• このエントリーをはてなブックマークに追加
甲斐良治:雪の板谷峠・4半世紀前
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

甲斐良治:雪の板谷峠・4半世紀前

2007-01-18 10:58

    2001年1月、雪の新大久保駅で、酔って線路に落ちた若者を助けようとした韓国人留学生が、電車にはねられて亡くなるという事件が起きた。このとき、ふと思い出したのがそれから20年ほど前に撮った2枚の写真。

    新幹線のない当時は、福島や山形に行くのにすら、もっぱら夜行の急行、しかも寝台ではなく普通座席に座って行っており、この写真は明け方の奥羽本線「板谷駅」か「峠駅」で撮ったもの。スイッチバックで列車が止まった際、夜通し座りっぱなしでこりかたまったからだをほぐそうと雪のホームに下りてみると、先に下りていた少女に、駅員が小さな雪玉をつくって渡すところだった。

    d12c2da697f02de980c71f0ffe1fcb39ca812aca

    少女「おじさん、この雪(玉)持って行っていい?」

    駅員「いいよ。それだけじゃなくて、ここいらの雪、ぜーんぶ持って行きなよ」

    e3b833dcdad0e1582a2d8921caf59d4550b2f4d2

    JRではなく、国鉄のころ。当時、無人駅以外は、どんな山奥の駅でも発着時にはホームに駅員がいたように思う。映画「ぽ

    この記事は有料です。記事を購読すると、続きをお読みいただけます。
    ニコニコポイントで購入

    続きを読みたい方は、ニコニコポイントで記事を購入できます。

    入会して購読

    この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。

    コメントを書く
    コメントをするにはログインして下さい。