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先週の2月16日、「万年野党」の新年会があった。そこで、「三ツ星」議員24名を表彰したのだ。
この「万年野党」だが、以前に一度紹介したことがあるので覚えている人もいるだろう。政権を監視するのは、本来なら野党やマスコミの役割だ。しかし、どうもいまの野党、そしてマスコミはあまりにも情けない。そこで国会外に「野党」を作ろうじゃないか、ということで設立された政策NPOである。だから既存の政党との関係はない。僕は、この「万年野党」の会長を務めさせてもらっている。
万年野党では、いろいろな活動をしているが、そのひとつとして「三ツ星」議員を発表している。どんな基準で星の数を決めるのか。国会での質問回数(衆議院は質問時間も)、そして、質問主意書提出件数、議員立法発議件数である。すなわち三ツ星議員とは、国会で活発に活動している人のことなのだ。本来なら、それは当然のことだ。だが、国会中継を見ればわかるように、うつらうつらと眠っているような議員がいかに多いことか。
この機会に、今回、三ツ星をつけた議員をぜひ紹介したいと思う。
●「総合三ツ星議員」
2012年12月〜2014年12月に開催された、全ての国会を対象にして優れていた議員。
後藤祐一(民主)
重徳和彦(維新)
階猛(民主)
玉木雄一郎(民主)
中島克仁(みんな、民主)
長妻昭(民主)
山井和則(民主)
中根康浩(民主)
柚木道義(民主)
●「187国会における三ツ星議員」
2014年9月〜の第187臨時国会が対象。
桜内文城(次世代)
鈴木克昌(民主)
畑浩治(生活)
中島克仁(みんな、民主)
村岡敏英(維新)
福島みずほ(社民)
●2012年12月〜2014年12月に開催された国会で、2回以上三ツ星を獲得した議員。
柿沢未途(維新)
重徳和彦(維新)
玉木雄一郎(民主)
中島克仁(民主)
中西健治(みんな、無所属)
中根康浩(民主)
柚木道義(民主)
吉川元(社民)
福島みずほ(社民)
※(政党は当時)
彼らは国会議員として、誠心誠意努力し、活発に活動しているわけだが、それが正当に評価されていない。いくら国会の中で活躍しても、メディアに取り上げられることがめったにないため、国民にもほとんど知られていないだろう。現に、ここに挙げた議員の中にも、前回の選挙で落選した人もいるのである。
本来、こうしたデータや議員の活躍をきちんと紹介するべきメディアは、ほとんど役目を果たしていない。であれば、僕たちがやろう、ということなのだ。ぜひとも、今回発表された結果を次の選挙に向けて参考にしてほしい。そして、少しでも多くの国民が、政治に関心を持つキッカケになればと僕は願っている。
【お知らせ】
田原総一朗さんが無料メールマガジンを配信中!
購読申し込みはコチラ→ http://www.taharasoichiro.com
〈田原総一朗(たはら・そういちろう )プロフィール〉
この「万年野党」だが、以前に一度紹介したことがあるので覚えている人もいるだろう。政権を監視するのは、本来なら野党やマスコミの役割だ。しかし、どうもいまの野党、そしてマスコミはあまりにも情けない。そこで国会外に「野党」を作ろうじゃないか、ということで設立された政策NPOである。だから既存の政党との関係はない。僕は、この「万年野党」の会長を務めさせてもらっている。
万年野党では、いろいろな活動をしているが、そのひとつとして「三ツ星」議員を発表している。どんな基準で星の数を決めるのか。国会での質問回数(衆議院は質問時間も)、そして、質問主意書提出件数、議員立法発議件数である。すなわち三ツ星議員とは、国会で活発に活動している人のことなのだ。本来なら、それは当然のことだ。だが、国会中継を見ればわかるように、うつらうつらと眠っているような議員がいかに多いことか。
この機会に、今回、三ツ星をつけた議員をぜひ紹介したいと思う。
●「総合三ツ星議員」
2012年12月〜2014年12月に開催された、全ての国会を対象にして優れていた議員。
後藤祐一(民主)
重徳和彦(維新)
階猛(民主)
玉木雄一郎(民主)
中島克仁(みんな、民主)
長妻昭(民主)
山井和則(民主)
中根康浩(民主)
柚木道義(民主)
●「187国会における三ツ星議員」
2014年9月〜の第187臨時国会が対象。
桜内文城(次世代)
鈴木克昌(民主)
畑浩治(生活)
中島克仁(みんな、民主)
村岡敏英(維新)
福島みずほ(社民)
●2012年12月〜2014年12月に開催された国会で、2回以上三ツ星を獲得した議員。
柿沢未途(維新)
重徳和彦(維新)
玉木雄一郎(民主)
中島克仁(民主)
中西健治(みんな、無所属)
中根康浩(民主)
柚木道義(民主)
吉川元(社民)
福島みずほ(社民)
※(政党は当時)
彼らは国会議員として、誠心誠意努力し、活発に活動しているわけだが、それが正当に評価されていない。いくら国会の中で活躍しても、メディアに取り上げられることがめったにないため、国民にもほとんど知られていないだろう。現に、ここに挙げた議員の中にも、前回の選挙で落選した人もいるのである。
本来、こうしたデータや議員の活躍をきちんと紹介するべきメディアは、ほとんど役目を果たしていない。であれば、僕たちがやろう、ということなのだ。ぜひとも、今回発表された結果を次の選挙に向けて参考にしてほしい。そして、少しでも多くの国民が、政治に関心を持つキッカケになればと僕は願っている。
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〈田原総一朗(たはら・そういちろう )プロフィール〉
1934年、滋賀県生まれ。60年、岩波映画製作所入社、64年、東京12チャンネル(現テレビ東京)に開局とともに入社。77年にフリーに。テレビ朝日系『朝まで生テレビ!』『サンデープロジェクト』でテレビジャーナリズムの新しい地平を拓く。98年、戦後の放送ジャーナリスト1人を選ぶ城戸又一賞を受賞。現在、早稲田大学特命教授として大学院で講義をするほか、「大隈塾」塾頭も務める。『朝まで生テレビ!』(テレビ朝日系)、『激論!クロスファイア』(BS朝日)の司会をはじめ、テレビ・ラジオの出演多数。また、『日本の戦争』(小学
館)、『塀の上を走れ 田原総一朗自伝』講談社)、『2時間でよくわかる! 誰も言わなかった! 本当は恐い ビッグデータとサイバー戦争のカラクリ』(アスコム)など、多数の著書がある。
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