ここでお届けするのは、MoranのSoanとR指定の宏崇のドラマー対談。
"ドラマー対談"と銘打ってはいるが、とくにドラムについて話してはいません。
2人の他愛もないけど、でも、親密度の見える会話を行っています。
R指定は、2月11日最新シングル『サドマゾ』をリリース。Moranは、3月より東名阪を舞台に結成7周年アニバーサリーワンマンツアー「Dreamy Anniversary」を開催。
4月からは、R指定/Moran共に参加するイベントツアー「2015年春SPEED DISK PRESENTS「森羅万象tour'15#2」」もスタートします。
ぜひ、足を運んでください。

撮影:田辺佳子 / インタビュー:長澤智典

俺もSoanさんも所属している、ビジュアル系バンドの面々が集まっている野球チームがあるんっすよ。
――前回から、ドラマー飲み会が話題の中心になっています。今回も、そこの続きから始めたいのですが。ドラマー飲み会には幅広い世代の人たちが集まっているんですか??

宏崇:けっこう若手バンドのドラマーも参加してますね。
たまーに、ドラマーとしてのお悩み相談会になったりするときもあるんで。
Soan:気がついたら、俺も宏崇も、そういう話を受け止める立場になってたからね。
宏崇:でも、気分はぜんぜん若手なんですけどね。
Soan:気持ちはね、俺だってそう。
でも、互いの今のバンドの活動している状況を考えたら、そう捉えてしまうのも当たり前というか。R指定の規模だったら、もうベテランの域じゃない。
宏崇:そんなことないっすよ。
ただ、俺に関してはよっぽど本気の相談でない限りは、よくある社交辞令的な感じでの相談事は受け付けない。っていうか、「うるさい!!」「真面目な話は受け付けねぇ!!」と言っちゃうんで(笑)。
Soan:そこは俺、宏崇とは逆で、そういう相談事をしっぽりと聞いてしまうタイプ。と言うか、語るのが好きだったりするんで。
俺も宏崇と一緒で、ドラムの機材が云々という話に関してはあまり好きではないけど。

――メンタル面…精神的な話って、けっこう熱くなりますもんね。
Soan:そうなんですよ。音楽って正解のないものだからこそ、そういう面での話にはつい熱くなってしまいますね。
宏崇:俺は、砕けた話しかしないっすね(笑)。

――この二人の場合、何を話してるんですか??
宏崇:真面目な話はしないっすよ。
Soan:ホント、たわいもない普通の話ですよ。
あえて一つ上げるとするなら、お互い野球という共通の趣味があるんで、「この間、野球チームの集まりに行ったの??」とか。
それも、飲み会で宏崇と話してるときに野球の話が出て、宏崇に「野球やるんすか??」と聞かれ、「昔やってたことがある」という話から繋がったものなんで。

――ビジュアル系の中でも草野球のチームを作ったり、そこへ参加しているバンドマンもけっこういますよね。
宏崇:そう。俺もSoanさんも所属している、ビジュアル系バンドの面々が集まっている野球チームがあるんっすよ。
そこにはポジションごとにいろんなバンドの人たちが集まってて、みんな練習や試合の日に上手くスケジュールが合えば参加するんっすけど。
それぞれ忙しい人ばかりなんで、なかなか参加するのが難しかったりもする。Soanさんとも、まだ会ったことないですもんね。
Soan:お互いの日程的にね。1月も、宏崇はツアー先だから参加できなかったし。

――同じチームということは、試合などは、他のチームと対戦してるんですか??
Soan:同じチームと言っても、さっき宏崇が言ってたように、けっこうな人数がいるんで、そのときに集まったメンバーの中、2チームに分かれて試合をしたり。それくらい所属している人数が多いんですよ。


いきなり横浜スタジアムで試合って、突然「今から日本武道館でライブしろ!!」と言われてるみたいな感じでしたからね(笑)。
――同じチーム内で試合が出来てしまうくらいの人数がいるって、なんかすごくないですか??

宏崇:すごいっていう面で言うなら、俺、一番最初に参加したときが、いきなりの対外試合のときだったんですよ。
相手は、音楽関係の人らが組んでいるチームで、試合会場が横浜スタジアム。
初参加で、いきなり横浜スタジアムで試合って、突然「今から日本武道館でライブしろ!!」と言われてるみたいな感じでしたからね(笑)。
Soan:早朝レンタルパターンですね。オフシーズンのときなど、時間帯によってはかなり安く貸してくれるんですよ。
宏崇:そう。ただし、使用時間は限られてるんですけど。
でも、野球の場合けっこうな人数が集まるから、横浜スタジアムを借り切って試合をしても一人二千円くらい。
しかも、プロになった気分で試合が出来ますからね。
あの広さにはさすがに最初はビビリましたけど(笑)、普段は経験できないことだし、観客も誰もいないからメッチャ静かだし(笑)。
Soan:無観客試合だからね(笑)。

――お互いポジションは何処なんですか??
Soan:俺は、左投げ左打ちなんで守りやすいところが限られてくるように、現在参加させてもらった時はファーストをやらせてもらっています。打順は、その日その場次第です。
宏崇:俺、最初はライトの8番…ライパチから始まってます(笑)。俺、もともと打つ専門みたいな感じなんで。
Soan:DHなんだ。
宏崇:そう。と言っても、昔と違って、今はそんなに打てないんだけど(笑)。
Soan:昔はそんなに打ってたの??
宏崇:少年野球をズッとやってて、中学の頃までズッと4番ファーストだったんですよ。ただ、守るほうは昔から苦手で。
Soan:飲み会もね、そういうほうが話に花が咲くし、すぐに仲良くなれますからね。
宏崇:逆に機材の話をされても自分は困るというか、そんなマニアじゃないんで。
Soan:俺もそうかも。。。

――お酒の席での話って、ほとんどが記憶にも残らない他愛もない話ばかりですからね。とくにテーマを持って話すわけでもないし(笑)。
Soan:お酒を飲むのに、「今日はこのテーマで話そう」とか無いんで(笑)。
宏崇:テーマがあったところで、誰にも発信されないですからね(笑)。
Soan:確かにね。


みんなでジンギスカンを食べに行ったとき。そこでカンパリオレンジを二杯呑んだとたん、そのままトイレに籠もりっきり状態。中で、ライブ一本分くらいの汗を流して出てきました。
――1回目のときも言ってましたけど、宏崇さんは以前まで呑めなかったんですよね。
宏崇:まったく。
自分が呑めないので飲みの席にも行かないければ、飲み会の場へ行かないのをわかってるから誘いも来ない(笑)。
でも、飲み会に行って飲むようになってからは、こうやって繋がりも増えれば、いろんな誘いも受けるようになりましたからね。
ホント、飲み会へ参加し始めてから人の交流はメチャクチャ増えました。
Soan:呑むようになったきっかけって、何だったの??
宏崇:そこははっきり覚えてないんですよ。
Soan:何時しか、自然と身体が受け付け始めたんだろうね。
宏崇:昔は、ちょっとでも呑んだらすぐに終わってたんですよ。
覚えてるのが、北海道へ行ってみんなでジンギスカンを食べに行ったとき。
そこでカンパリオレンジを二杯呑んだとたん、そのままトイレに籠もりっきり状態。中で、ライブ一本分くらいの汗を流して出てきたっていう。
しかもそのあと、「俺、病院行かな、病院行かな」とズッと言ってた(笑)。それくらいお酒弱かったんですよ。
Soan:それが今や、普通に呑めるようになった(笑)。

――Moranのメンバーは、みなさん呑むんですか??
Soan:多分好んで呑まないと思いますね。
唯一viviがワイン好きなんで、家で呑んだりはしてるみたいですけど、バンドで呑みに行くことはここ最近はほとんどないです。

――と言うことは、Soanさんが呑みでも渉外担当と(笑)。
Soan:5人の中で捉えたらそうなりますね(笑)。
うちは閉鎖的なメンバーが多いんでね。
R指定はみんな開放的だよね。
宏崇:うちはそうっすね、全員が開きっぱなしです(笑)。
Moranの場合、その扉をどう開けるのかが面白いんっすよ。
とくにSiznaさんとか、まだ1回も扉を開けたことがないんで、それをどう開けようかとか(笑)。

――呑みの席は、相手の心を開くのに適した場所ですからね。
Soan:そこは、心を開かせるきっかけの場ですよね。
そういう面でも、外へ出て交流の機会を持つのって大事なことなんですよ。
宏崇とも、上手く日程が合えば、今度は一緒に野球をやりたいよね。

<来週の第3回へ続く⇒2/24(火)更新>



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