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あらすじ

犬なんて100パー無理。
口だけ達者な中年ニート、生まれたばかりのマメシバを連れ、母を訪ねて旅立った。

第1話「自分の部屋から半径3キロ以内で、全然生活できるのだ。」
祭壇には芝良男(笹野高史)のピンボケた遺影が飾られている。芝家では、急な事故で一昨日亡くなった良男の葬儀が行われ、ごく身内の親戚たちがそのピンボケた遺影を眺めながら急な不幸に浸っていた。
鞠子(藤田弓子)が、振る舞いの鮨桶を台所で洗っていると背後に気配が。振り向くと、一人息子の二郎(佐藤二朗)が写メを撮影して去っていった。二郎はその足で祭壇へ向かい、パシャパシャと写メを執拗に撮りまくった。
親戚からは大ブーイング。「葬式にも出ないで何やってるのよ」「またブログに載せようと思ってるんでしょ」35歳で無職のパラサイト中年・二郎は、親戚中の鼻つまみ者だった。適当に毒を吐いて去っていく二郎。二郎の唯一の理解者の財部(高橋洋)からも態度をたしなめられるが、まるで聞く耳を持たない。
ここ一帯の土地は芝家の持ち物で、二郎はその正当な相続者だった。親戚は、二郎がこのままだと芝家が心配だと鞠子を責めた。
数日後、相変わらず引きこもっている二郎の部屋に財部がやって来た。
鞠子から預かった、と渡された封筒の中には「芝一郎」名義の通帳が入っていた。「誰よ一郎って?隠し子でもいたの?」財部の問いかけに「知らんよ勿論」と返す二郎。
と、庭から犬の鳴き声が。そこに居たのは、生まれたばかりの鞠のようにモコモコなマメシバの子犬だった…

第2話「時として人生は、誰かの思惑に逆らえないのだ。」
第3話「社会は、甘くない時はとても甘くないのだ。」
第4話「どん底を経験すると、その後少し前向きになれるのだ。」
第5話「人の気持ちは、小鳥を持つ様にやさしく掴むのだ。」
第6話「旅の恥は、なかなか掻き捨てられないのだ。」
第7話「間に入って「まあまあ」と丸く収めるのは、才能なのだ。」
第8話「人の取柄は、気付かなければ一生開花しないのだ。」
第9話「ちゃんと気持ちを伝えた事が、生きてて一度もなかったのだ。」
第10話「神様を信じてもいいかと、一瞬だけ思ったのだ。」
最終話「思えば遠くに来たもんなのだ。」

スタッフ

製作/AMGエンタテインメント アミューズメントメディア総合学院 tvk テレ玉 チバテレ 三重テレビ KBS京都 サンテレビ NTTぷらら 竹書房 デスペラード ギガネットワークス(フェイス・ワンダーワークス)
監督/亀井亨
プロデューサー/森角威之
原案・脚本/永森裕二
音楽/野中“まさ”雄一
撮影/中尾正人
照明/佐久間栄一
美術/西村徹
録音/甲斐田哲也
助監督/芦塚慎太郎
制作担当/齊藤光司
衣装/永井伸子
ヘアメイク/河野顕子
制作プロダクション/杜方
協力/アミューズメントメディア総合学院 D.A.P ZOO動物プロ
企画/AMGエンタテインメント
オープニング曲/『タイムカプセル」
エンディング曲/『歩いて帰ろう」
作詞・作曲・歌/高橋直純(リアライズレコード)

キャスト

藤二朗 『20世紀少年 第2章』『ごくせん THE MOVIE』『33分探偵』(CX系)『ダンディ・ダディ?』(EX系) 高橋 洋『RESCUE~特別高度救助隊』(TBS系)
角替和枝『マリと子犬の物語』
志賀廣太郎『ハゲタカ』『THE3名様』
渋谷琴乃『愛はどうだ』『女優・杏子』
高橋直純『ネコナデ』
りりィ『パーク アンド ラブホテル』
笹野高史『武士の一分』
西田幸治(笑い飯)本作で役者デビュー!
藤田弓子『アイシテルー海容ー』