6月9日、東京・虎ノ門パストラルで結城登美雄さんの講演会が開催されます。
――おとなの食育。それは子どもたちの食育を他者にゆだねるのではなく、自らが食の主体になること。そのためには日本の食の現在がもつきわどさ、危うさを見すえることから出発したい。これまでのような「あさきゆめみし」日々の延長にではなく、もう一度、真摯に「食のいろは」から始めていきたい。断ち切られつつある食の環をつなぎ直し、できうれば土に近い場所で向い合いたい(結城登美雄「おとなのための食育入門」増刊現代農業2004年8月号『おとなのための食育入門 環を断ち切る食から環をつなぐ食へ』掲載より)。
結城さんとはナニモノなのかを一言で表すのは困難きわまりないのですが、本人が名乗っているのは一応「民俗研究家・農業」。「東北のお地蔵さん」と呼ぶ人もいます。
10数年前までは東北地方最大の広告代理店の経営者でしたが、思