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人ならぬ者たちが、この世の日に陰に跋扈(ばっこ)している。
古き一人の詩人が与えた彼らの総称を、“紅世(ぐぜ)の徒(ともがら)”という。 自らを称して“渦巻く伽藍(がらん)”、詩人名付けて“紅世”──この世の歩いてゆけない隣 ──から渡り来た彼ら“徒”は、人がこの世に存在するための根源の力、“存在の力”を奪うことで自身を顕現させ、在り得ない不思議を起こす。思いの侭に、力の許す限り、滅びのときまで。 彼らに“存在の力”を喰われた人間は、いなかったことになる。 これから伸び、繋がり、広がるはずだったものを欠落させた世界の在り様は、歪んだ。“徒”の自由自在な跳梁(ちょうりょう)に伴い、その歪みは加速度的に大きくなっていった。 やがて、強大な力を持つ“徒”たる“紅世の王”らの中に、そんな状況への危惧を抱く者が現れ始め。大きな歪みがいずれ、この世と“紅世”双方に大災厄を齎(もたら)すのではないか、と。 そして、一部の“紅世の王”らは同胞を狩るという苦渋の決断を下した。 彼らの尖兵、あるいは武器となったのは、“徒”への復讐を願い誓った人間──己が全存在を“王”の器として捧げ、異能の力を得た人間──討滅者“フレイムヘイズ”。 その日、日常を浸食した“徒”により全てを失い、自身がトーチという仮初めの存在であると知らされた少年と、「贄殿遮那のフレイムヘイズ」と呼ばれる少女が出会った。 これは、“ミステス”坂井悠二と『炎髪灼眼の討ち手』シャナの物語である。 |
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原作:高橋弥七郎
(アスキー・メディアワークス/電撃文庫 刊) イラスト:いとうのいぢ 監督:渡部高志 シリーズ構成:小林靖子 シリーズ構成協力:高橋弥七郎 キャラクターデザイン:大塚 舞 総作画監督:大塚 舞/井本由紀 徒デザイン:石垣純哉 プロップデザイン:高瀬健一/亀谷響子 色彩設計:伊藤由紀子 美術監督:黒田友範 撮影監督:中西智一 編集:西山 茂(REAL-T) 音響監督:明田川 仁 音響制作:マジックカプセル 音楽:大谷 幸 OPテーマアーティスト:KOTOKO EDテーマアーティスト:ALTIMA(アルティマ) アニメーション制作:J.C.STAFF 製作:『灼眼のシャナF』製作委員会 |
シャナ:釘宮理恵
坂井悠二:日野 聡 アラストール:江原正士 吉田一美:川澄綾子 マージョリー・ドー:生天目仁美 マルコシアス:岩田光央 ヴィルヘルミナ・カルメル:伊藤 静 ティアマトー:渡辺明乃 佐藤啓作:野島健児 田中栄太:近藤孝行 緒方真竹:小林由美子 池速人:野島裕史 シュドナイ:三宅健太 ベルペオル:大原さやか ヘカテー:能登麻美子 |
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