリア賞大賞。シリーズドラマ「七人の刑事」がギャラクシー賞大賞。1970年番組制作会社「テレビマンユニオン」創立に参加。旅番組「遠くへ行きたい」、3時間ドラマ「海は甦える」など、ドキュメンタリーやドラマで次々と新しい世界を開拓。1995年「こころの王国~童謡詩人金子みすゞの世界」で芸術選奨文部大臣賞受賞。長野冬季オリンピック開閉会式プロデューサー(会場演出)、武蔵野美術大学映像学科教授を務めた。著書に「テレビの青春」など。現在、㈱テレビマンユニオン取締役、放送人の会会長。

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