後半に向けてのドラマティック仕立ての起承転結な作品!
■Vijuttoke初登場の「薔薇の宮殿」さんですが、まずは自己紹介をお願いします!
初めまして。よろしくお願います。
フルネームで「薔薇の宮殿-Rose’n Palace-」、親しみを込めて「薔薇Q(ばらきゅう)」と呼んでもらっています。僕・ロザリアのソロプロジェクトとして動いています。
やっている音楽としては、「薔薇メタル」なんて呼んでいるんですが、世界観をしっかり感じてもらえるようなメロディや歌詞を、本格メタルサウンドでお届けしています。
耽美・中世・V系メタル・メロスピ・90年代・昭和歌謡・・・どれか引っかかるワードがある方であれば、きっと刺さるんじゃないかと思います。
■約半年前に「魔界編」が完結し、今回2022年10月から新章が開幕しました。「魔界編」は一旦やり切ったと言う事でしょうか?
そうですね。「魔界編」は、3年間やりましたからね。
今でも、思い入れは半端ないですし、活動終盤でのライブのクオリティも正直すごかった。
音源も「魔王伝」「魔王外伝」と2枚リリースしました。
許されるなら永遠にやっていたいくらい大好きなコンテンツなのですが、バンドの活動を前に進めるために、一番いい時期での終幕が必要だと考えました。
■そして復活の狼煙となる、『persona-紅蓮の戦士たち-』を配信限定リリースしました!超王道"薔薇メタル"の圧倒的な7分半の超大作です。こちらの曲はどんな曲になってますでしょうか?
この曲は、復活の狼煙でもあったので、僕たちのど真ん中を突き抜けるような曲にしようというところから始まりました。
名前やヴィジュアルから、きっとこういう曲をやるバンドなんだろうなと想像して聴いてくれるリスナーさんがいるとして、そのご期待にそのまま応えられるような曲にしたいなと。
なので、ものすごく僕らしいメロディラインに、一番得意なサウンド。けれどもちろん、直球勝負だけではなく、後半は思わぬドラマティックな展開も入っています。
■7分半と言う長い曲になったのには意図があったのでしょうか?
一番カッコいいところに落ち着けたらこの長さになったというのが、実際のところです。笑
けれど今の時代、「長い曲は売れない!イントロが長い曲はダメ!ギターソロが長い曲はダメ!サビまでが長い曲はダメ!」みたいなことをよく言われていますが、敢えてそういった概念へのアンチテーゼ的な意図もあります。
僕らはこういう音楽が好きでやってるけれど、同じく好きな人は絶対いるよな的な。
■歌詞についても詳しくお聞きしたいです。
具体的なストーリーは、もう少しあたためておきたいので今回は割愛させていただきますが、僕の歌詞には共通のテーマとして生きることは苦しみだというのがあります。
僕自身、こんなに苦しみばかりの中を死ぬまで生きなければならないのかと、幼少の頃から何度も絶望したことがありました。
そんな中、自身をどう癒しどう奮い立たせてゆくのか…そういった想いを、一度でも感じたことのある方にはきっと何か届くのではないでしょうか。
■様式美ともいうべき耽美な世界観『persona-紅蓮の戦士たち-』のMVも拝見しました。今回のMVのコンセプトなどもお聞きしたいです。
これも、とにかくカッコよさ重視で作りました!笑
というのも本当で、この曲のMVに関しては、シンプルにカッコよさを追求しようっていうのが映像担当さんとも打ち合わせたコンセプトでした。
是非、何度も観ていただきたいですね。
■10月4日に上野音横丁にて今回のリリース含め、バンド6周年を記念した主催公演の開催がありました。この日はどんな1日でしたか?
一言で最高でしたね!この日は対バンも出ていただきたかったバンドさんたちにお願いすることができて、イベント開始から最後のアンコール大セッションまで、本当にあたたかい時間でした。
今年もこんなに素敵な周年を迎えられたこと、来年へのプレッシャーも感じつつ、改めて感謝を伝えさせてください。ありがとう!
■6周年との事で、この6年間で印象に残っている出来事なんかあったら教えて下さい。
これは、ありすぎて語れないですね!笑
けれど、今が一番いいということでしょうか。メンバーも上手いし、楽曲も理想の形になってきている。そして、ファンの皆さんも優しい。そこに辿り着くための6年間だったのではないでしょうか。
■今回、新章開幕したとの事で、今後の展開や新章の今後のテーマなども教えて下さい。
前テーマの「魔界編」を長編小説に例えると、新章は短編集的な楽しみ方をしていただけると思います。
一見、何の繋がりのない短編集にも見えると思うんですが、実はしっかり繋がりがあって。
けれど、それはゆっくり見つけていただきたいので、まだ秘密です!
ヒントは、どの曲にも二人目の一人称が隠れているってところなんです。
新章の1曲目となる「persona-紅蓮の戦士たち-」はそのあたりが試行錯誤しながら書いたのですが、今は書きたいことも固まって、この先どんどん形にしていきたいですね!
■12月からのまたライブ活動再開するとの事で、今後のライブ展開は?
近年は、僕自身の体調面の問題等もあって、ライブ活動が少し不定期になりがちでした。
その分、ワンシーズンずつを大切にぶつかりたいと思っているので、その想い、受け取ってもらえたら嬉しいです。
12月は楽しそうなスケジュールが目白押しなので、ぶちかましますよー!
カウントダウンイベントも、2年連続での参加です。
■YouTubeのチャンネル登録者数がようやく1000人達成目前との事で、こちらのチャンネルではどんな事をやっているのでしょうか?
ミュージックビデオやライブ映像、あとは不定期ながら「歌ってみた動画」の投稿もしています。
「歌ってみた動画」は、それまで絶望的に伸びなかったチャンネル登録者数を少しずつ伸ばす切っ掛けにもなってくれましたね。
この原稿を書いている現時点で998人。1000人達成したら記念生放送を予定しています!ちょうどこの記事が出る頃にやれたらいいですよね。
ようやくスタート地点です。
■1つお聞きしたいのですが本格的なメタルサウンド"薔薇メタル"とは?
明確にこだわっていることが、2つあります!
1つはサウンド面が本物であるということですね。
実力のあるメンバーたちと生サウンドにこだわっていて、レコーディングに関しても、今時なかなかやらないよと言われるような合宿スタイルで録っています。
最近は、この合宿のハードさが巷で有名になりつつありますね。
そして、もう1つは、世界観を感じてもらえるようなメロディ作りです。
僕の中で明確に好きな響きがあって、それをどの曲の中でも追求しています。
こんな進行をするの?というところもあったりして、そのあたりではいつもメンバーにも苦労を掛けていますね。
両方とも、分かる人には分かるこだわりといったものではあるのですが、これからも己の信じたものをさらに磨き続けたいと思っています。
■それでは最後にVijuttoke読者に一言お願いします。
最後まで読んでいただけた方、どれくらいいるかな?
読んでもらえていたら、すごく嬉しいです!ありがとう。
年明けにはまた、新曲リリースの準備も出来ています。
是非、楽しみに待っていてください。
Sacrifice for a Romantic Revolution…
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*Vijuttoke掲載インタビューを配信中!
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・ブロマガ【club Zy.チャンネル 】https://ch.nicovideo.jp/club-Zy/blomaga
11月21日(月)18:00 コドモドラゴン
11月22日(火)18:00 薔薇の宮殿
11月24日(木)18:00 名古屋バンド特集:different:account / Dextruction / FAITH of FATE / shin
11月25日(金)18:00 PENICILLIN
Artist INFORMATION
◆薔薇の宮殿-Rose'n Palace-
配信限定シングル
『persona-紅蓮の戦士たち-』
2022.10.1(土)
Apple Music
Amazon Music
LINE MUSIC
Spotify他、
全20以上のストアより同時リリース!
https://linkcloud.mu/ce1b3c1c
◆LIVE SCHEDULE
2022/12/14 巣鴨獅子王
2022/12/31 上野音横丁