シンフォニック・メタルに通じるドラマチック&テクニカルなテイストを軸にした音楽性とヴィジュアル系ならではの華やかさを併せ持った存在として、多数のリスナーを魅了している摩天楼オペラ。メンバー・チェンジを始めとしたいくつもの苦難を乗り越えて常に前進し続け、昨年15周年を迎えたことからは彼らの信念の強さや揺るぎなさなどを感じさせる。昨年から始まった15周年アニバーサリー・ツアーの最中にある苑(vo)と燿(b)を招いて15周年を迎えた心境や摩天楼オペラ、Moi dix Mois、Versailles、Dが集結したことで大きな話題を呼んでいる『Japanese Visual Metal -共同声明-』関連の話などを語ってもらったインタビューを、3回に亘ってお届けする。
Interview:村上孝之
苑:今回は2デイズ・ツアーで1日目は“追憶の摩天楼”というタイトルで、摩天楼オペラが14年間で作った曲達を主に演奏しています。往年の自分達の代表曲から、あまりライヴでやらなかった曲も掘り返しているような日ですね。2日目は“真実を知っていく物語”というタイトルで、こちらは去年の6月に出したニュー・アルバム『真実を知っていく物語』を全曲お届けするというライヴをしています。