トランプ大統領は8月28日、「連邦建築を再び美しくする(Making Federal Architecture Beautiful Again)」と題した大統領令に署名し、連邦建築の標準デザインとして古典主義様式を採用する方針を明らかにした。

この大統領令では、政府職員がブルータリズム(粗野主義)やデコンストラクティビズム(脱構築主義建築)など、現代的な建築様式で連邦建築の計画を進める場合には、30日前までに大統領へ報告することが義務付けられている。命令はこうした現代建築様式を好ましくないものとし、今後多くの連邦建築プロジェクトで採用しない方針を示した。

大統領令には次のように記されている。

「連邦の公共建築は、公共空間の質を高め、美しく保ち、人々に感動を与え、アメリカの威厳を示し、国民の尊敬を集めるものでなければならない。公共建築であることが一目で分かるよう配慮し、必要に応じて地域の建築