2015年11月22日に東京ビッグサイトで開催されたボードゲーム・カードゲームのファンたちが集まった即売会「ゲームマーケット」。
そこで筆者がを購入したカードゲームのひとつ、ネットで定番のネタとして広く知られているアレをテーマにした「クッコロ~オークと姫騎士~」を紹介しましょう。
タイトルから連想される通りオークと姫騎士の闘いをテーマにしており、牢屋パートで敗れた姫騎士たちが、抵抗する気力を奪われていくというネタ要素たっぷりなゲームです。安心してください、もちろん健全なゲームです。
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■超強力な特殊召喚も!最後の最後まで一進一退の攻防が続くのが大きな魅力
まずはパッケージとゲームの付属品から。スタンダードな感じですが、用意されているトークンやカウンターはすでに切り抜き済み。購入してすぐゲームを始められるのはありがたいですね。 このテーマで重要な姫騎士たちのカードは複数用意されており、どれもみんな可愛いイラストとなっています。満足感を高め。 そして実際にゲームをプレイしてみましょう。まずは3箇所用意された「戦場(カード置き場)」へ、各陣営のプレイヤーがキャラクターカードやアイテムカードをセットしてオープン。合計の戦闘力で各戦場の勝敗を決めるという感じです。 複数のカードの構成が特定の条件に合致すると追加ボーナスもあり、このあたりTCGのような雰囲気もあります。
オーク側にも超強力な付加効果を持つゲーム中最強ユニット召喚能力などもあり、やられてばかりではありません。 ただし、もし倒されてしまえば相手に有利を与えてしまうことになり、メリットのみの行動はほとんどないので戦略も重要となってきます。 そして戦場での闘いが一段落したら……皆さんおまちかねの牢獄で敗れた姫騎士たちが抵抗する気力を奪われていくシーンへと移ります。
敗れた姫騎士たちには各々に残りの精神力が設定されています。
これは場面経過でも減っていきますが、そんな悠長なことをしていられないとばかりに触手(!)などのアイテムを用いてあの手この手で姫騎士を堕としていくことになります。
さすがにこの展開は「くっ、殺せ!」のネタを知っている人同士なら会話が盛り上がりそうですが周囲に気をつけてくださいね。もちろんこれはあくまで健全なゲームですので、我々にはナニが行われているのか知るすべはないのですが。
対する姫騎士側もアイテムを用いて仲間が堕とされるのを遅らせることができますが、決してアイテムの数は十分ではありません。この辺りどの仲間を守って、どの仲間を見捨てるかというジレンマもゲーム性を高めています。 ゲームはこの2つの場面を繰り返してオークが一定数倒されるか姫騎士が一定数堕とされるかのどちらかで決着が付く形となります。一度戦場に出たカードは大抵の場合大きく消耗してしまい、連戦での敗北はまず避けられません。
オーク側はいかに被害を少なくし時間を稼ぐか、姫騎士は敗れた仲間のタイムリミットとの勝負となる形となり、ゲームの終了直前まで一進一退の攻防が続き、最後まで勝敗が逆転しうる内容は始めは軽く遊んでいたプレイヤーもゲームに熱中させる魅力に繋がっています。
全体的にゲーム性とテーマ性が上手く融合したこのゲーム、製作されたサークル「ナコシ書房」さんは聞けば初めてのゲーム制作とのこと。次回作にも期待が持てますね。
こちらの「クッコロ~オークと姫騎士~」は「ゲームマーケット」では即完売してしまったようで、現在増産が予定されているようです。委託なども予定されているとのことなので気になる方はチェックされてみると良いでしょう。
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コメントを書くSUGITAがやってたな