激しさと美しさを併せ持った独自の音楽性とユニークなキャラクターで多くのリスナーを魅了しているDASEIN。そんな彼らがJOE(ds)のデビュー25周年を記念したシングル「歩-ayumi-」を、4月15日にリリースした。パートナーに向けた深い愛情を歌ったリード曲の「歩-ayumi-」を筆頭に良質な4曲が収録された同作は、必聴という言葉が似つかわしい佳作といえる。DASEINのRicky(vo)をキャッチして新作に関する話を軸にDASINEの成り立ちやBLACK DASEINというバンドについてなど、様々なことを語ってもらった。スケジュールの関係で同席できなかったJOEが、ツアー先から電話で途中参加してくれたことにも大いに感謝したい。
Interview:村上孝之
――4月15日にJOE(dr)さんのデビュー25周年を記念したシングル「歩-ayumi-」がリリースされました。
Ricky:「歩-ayumi-」という曲は、いろいろといわく付きでして。DASEINは2004年の1月に1回解散したんですけど、その前に作っていたデモテープが沢山あったんです。でも、それが全部お蔵入りしてしまった。「歩-ayumi-」もその中の1曲で、次のリリース曲として作った曲で、JOEも僕もすごく気に入っていたんです。プロのアレンジが入っていて、プリプロもしたのに、世に出すことができなかった。それがすごく残念だったので、DASEINが解散した後に僕が組んだR*A*Pというバンドで、「歩-ayumi-」をリリースしたんです。そのときはDASEINが復活するとは思っていなかったから。