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《第13回後半》陸山会公判傍聴記 ── 水谷建設元会長が語る「裏ガネ渡しの流儀」
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《第13回後半》陸山会公判傍聴記 ── 水谷建設元会長が語る「裏ガネ渡しの流儀」

2011-06-03 18:52

    引き続き午後の部。

    13時30分開廷。証人である水谷建設元会長の水谷功氏が法廷に入る。水谷元会長は大柄でスキンヘッド、黒に近いスーツにピンク色のネクタイという風貌。それにドスのきいた低い声で関西弁を話すので、見るからに親分の風格が漂っていてる。

    まずは弁護人による尋問。
    (──は弁護人、「」内は水谷元会長、※は筆者注)


    ── どのようなゼネコンに営業活動をしていたのですか

    「だいたい日常の営業活動でどこが(工事の受注に)強いということがわかりますので、そこに営業することになります」

    ── 水谷建設が受注できる見込みはありましたか

    「過去の実績がありましたので、受注をもらえると思っていました」

    ── スポンサーは誰が決めるのですか

    「お客さん(ダムを受注したゼネコンのこと)が決めます」

    「スポンサー」とは、ゼネコンの下請け業者を取りまとめる幹事社のこと。後の証言でも出てくるが、水谷建設は胆沢ダムの工事でスポンサーになりることを目指していて、そのために小沢事務所に営業活動をしていた。

    ── スポンサーをとることは重要なことなのですか

    「我々の中では、サブになることは難しくないです。交渉権のあるスポンサーが金額の設定をしますので、非常に責任感もあります。私ども下請け業界では雲泥の差があります」

    ── 具体例で言ってもらえますか

    「いろいろとありますけど、メリットも多いということです」

     
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