日本を代表するギタリストの1人として世界に名を馳せるHIZAKI(Versailles)から8年ぶりとなるソロ・アルバムが届けれらた。『The Zodiac Sign』と名づけられた同作は、クラシック・フレイヴァーとメタル・テイストを融合させた華麗なナンバーを核としながら幅広さを見せていることが印象的。表情豊かな楽曲とキャッチーなメロディーが相まって、幅広い層にアピールするインストゥルメンタル・アルバムに仕上がっている。Versaillesの活動休止を受けて新章の扉を開けたHIZAKIの最新の声を、2回に亘ってお届けする。
Interview:村上孝之
――『The Zodiac Sign』はメタリックなナンバーに止まることなく、温かみや抒情味が香るミディアム・チューンの「Carry Me Away」やアーバンなダンス・テイストを活かした「Faraway」など、多彩さを見せていることも見逃せません。
HIZAKI:そういうアルバムには、なりましたね。「Carry Me Away」を作ったのはコロナの真っ最中くらいの時で、僕はYouTubeでメンバーシップというのをやっていまして、そこにアップした曲です。なので、その時のツラい思いとか、“みんなで頑張ろうぜ感”とかが出ている気がしますね。