デクラン・ガンリー氏は、脆弱な海底ケーブルへの依存を断ち切り、宇宙空間に新たなインターネットの代替網を構築しようとしている。

地球からおよそ600マイル上空を、光速でデータを運ぶ衛星群が周回している――それがガンリー氏の描く「アウターネット(Outernet)」の構想である。自己完結型のデータ・アーク(データの方舟)として、世界の最も重要なデジタル通信を担う「バックアップのインターネット」を目指す。

通信企業リヴァダ・ネットワークス(Rivada Networks)のCEOであるガンリー氏によれば、現行の通信ネットワーク――スターリンクを含むすべてのグローバル通信――は現在、一般のインターネットを経由しており、「悪意ある脅威に満ちた穴だらけの公道」である。一方、アウターネットは完全に独立しており、通信は宇宙空間内で完結する。地上インフラを通さず、レーザーリンク衛星ネットワークを通じてユーザ