皇室の「家法」だったのか?
皇室の家法だったのに、
現在の典範は単なる一法律に
なっていることが問題である」
という意見がある。
明治の旧皇室典範を
皇室の「家法」とする見方には
確かに根拠はあり、実際に当初は
「家法」と見なされていたのだが、
実は後には「国法」に
位置付け直されている。
旧皇室典範も、厳密には
「家法」ではなかったのである。
だがそれは、「家法」という言葉が
必ずしも適切ではなかったという
だけのことで、やはり皇室典範は
単なる「国法」ではないのだ。
現在の皇室典範議論においても
意識しておかなければならない、
見落とされがちな重要な知識をお届けする!