昨年、25周年イヤーを完走したMUCC。これで一段落と思いきや、今年は6月9日の“69(ムック)の日”を皮切りに『MUCC 2024年TOUR』をスタートさせるという。ひたすら前進を続けるバンドの姿勢は頼もしい限りだ。しかも、そのツアーが始まる前には、ボーカルの逹瑯が、カヴァーアルバム『Pandora Juke Vox』とソロアルバム『COLORS』をリース!加えて両作品を掲げたツアーも開催するというからそのパワーには脱帽だ。ここでは貪欲なまでに活動を展開する逹瑯に、その2作品についてじっくり語ってもらった
Interview:海江敦士
――3月13日にアコースティックカヴァーアルバム『Pandora Juke Vox』、4月3日には3rdソロアルバム『COLORS』をリリースされますね。※「COLORS」は3/27に先行配信。まず、『COLORS』についてですが、ソロ作品って基本、バンドでは出来ない楽曲に挑戦するじゃないですか。今回、逹瑯さんがソロとして挑戦したかったこと、表現したかったことはどういうものだっ
たんですか?
逹瑯:ソロを始めて3年目に入ってるのかな? 正確なところはわからないけど(ちなみに2021年12月にソロ始動を発表&年末のイベントでソロとして初ステージを披露)、最初のアルバム(『=(equal)』)を出した時は、とりあえずやりたいことをやってみようと。それで思いついたままに作っていったんですよ。まぁ、ソロをやるんだから、バンドと違うことをやらなきゃな~って思っていて……やる意味としてはね。ライブもソロでやって楽しく完結していく中で、いろんなことが分かってきた気がしたんですよ。