Vijuttoke21年4月号「パラダイム」インタビュー

2021-04-26 18:00

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パラダイム twitter

L→R Gt.大助 / Vo.壱 / Gt.大貴

0st Album「零禍」配信！
脳内妄想としては2作目となる「脳内妄想-type【C】-」も突如配信！
このタイミングでの突如の動き、その意図とは？パラダイムに迫る！

■「パラダイム」の1年をかけたプロモーション活動「仮死状態」。コロナ禍により中断を余儀なくされてしまいましたが、率直に今のお気持ちを教えて下さい。

壱:もちろん「仮死状態」もそうなのですが、ライブなどバンドとしての動きを止めざるを得なかった時は素直に言葉が出ませんでしたね。ですが改めて自分達にとってパラダイムとして活動出来ていた事の有り難さをより深く再認識することができる時間でもあったのかなと今は思います。

■プロモーション活動の1つとして無料配信やライブ会場で無料配布されていたPromotion edit Album「未完成」が、0st Album「零禍」として配信されました。その意図とは？

大助:コロナ禍でライブや色々な活動が制限されてしまい「仮死状態」を中断せざるを得なくなってしまって。未だコロナ禍の収束の目処が立たない中、いつも応援してくれる方達に何かお返しが出来ないかと思い配信という形ではありますが0st Albumとして出しました。

■「零禍」はどんなアルバムになったのでしょうか？

大助:パラダイムの事がわかって頂けるアルバムになったかなと思います。ジャンル云々ではなくパラダイムの音楽ってものが伝わればいいかなと。各配信サイトで歌詞も見れると思うので歌詞を見ながら僕達の世界に入ってきて頂ければ。

■脳内妄想と名のつく楽曲としては2作目となる「脳内妄想-type【C】-」も突如3月14日に配信されてびっくりしました。何故このタイミングでの配信となったのでしょうか？

壱:レコーディングエンジニアとしてとある方に協力してもらって、とても良い作品が出来たので1日でも早く届けたい気持ちがありました。形として3月14日を選んだのは日頃パラダイムを支え続けてくれている方々へ感謝を伝えるには打って付けだったからですね。バンドとして最高のお返しが出来たと思います。

■「脳内妄想-type【C】-」はどのような意味を持った楽曲になったのでしょうか？

大助:「零禍」にも脳内妄想-type【S】-という曲があるんですが、脳内妄想っていうシリーズですね。【】の中の文字が楽曲のテーマとなっています。いつか答え合わせを兼ねて脳内妄想の曲だけをやるライブもやりたいです。

■ライブハウス支援対談企画『痛分-いたみわけ-』も凄いメンツを招いて有料配信していました。そちらについても教えて下さい。

大助:1回目の緊急事態宣言が出る時にお世話になってるイベンターのダイゴさんって方に「ライブハウスがこのままだと厳しいので何かできませんか」って言われたのがきっかけでした。

壱:今、思い返しても凄かったと思います。誰もが苦しい状況の中、何か出来ることはないかと手探りな状態で。ライブハウスの方やファンの方達が楽しみにその日を待てるような何かを用意してあげたいなと思ったので実現できて良かったです。「痛分-いたみわけ-」に協力していただいた吉祥寺CLUB SEATAと先輩方に本当に感謝の気持ちでいっぱいです。大前提としてライブハウスの為ではありましたが、自分達が前を向くきっかけにもなったかなと思います。

■昨年の8月に大塚Deepaで行われた3MANイベント＜人外-Local support edition-＞は販売開始一瞬でSOLD OUTしましたね。入場制限はあったものの、このタイミングで有観客は覚悟がいったんじゃないでしょうか？

大貴:窮屈な毎日になってしまったこんな時だからこそライブを楽しみにしてくれている方達とライブハウスの為に開催したい気持ち、ライブに行きたいけど、様々な事情で来れない方達の事を思うとどうするべきか迷いました。開催しないとなればひとつ楽しみを奪ってしまうし、開催することによって置いてけぼりにされたような気持ちにさせちゃうんじゃないかって悩んで。ただライブハウスに限らずなんですけど、その「場所」で生きてる方達の事を思うとあの時は中止にするってなかなか言い切れなかったんです。それにコロナウイルスによって色々な決断を強いられて閉鎖的な毎日のなかでもライブを楽しみにしてくれている方達の事を思うと中止にして一方的に選択肢を無くしてしまうのはあんまりかなって思いました。

大助: どうしようかずっと協議しました。コロナ禍が加速していく中で充分な対策を取ってはいるものの100%安心とは言いきれない状況を確実に作ってしまうわけで。楽しみにしてくれている方達も心のどこかでは不安な所があったりするんではないかとか。ただライブハウスの小さくても前に進む1歩になれたらって気持ちがありましたし、何より制限された生活の中でもパラダイムを応援してくれてる方達に日々を生きる糧を与える事が出来たらって思いが強かったです。各バンドのファンの方、大塚Deepa、MAMIRETA、REVIVAL OF THE ERA、Chainxmailが一緒にあの1日を作ってくれたので感謝しています。

壱:最終的に僕達が覚悟を決めたのはパラダイムを好きでいてくれる方達に「あなたがいてくれるからここにいる」って事と「ここで待ってるよ」って事を伝えたかったってだけですね。

大貴:予定通り開催することになって大塚Deepaの店長の河合さんにチケット買っちゃったけど、この状況じゃやっぱり行けないって方もいると思うので払い戻しの対応もしてもらえませんかって話をしました。ただそれだけだとキャンセルが出た場合寄付する売上げが減るだけなので払い戻し分のチケット代金は僕達が負担しますって提案させてもらって。「開催してくれるだけでも嬉しいからそれは大丈夫だよ。」って言われたんですがそこは今、イベントをやる意味を含めて渋々受け入れてもらいました。結果的にあのイベントでコロナウイルスに感染してしまった方はいなかったということが2週間後にわかった時にやっと無事にイベントが終わったんだなと思いました。すべての方にとってあの1日が良い日になってくれたことを願います。

■それでは最後にVijuttoke読者に一言お願いします。

壱:是非あなたのその耳と目でパラダイムを体感してください。僕達の世界へようこそ。

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4月22日（木）ACME
4月23日（金）コドモドラゴン / ザ・ヒーナキャット
4月26日（月）シンデレラキャッスル / Nero Chronicle / パラダイム
4月27日（火）Jin-Machine

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