グラビティからニュー・シングル「キュートアディクション」が届けられた。同作は彼らの激しい側面にスポットをあてた作品でありながら、ただ単にラウドなだけで終わらせていないことが印象的だ。ヘヴィネスとエモさやキャッチーさなどを融合させた良質な楽曲がパッケージされているし、あらゆる面にさらなる磨きがかかっていることも見逃せない。密度の濃さが光る「キュートアディクション」に関するグラビティの全員インタビューを、3回に亘ってお届けする。
Interview:村上孝之
――「キュートアディクション」の3曲目の「思惑」は翳りを帯びたテイストやストーリー性のある展開などを活かして、深みのある世界観を構築していますね。
myu:「思惑」はエイプリルフールに1発かましてやろうぜといって作った曲です(笑)。グラビティはイヴェント事を大事にするバンドというか、そういうものにしっかり乗っていくバンドというイメージが強いと思うんですよ。なので、エイプリルフールも安っぽい嘘をついたりするんじゃなくて、ちゃんとやろうといって。それで、グラビティとは思えないような曲を作って、アー写もMVもお金をかけて撮って、バンド・ロゴもリクト。に作ってもらうことにしたんです。