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Vijuttoke20年10月号「HAKUEI」インタビュー
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Vijuttoke20年10月号「HAKUEI」インタビュー

2020-10-19 18:00
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HAKUEI HP


結成28年PENICILLINのVo.HAKUEIのスペシャルインタビュー!
会えない時間を逆にプラスに変えて更に高みへと!
「ライブをやるためにバンドを組んだので!」


■PENICILLINの結成が1992年ですから、つまり今年で28年目。HAKUEIさんにとってはどんな28年だったのですか?
 
HAKUEI:あっという間の28年でした。自分のモチベーションとか感覚は本当に変わってない。環境は変わったけど、自分自身は本当に何も変わってないです。
 

■結成30周年も目前ですが、30周年に向けてとか、その先に向かってとか、何か新しい事したいなど、考えている事はありますか?
 
HAKUEI:結成30周年に関してはたまにメンバーとも話はしますけど、具合的にはそんなに無いかな。向上心や好奇心は常にあるので、それを普段通りやって行く感じだけ。とりあえず一通りはやって来たしね。
結成当初は、まずはライブやりたいからはじまり、それでオーディションライブに参加しましたし、そこからワンマンやりたいなとか、CD出したいとか、ツアーしたいとか、大きい会場でやりたいとか色々ありましたけど、多分独立したぐらいからですかね。バンドの中の方に向かって行っていると言うか、パフォーマンスだったり、楽曲だったり、より表現する事に目を向けて行きましたね。
 

■HAKUEIさんもライブハウスのオーディションライブ出ていたのですね?
 
HAKUEI:出ていました!高円寺Lazy waysっていう所が初ライブで、あと目黒鹿鳴館とか、下北沢SHELTERの昼の部とかも出ていましたから。
 

■当時の「バンド」は今の「バンド」と全然違う活動の仕方をしていましたよね?
 
HAKUEI:先日自分がやっているニコニコ生配信番組の「居酒屋はくえい」に若いバンドがゲストで出てくれて質問されたのですが、彼らはSNSとかネットを使って色んな情報を発信して、それを動員に繋げてきたと言っていまして。僕らの時代って携帯も無ければネットも無い時代だったので、どうやっていたのですか?と質問された時、確かに今のバンドはあの頃の時代を全く知らないんだな!って思いましたね。
当時は単純に対バンの客を取って取られるみたいな殴り合いみたいなライブだったから、少しでも覚えてもらう為に、パフォーマンスはとにかくインパクトがある事を考えてライブをしたり、もっと単純にビラ配りしたり。
当時ティッシュ配りのバイトをしていたんですけど、そのティッシュと一緒にバンドのフライヤーも配っていました。それで何十人も来てくれましたよ(笑)
 

■ティッシュ配りがめちゃくちゃ効果あったのに驚きです(笑)そういった工夫が今のSNSになっているのかもしれないですよね?
 
HAKUEI:当時は情報がライブハウスとか雑誌とかしか無かったわけで。雑誌以外でバンドを探したい人は「ライブハウスに足を運ぶしかない」という時代でしたから。今のtwitterやInstagramはここ数年の話ですよね。動画から入って、「実物どうなのかな」ってライブハウスに足を運ぶのはなんか不思議な感覚です。
僕らの時代は、その1本1本のライブのインパクトに全てかけていたから。どれだけアピールして、後は動員増えちゃえば勝手に注目してくれるのを待っていました。
 

■今年の3月ぐらいからこのコロナの状況になって現在までアーティストHAKUEI として何か見出している事ってありますか?
 
HAKUEI:想定外の事態で、何が正解かはわからないですけど、今は出来る事を精一杯やっているだけですね。
 

■先月9月13日にも配信ライブをやられていましたが、配信ライブの感触はどうでしょうか?
 
HAKUEI:自分の中のヒントは、目に届くところにお客さんがいないっていう違いだけで、カメラの向こうには沢山の見ている人がいる事は認識しているから、すぐそこにいるか遠くにいるかの問題だけで、ちゃんとお客さんを意識してパフォーマンスは出来たなって感じでした。
ステージを降りてカメラの前で歌いましたし、普段の客席では見えないような感じのアングルなど、そういう演出をどんどん自分たちの中でアイデアが出していけば、これはこれで全然今までのライブとは違う別のコンテンツをして成立出来るのかなと思いました。
 

■お客さん入れてのライブが再開した際、それはそれで強みにもなりそうですね。
 
HAKUEI:そうですね。こういう状況でも、ちゃんと汗をかくようなライブが出来てれば、また新しいものが生まれるかもしれないと思います。どちらもメリット、デメリットがあって通常のライブだと、家庭の都合とか、個人的な事情で見に行けなかった方が、自宅で見ることができるというメリットが配信にはありますね。
今後、普通にライブが出来るようになっても、時々そういうコンセプトで配信とかやってもいいのかなと。
 

■アーティストHAKUEIとして、音楽以外にも様々なことをされていますよね?他の部分にもコロナの影響は出ていましたか?
 
HAKUEI:例えばアパレルブランドのアドバイザーとかジュエリーブランドとのコラボとか、そういったイベントも夏に話はあったのですが、それも中止になって、とにかくファンに会えてないのが影響といえば影響ですかね。
 

■この状況の中どのような時間を過ごしていましたか?
 
HAKUEI:レコーディングしていましたし、まだ発表出来ない今後の展開の事とか、なんだかんだ暇では無かったです。ライブが出来ないからこそ「逆にレコーディングしよう」って、2作品リリースすることにもなりましたし。
 

■PENICILLINの「impulse」「pulse」の2枚の作品はこういう状況だからこそ出来たということですね?
 
HAKUEI:まさにそうですね。僕が原曲書いた曲と歌詞は、今のこの状況の中で出来た曲です。
 

■歌詞の世界観や思うことなど、今までと変わった事などはありましたか?
 
HAKUEI:いろいろな歌詞など書いて来ましたけど、なんとなくその時の自分の心境とか、全然違っていても反映されます。多かれ少なかれ。ただ今回は感情をむき出しで表現したほうがいいと思って書きました。
 

■PENICILLINだけで無く、様々なアーティストとしても活動をしているHAKUEIさんですが、素朴な疑問として、歌詞を書いたりする時、アーティストのキャラだとかを分けて書いたりしているのですか?
 
HAKUEI:例えば「ライチ☆光クラブ」というユニットの時は、漫画原作があったので、その世界観との融合を意識しましたけど、その他は特に意識して考えた事無いです。その時出来た楽曲と向き合うだけと言うか。
 

■常にその時その時のリアルタイムな曲作りになっていると?
 
HAKUEI:そうですね。曲が無いと書けないと言うか、その楽曲のイメージで歌詞を書いていくので、「書き貯め」なんかもした事無いです。完全に感覚的と言うか直感系です。響とか。
 

■自分が気持ちよく歌える事が、最終的に曲になっていくと?
 
HAKUEI:それもあると思います。自分が入り込めないと結局うまく言葉にも乗らないし。言葉が乗った時にそれが最終的に伝わるメロディになっているような。
 

■HAKUEIさんは The Brow Beatでも活動していますが、そちらの活動については?
 
HAKUEI:The Brow Beatは3年やっていますけど、今はこの活動がソロ的な立ち位置にもなっています。3年間とも1月1日にリリースして、今年も2月中旬ぐらいまでツアーやっていました。本当にギリギリでした。ツアーファイナルの翌週からの所属事務所の出演予定のイベントは全て中止になったので、危なかったですが今年もなんとか開催出来ました。
 

■現在こんな時期でライブも行けないファンに向けて、最後にHAKUEIさんから希望的なコメントを頂けたらと思います。
 
HAKUEI:会えない時間が逆にプラスになればと思っています。何か我慢したとしたら、再び始める時とかってすごく嬉しいじゃないですか。ライブが再開した際、そこで改めてライブの良さとか、みんなで盛り上がる事の気持ち良さとか、そんな新しい発見があったり、会えなかった分や寂しかった分、お互いにクオリティの高いライブになればと思いますね。
ライブをやる為にバンドを組んだので!


カメラマン:菅沼 剛弘(Takehiro Suganuma)
ヘアメイク:北 瞳(Hitomi Kita)



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≪10月のLINE UP≫

10/19(月)18:00 HAKUEI / gaizao
10/20(火)18:00 Ricky / リメイズ
10/22(木)18:00 DASEIN / GLORIA
10/23(金)18:00 Crazy Monsters(MSTR(Crack6) × 西田"marcy"昌史 × Ricky対談) / REVIVAL OF THE ERA / Nellfin

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PENICILLIN CD『pulse』
M1 conception
M2 heartbeat
M3 C-section

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PENICILLIN CD 第二弾「impulse」
M1 border line
M2 Just a kiss on your 3rd eye
M3 Back to the future


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ハクエイさんはスタイリストはいないんですか?

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