1992年にLUNA SEAのギタリストとしてメジャー・デビューを果たし、以降ソロ・アーティストとしても意欲的に活動を行い、2009年からはX JAPANのメンバーとしても活動し、昨年始動したTHE LAST ROCKSTARSにも参加するなど、充実したキャリアを重ねてきているSUGIZO。優れた音楽家であると同時に圧倒的なカリスマ性を備えた彼は、本当に魅力的な存在だ。LUNA SEAが『MOTHER』(1994年10月)と『STYLE』(1996年4月)をリリースした際に行なったツアーを再現する<LUNA SEA DUAL ARENA TOUR 2023>をスタートさせたタイミングでSUGIZOを招き、同ツアーのことやTHE LAST ROCKSTARSについて語ってもらったロング・インタビューを、3回に亘ってお届けする。
Interview:村上孝之
――まずは、『MOTHER』と『STYLE』のツアーを再現するアリーナ・ツアーを行なうことにした経緯などを、話していただけますか。
SUGIZO:最初の発案としては、当時のライヴの再現……再現というよりは再構築と言ったほうがいいかもしれない。ツアーと同時に’90年代のLUNA SEAの代表作『MOTHER』と『STYLE』のセルフカバー・アルバムを出すことになり、リレコーディングするにあたって当時とはかなり形を変えた曲もありますし。ファンの皆さんが愛し続けてくれている有名曲、「ROSIER」や「DESIER」「TRUE BLUE」「IN SILENCE」辺りは散々ライヴでやってきているので、今の自分達がステージで演奏している感覚でもう1度レコーディングしました。つまり、今回のツアーは楽曲がアップグレードされた状態になっているんです。なので、僕的には再現というよりも、“Rebuild=再構築”というイメージですね。
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