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小飼弾の論弾 #190「M1 Mac購入記念、歴代Macノートブック勢揃い&パソコン業界の未来を予想」
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小飼弾の論弾 #190「M1 Mac購入記念、歴代Macノートブック勢揃い&パソコン業界の未来を予想」

2021-02-27 07:00

     「小飼弾の論弾」で進行を務める、編集者の山路達也です。
     無料公開部分の生配信およびアーカイブ公開はニコ生・ニコ動のほか、YouTube Liveでも行っておりますので、よろしければこちらもぜひチャンネル登録をお願いいたします!

     今回は、2020年11月24日(火)配信のテキストをお届けします。

     次回は、2021年03月02日(火)20:00の配信です。

     お楽しみに!

    新刊『小飼弾の超訳「お金」理論』

    「ブラック労働者」をやめましょう。「お金を増やさねばならない」思い込みを捨てましょう。働いたら負け。もう労働には価値はない。理想は、誰でも自由に生きて食べていける世の中。なのに、いつまでも「お金」に振り回されるのはなぜか―――。
    『小飼弾の超訳「お金」理論』では、世界を動かしているお金の仕組みと、お金との付き合い方をやさしく解き明かします。

    2020/11/24配信のハイライト

    • パスワード付きZip廃止とApp Storeの手数料削減の話題
    • 歴代Macを紹介:PowerBook Duo280cからPowerBook G3
    • 歴代Macを紹介:MacBookからMacBook Air、MacBook Pro、M1 Mac
    • 視聴者メールへの回答と「M1 Macに飛びついてはいけない人」
    • 「Surfaceに引導を渡す」M1 MacとこれからのPC

    パスワード付きZip廃止とApp Storeの手数料削減の話題

    山路:机の上にやたら物、置いてあるじゃないですか

    小飼:なんかすごい、下にもけっこう置いてあるんだけど、もうなんか今日はすごいよ。

    山路:Mac祭。

    小飼:今日はすごいよ。今日はご覧の方は、本当に眼福ですから。

    山路:まぁまぁ、みんながMacファンとは限らんと思うけど(笑)

    小飼:とくにマカーのみなさんは今日は眼福のはずですから。

    CPU4世代にわたるMacノートブック集合

    山路:これしかも、このゴールドのやつ、もしかしてこれは……

    小飼:はい、これM1です。

    山路:早いなぁ。じつは私も注文してるんですけど、まだぜんぜん届く気配がないですよ。

    小飼:これは現物買しました、銀座で。

    山路:ふらっと行って今、置いてます、現物?

    小飼:その前にふらっと行って入れるかどうかっていうのが問題になるんですけど。僕の場合、入れちゃいましたね。だから入れれば、あるかな。在庫はけっこう潤沢にありますよ。僕の場合はもうキーボードがUS配列でないと駄目なので、Appleから買うしかないんですけど。日本語キーボードの人であれば、量販店の方がいいかもしれない。

    山路:ポイントも付くし。まぁちょっとですけどね。じゃあちょっと後で、それこそM1 Macどころか、もっとさらに濃いマシンからの話も行くんすけど。最初はちょっと時事の話から行きますかね。デジタル絡みの話でじゃあ行きますか。この、バックスクリーンついてなかった(笑)、まぁいいや、最初、パスワード付きZipの話から行きますかね。

    小飼:これか、ちょっと待ってね。これで入るかな。寝てるだけ?

    山路:しまった

    小飼:ああ、HDMIがささってないですね。通電はしてる。

    山路:どうもすみません、見苦しいところを。

    小飼:ちょびっと。今日は見苦しいところ、いっぱい出てくると思います。

    山路:なんだそりゃ(笑)

    小飼:はい。何もかもぶっつけ本番なので。外部機器からの入力がありません、これ生きてる?

    山路:これは行ってる。行った行った。

    小飼:はい、お待たせしました。

    山路:デジタル……

    小飼:PPAPか。

    山路:パスワード付きZipを暗号化して送る、とか。なんだっけ、何の略だっけ、PPAP。冗談から始まったやつですよね。

    小飼:滅多になくて、あっても「お前がおかしい」で終わっちゃうんですけど。そうでない方もけっこういらっしゃるということで。

    山路:あれをまぁちゃんと霞ヶ関の方でも廃止しようぜと言ったということなんですけれども。で、これって弾さん的には歓迎すべきことなんですよね?

    小飼:歓迎すべきことじゃなくて、なんで今までやってたのと言う。だから、不歓迎なことが無くなった、ですね。

    山路:ちなみに、改めてなんですけど。このパスワード付きZipをメールで送ることのまずさってのは、まずそのパスワードを仮に別のメールで送っても盗聴とかをされてるんだったら、簡単に盗まれちゃうよってことと、更にZipのパスワードによる暗号化っても別にぜんぜん大したことがないしたことがないという。更に下手するとパスワード付きZipで送ることでマルウェアとかも送りつけちゃうことができちゃうかもしんないっていう。三重四重に。

    小飼:そうそう、だからDropboxなりGoogle Driveなり、Apple製品で全部固めてる人であれば、iCloud Driveなりでやって、どうしてもパスワードつけたいと言うのであれば、Messageでやるべきですね。普通は伝送路が暗号化されてれば、いらんはずなんですよ。

    山路:あー、なるほどね。そもそもZipで固めること自体はどうなんすかね。今時固めなくてもいいんじゃないかっていう気がしなくもないんだけど。

    小飼:えーと厳密な話をすると、たとえばOfficeの、今時のOfficeの最後がXで終わるやつというのは、

    山路:ああ、docxとかxlsxとか

    小飼:はい。じつは僕がZip圧縮が透過的にかかっているので。厳密な話、あとjavaのファイルの、.jarというのもあるじゃないですか、あれもZipで固めてたり、あとマンガビューアとかのCBZとかっていうのもじつは裏でZipで固めたりとかもしてるので、そういうのを除けばあまり意味ないんじゃね、今どき。

    山路:しかしまぁ、こういうこともようやくちゃんと言う人が出てきたって、当たり前のことを当たり前のようになったっていうのはけっこういいことかなと思いましたけどもね。

    「ワニ動画大臣の評価はいかがですか」(コメント)

    山路:ワニ動画大臣? ああ、ワニ動画を国会で

    小飼:今何やってんだっけ、ワニ動画の人。

    山路:ワニ動画の人って結局何の大臣になったんだっけ。

    小飼:なに大臣だっけ。

    山路:それはちょっと忘れてしまいましたが。

    「みんな無意味だと思ってたけど、社内規定で」(コメント)

    山路:社内でパスワード付きZipにして送るっていう、

    小飼:あ、デジタル改革担当相なんだ、ごめんなさい。

    山路:あ、そうなんだ。ワニ動画大臣、そうだったんですか。

    小飼:動画を見てたからデジタル担当になったとかそんな話だったっけ。

    山路:そうなんだ(笑)。

    小飼:でもハナからちょっとあまり期待してなさすぎてて、担当大臣の名前、そういう担当大臣ができたということまで知ってるけども。

    「EM菌が大好き」(コメント)

    山路:あー、なんかそんな様な話は聞いたことありますけどね。とりあえず、デジタル庁絡みの仕事をちゃんとやってくれるんだったら。

    小飼:広告ありがとうございまーす。

    山路:ありがとうございます。あと社内システムとかでパスワード付きZipを自動的に送るようになってるとこ、あるじゃないですか。あんなとこけっこう、

    小飼:えっ、どこの話?

    山路:いやつまり、送信をしようとするともう社内的に自動的に送るようにしてるとこもあったりするわけですよ。

    小飼:バッカじゃねえの

    山路:いやあるんですよ、本当に。本当に。恐るべきことに(笑)。そういうところとかやっかいですよね。

    小飼:だからビジネスごと滅びないかな、それって。だから、そういうので淘汰されるのは正しいと思うよ。だからもうこの番組やる都度、何らかの形で言ってるのは、もう会社とかっていうのは、組織とかっていうのは道具なんだから、使えなくなったらもう潰しゃいいじゃんと。人が潰れなきゃいいんだと。前からずーっとそう言ってるんだけどね。

    山路:これ、パスワード付きZipを廃止するとして、その代わりとしてはDropboxとかということですけども、それ、何て言うのかな、

    小飼:別にDropboxである必要はないのよ。でも今時のファイル共有サービスっていうのは本当にE2E暗号化してるし、べつにDropboxっじゃなくって、最近Dropboxイケズでさぁ、無料なのは3台までなんだよね。

    山路:また変わったんでしたっけ。あ、今は3台になったんだっけ。

    小飼:3台になりました。そういう制限が嫌な人は、OneDriveでもいいし

    山路:ああ、OneDrive、タダのがけっこうデカかったような。Googleドライブも、今タダが何GBまでだったかちょっと忘れたけども。ただそこんところの、また社内でいろいろ講習とかをやんなきゃいけない企業も多いんだろうなあ。ちゃんとその辺は言ってもらいたいですよね。じゃあ、そろそろなんかもう一つだけ、これApple絡みでまたニュース、App Store手数料が30パーから15パーになったっていう

    小飼:中小企業には。で、Apple的な中小企業のdefinitionっていうのはmillion dollars yearだっけ、

    山路:売上が1億円以下という、

    小飼:1億円、100万ドル以下。

    山路:うまい手だと思いましたけどね、なかなか。要は本当に90パーセント以上の中小からは文句が出なくて、なおかつ稼ぎが、自分とこの稼ぎは減らないという。で、Epicとかなんかの口封じにもなるんじゃないのみたいなことを。

    小飼:どうなるんだろうね。

    山路:これってこれで今回揉めてたEpicなんかの騒動って片つくと思います?

    小飼:いや今後もいくらでもケチつけたい人というのはケチつけてくるでしょう。ただEpicなりにちゃんと自分で曲がりなりにもストアを用意してっていうところまでできる経営体力のある所っていうのはどれくらいあるのかな。だから反旗を翻すのはそんなに難しいことではないんだけれども、っていうやつですね。

    山路:あとこれAppleが15パーにしてきたことで、逆に自分とこでそういうコンテンツサービスやってるところはきつくなんじゃねえのみたいな。

    小飼:それそれ

    山路:これってAppleに圧力かけてるつもりかもしれないけど、他の会社を追い詰めてるぞ、って思うんですけど。

    小飼:あるいはAmazon並みに細かくやる、細かくかつえげつなくでやるかだよね。えーと7割もらうための条件って何だったっけ。

    山路:ああ、あのKindleセレクトとかの話?

    小飼:Kindleとかの話。

    山路:Kindleセレクトとかに登録して、とかなんかそんなんがありましたね。で、あとはKindleストアだけで売るとか。

    小飼:ああそうだ、exclusivityがあった、要するに他のストアで売れないと。

    山路:そうそう。そういうこともなんかこうけっこうAmazonとかもこの勢いでついでに圧力かけられちゃうんじゃないかみたいな。ついでに言っとくと、このニコ生も30パー取ってますからね(笑)

    小飼:えーそうなの? そうなのー?

    山路:これ、たぶん他のいろいろwebサービスとかやってる会社とかって、Epicが騒ぐの「もういい加減にしてくれよ」と思ってたんじゃないのかなと思うんだけどな。

    小飼:そうだったんだー。

    スタッフ:YouTubeも30パーセントです

    山路:YouTubeも30パー。

    小飼:いや、だから、結局は業界相場ではあるんだよね、30パーセント。App Storeが30パーにしたから、業界全体そうなったのか、、元からそのへんが落とし所……

    山路:App Storeのほうが後だったと思いますけどね、30パーの相場は

    小飼:わりと後だよね。

    歴代Macを紹介:PowerBook Duo280cからPowerBook G3

    山路:だから、けっこうみんな藪蛇になっちゃったんじゃないかっていう、ここで笑うのはじつはAppleだけなんじゃないかという気もしてますけどね。

    「ニコ生は儲かってないから許してやれ」(コメント)

    山路:(笑)。たしかにそうですよね。小さい所ほど、たぶん料率は大きくしないときついんですよね。じゃあさっそく、新しいMacの話行っちゃいますか。

    小飼:もう行っちゃいますか。もう行っちゃいますかっていうと、さっきからずっと使ってるんですけどね。こっちが新しいので、こっちが古いのです。

    山路:全然わからん(笑)

    小飼:全然分かんないでしょ。僕も全然わからないので、だからせめて色違いということで。ここも変わらないんだよね、ここも変わらないんだけど、こっちはファンついてます。こっちは古いほうね。こっちはついてないです。

    山路:あーなるほどね。そうか、前のはAirもついてたのか。

    小飼:今回の放送のために、前のやつもOS、Big Sirに上げたんですよ。で、上げてる最中がファアアアアアアア。

    山路:何気にちっちゃいのにうるさかったんですよね。

    小飼:小さいからうるさいの。

    山路:排熱の

    小飼:そう、逆にファンを静かにさせようと思ったら、筐体はすごくデカく作って、それでファンをゆるーく回すのが。

    山路:PS5みたいな、それこそ。

    小飼:PS5どうなんですかね。

    山路:めっちゃでかいらしいですよ。

    小飼:めっちゃでかいのがついてるけれども。

    山路:なんか音静かだって言いますもんね。

    小飼:形から、なんであんなエキゾチックなでかい形にしたかって言ったら、やっぱり熱処理なんでしょうね。で、新しいXboxも、まさに煙突じゃないですか。

    山路:なるほどね。

    小飼:一つ前のMac Proのシャーシ。火鉢みたいなやつ。

    山路:いやいや。しかしそれにしても、やたらとMacないですか。これ(笑)

    小飼:ちょっと我ながら呆れる。

    山路:どうしましょうか、それぞれのMac見ていきます? それともM1の方を先に行きます?

    小飼:どっちが、ここでアンケート取ります? 順時系列がいいか、逆時系列がいいか。

    山路:これ相当、骨董品と言ったら失礼だけども、かなりの年代ものっすよね。

    小飼:年代物ありますね。ディスプレイがdimされてるけど、ちゃんと生きてるかな。

    山路:これはでも、MacOS X、まだmacOSって言わないで、そのMacOS Xと言い始めた頃のやつですよね。

    小飼:はい。

    山路:しかも全部現役で動いてる。

    小飼:全部ではないけれども、でもそれはちょっと後のお楽しみに。

    山路:これは質問は時系列か逆系列か。あ、速い。

    「山路さんは買った」(コメント)

    小飼:注文はしてるみたいですよ。

    山路:そうなんですよ。私、カスタマイズと言うかBTOで買ったんで、ストレージを増やしたらBTOになっちゃうんですよね。店で買えなくて。最短で12月13日着なんですよね。

    小飼:僕から見ると訳わかんないんですけど、2TBよ。

    山路:いや、ストレージは大きなものを買っておけという(笑)、昔からのね。

    スタッフ:結果出しまーす。

    小飼:はい。おお、古いほうからがいい。

    山路:古いほうから?

    小飼:じゃあこいつらはもうちょっと後に置いときましょう。でも、時々今バッテリーの持ちの比較をしたりしたいので、時々起こすために僕がちょこまか動きますけど、そこは勘弁してくださいね。(舌打ち)ぜんぜん減らねえ。

    山路:舌打ちをする意味がわからない(笑)。何がこの中で一番古いやつですか。

    小飼:今出しまーす。ちょっとその前に、これを、寝ないように。よいしょ。

    山路:弾さん、パソコン、もっと買い換えるために捨てるんかと思ってたら。これは?

    小飼:これは何でしょう。そうそう、これもちょっとコメントで、コメントで打ってください。これは何という名前のMacでしょう? PB100までではないな、それよりは新しいかな。いや、デュアルブートしません、これ。
     おー凄い正解が出ない。というか正解が出ないくらい古いけれども、一番正解に近かった方、PowerBook100って言ってましたね、それよりは新しいです。カラーです、一応。Duoです、そうです。ただDuo280cですね、これは。68Kです。始めのアーキテクチャです。これはOS X走らないです(笑)。

    山路:68000。これって一番最初の、ほんとにデスクトップのMacと同じ

    小飼:たぶんMac OS 8にしてると思います。で、ちょっとですね、ACアダプターが見つかりませんでした。液晶の大きさはですね、いわゆるVGAというやつで、640×480。

    山路:ふち広いなー(笑)。ベゼルが広い。

    小飼:ベゼルと言うべきなんでしょうかね、これ。

    山路:640×480って言ったら、もう本当にもう画面の1/8ぐらい?

    小飼:うん、iPad miniぐらいのサイズですかね、これ。

    山路:いやすごいな。これ何年でしたっけ。

    小飼:これは1995年なんじゃない、いや5だと思いますね。今の妻と同棲し始めたあたりくらいかな。

    山路:思い出の品(笑)

    小飼:妻に、これ買うために借金したのよく覚えてますよ。

    山路:いろいろな意味で思い出の品だな(笑)

    小飼:50万円したかな、しないかな。まぁDuoって言ってるくせに、まあまあいい値段はしたと思います。

    「ヒモやんけ」(コメント)

    小飼:否定しない。

    山路:まごうことなきヒモですよね。

    小飼:否定しない。まぁでもこれのおかげで、ある意味ヒモを脱せたので。これのおかげで稼ぎが増えて、これを買った当時はですね、確か椎名町ってところですね、池袋の隣というか、隣だったっけ

    山路:有楽町線?

    小飼:いや違う違う、西武池袋線。

    山路:ああ、西武池袋線か。

    小飼:まぁとにかくいろいろボロいところだったんですけど、すごい便利なところで、便利だけれどもボロくて安くてっていうところで。その後で中目黒に引っ越したんですね。

    山路:いきなりだな(笑)

    小飼:これの稼ぎのおかげで。

    山路:それでなんかプロバイダーとかの立ち上げやってたんですか?

    小飼:そうです。特に活躍したのはここにRS422と。これでモデムに、設定するための機械、コンソールに繋げるわけです。それでモデムもついてます、ここに。

    山路:Macは232Cじゃないんだよな。RS422だったんだなあ。

    小飼:422です。まあでももちろん232Cに変えられるんです。あとここに、Duo Dockというバックが付いていて、ここにイーサネットアダプターとか、要するにDockができたんですよ。

    山路:奥さんの投資、すごいコスパ良かったんですね。

    小飼:そうですね。ナイス餌付けですね。

    山路:ナイス餌付け(笑)

    小飼:ほんとに餌付けされたようなもんなんで。餌付けされたんで。

    山路:ただ当時のプロバイダーとかの設定みたいな、設定というか立ち上げとか何かって、Macでできたんですか?

    小飼:Macが良かったんですよ。やっぱけっこう大きかったのは、これいまだに言ってるんですけれども、ちゃんとキーボードにCommandキーとOptionキーとControlキーがあります、これWindowsの場合、ここがあれになっちゃってるんですけれども、Windowsキーになっちゃってるんですけれども。
     ちなみにEscapeがここにあると言うね、ちょっと今どきのMacから見るとちょっと変態っぽい、でも一番大きいのはControlがちゃんとわかれてるってとこなんですよね。だからターミナルとか使う時に、CommandとControlというのはちゃんと安全にControl + vでペーストできるわけですよね。これがあるおかげで。

    山路:あ、なるほどね。

    小飼:だから当時からそうだったんですよ。

    山路:Mac上でUnix動いてなくても、そのターミナルで繋いで使うときに重要だったんだ。

    小飼:そう、まだXが動く前なんですよ。だからこれ使ってた頃っていうのは、まだこれの主な用途というのはTCP/IPで上がる前、だからもちろんこれMacTCPも入れてたんですけれども、でもその前にだからここにモデム繋いでピーヒャラやってたから、NIFTY-Serveとかにつないだり、お客さんのとこに、FAXモデムというのがついてまして、

    山路:懐かしいなあ。えっ、これついでるんですか?

    小飼:ついてます。もう当時からありました。FAXstfとかソフトウェアもありました。

    山路:懐かしいなぁ。「ダイヤルアップ接続の頃」(コメント)って書いて、そうですね。

    小飼:後にちゃんとちゃんとDockを買って、ここにDockをつけて、そこにイーサネットアダプターが付いてたので。なんですけど、Unixじゃねえんだよ、こいつは! アプリがクラッシュするとシステムがクラッシュするやつだったんですよ。なんか懐かしいなぁ。

    山路:あの頃の、その頃の90年代のMacってめちゃめちゃ安定性が悪かったですよね。

    小飼:まあまあ、今の、でもWindowsはもっと悪かったからね、じつは。

    山路:いやーただ私DTPとかで90年代Macに苦しめられたことがあったから(笑)、Macにはなんかよく止まるなぁってイメージが。

    小飼:今、OS落とすにはあれだもんね、デバイスに何かないとあれだからね。

    山路:ごく稀になんかでかい、なんかそういうシステムのバグみたいなのある時もあるけど、なんかMacだと「畑」て入力したら落ちるとかいうのが10年くらい前にあったけど(笑)

    小飼:ずいぶん昔の話だね。でも、それよりももっと昔の話、ちなみにさっき言ったこれがき95年か、95だと思う。仮に95だとすると4世紀前ですね。だからうちのも長女が生まれる前です。

    山路:いや思い出の品っすね。弾さん最初に買ったのは、それこそMacのClassicとかSEでしたっけ?

    小飼:えーとですね、初めて僕が買ったパーソナルコンピューターというのはMacintosh SEでした。SE/30ですらない。

    山路:ノートとして買ったのはPowerBookのDuoが

    小飼:Duoではなくて、PowerBook145でしたね。だから、当時100と145と180が出てたんですけど、180が一番いい液晶積んでたんだけど、高すぎて、確かな70万円ぐらいしたんだよね。

    山路:すげえなあ、70万円(笑)

    小飼:で、当時STEPという、Macを安売りしてくれてるところがあって。

    山路:秋葉にありましたね。

    小飼:秋葉じゃなくて、行徳じゃなかったっけな、通販で。通販で買った。で、50万切ってる安って言うので、50万切ってる安って何だよって言うので、買ったのがあれでしたね。

    山路:いやーパソコン高かったな、Macが高かったのか。

    小飼:で、東京で今の妻のところに転がり込んで、やっぱり実際に使えるコンピューターが必要だと言うので買ったのがこれですね。

    山路:Mac OS 8の。

    小飼:買った時は7で、最後の頃には8になってたかな。

    山路:その次が

    小飼:その次でもなく、でもその次ぐらい、ちょっと今箱に入ったままで出しそびれたんですけど、2400というのを買って、それもまたMac OSは動かないんですけども、ついにPowerPCになりましたね。

    山路:2400ってわりとちっちゃいやつでしたっけ。

    小飼:これと同じぐらいの大きさですね、大きさとしては。

    山路:IBMが関わった……

    小飼:実際に作ってたのはIBMです。

    山路:小ささが人気だったんだけど、世界的にはあんまり売れなかったみたいな話を。そうでもなかったのかな。

    小飼:どうなんでしょうね。

    山路:なんか日本では人気でしたよね。

    小飼:日本ではとても人気でした。オン・ザ・エッヂで使ってたのもその2400です。

    山路:ほほほぅ

    小飼:オン・ザ・エッヂにいた頃に買ったのがですね、はい、注目。

    山路:でかいです。

    小飼:こちらです。あああ。ACアダプタ大丈夫かな。よいしょ。なんとですね、この子生きてます。じゃあちょっとあれだね、about出そう。拡大できるかな。

    山路:10.……

    小飼:2.8。にまでなってるんですけれども、買った時は、でももしかしたら今でもそうかもしれないけれども、Mac OS 9とMac OS Xのデュアルブートでしたね。あ、でもあれだな、OS Xしかないな。もしかしてClassicまだ生きてんのかな。ちょっと待ってね、Classic生きてるかな。ちょっと見てみましょう。

    山路:10.2だとJaguarとかでしたっけね。Jaguarだったか、なんかそんな様なコード名が。

    小飼:これ中国にも連れてきましたね、この子。

    山路:ああ、ターレンとか。

    小飼:ターレンにも行きました。あれですよ、メモリ320MB……。

    山路:320MB(笑)

    小飼:で、プロセッサがPowerPC G3の400メガヘルツ。

    山路:PowerPCで、これ、その時点でCPU移った後の、68000からPowerPCに移ったあとか。

    小飼:Copyrightを見ると2003てなってるので、そこまではOSをアップデートしつつ使ってたみたいですね。

    山路:しかし、初期のMac OS Xてあんまり実用的でないってよく言われてませんでした?

    小飼:けっこう実用的でしたよ。けっこうよくやってたのは、無線LANルーターにした。こっちでモデムに繋いでおいて、これで

    山路:ホットスポットみたいにして使ったってことか

    小飼:そうそう。これでdhcpdとかnatdとかを走らせて。なんですけれども、もうこれじつは最初無線LANで繋ごうとしたんですけれども、もう家のやつはもう暗号化の

    山路:WPA

    小飼:そうそう、にはもう対応してないんで、ちゃんと無線のIDは見える、ESS IDは見えるんですけど、もう繋げなくなってました。

    山路:5GHzに対応とかも全然してないはずですもんね。

    小飼:5ギガ対応してないけど、ちゃんと2.4も吹いてるよ。うちのWi-Fiは2.4もいちおう、やってます。

    山路:しかしネットって、これこの頃のMac OS Xって、ブラウザがInternet Explorer

    小飼:そうなんですよ。

    山路:たぶん今Mac使い始めた人は、Macに

    小飼:ちゃんとこれ、アクセスできてます。これexample.comでなんですけれども、いちおうちゃんとリロードすると。今ちなみに有線で繋いでます。で、まだこの頃はポートには蓋が必要だって思われてた頃なんですよね。

    山路:ほー。

    小飼:ほらほら。こんなですよ。これちゃんとハードディスクがカラカラ音するところが怖いんですけれど(笑)。

    山路:怖いっすよね。

    小飼:ちゃんと物理的に。

    スタッフ:それ一番右側のコネクタは電話線をつけるんですか? FAX?

    小飼:これモデムです。モデムもちゃんと内蔵、モデムも内蔵してたんですね。だからちゃんとFAXモデムにもなりましたよ。で、この円盤型のACアダプタ、こういうところはもう昔からAppleはAppleだったんだなあと。

    山路:あ、それACアダプタか(笑)

    小飼:ACアダプタなんですよ。

    山路:どうかしてるわ、その形(笑)

    小飼:どうかしてるでしょ、気が触れてるでしょ。これ、じゃせっかくなのでアクセス、実際ほかのところにも、Googleにアクセスできました、ちゃんと。こういうのが出ちゃうけれども。ちゃんとこれで。google.comで。

    山路:音してんなー。ここにも聞こえてきます、ハードディスク。

    小飼:httpsじゃないんですね、あ、ちょっと画面映せます? ちゃんとGoogle映ってますね。ここでちゃんと皆さんに見えるように。見えてるかな? ちゃんと僕の心読んだ方がいらっしゃいますね。

    山路:「阿部寛」(笑)

    小飼:警告が来るけども。Send it anyway……

    山路:「阿部寛お願いします」いろいろリクエストが

    小飼:ちゃんとGoogle先生は出てきますね。はい、じゃあ行きますよ。3、2、1、きましたー(笑)!

    山路:インターネット老人会のみなさんが

    小飼:はい皆さん拍手ー! これは本当にいっぱい仕事してくれましたね。これはまぁ、ちゃんと僕に現株やストックオプションをもたらしてくれたので。これは本当にミリオンダラーマシン言っても過言ではないです。

    山路:この時はUnixとして使ってたんですか?

    小飼:もちろん。あ、でも最初から出てた、最初に出てたのが10.0だったと思う。で、Classic環境で使ってて、最初の頃、使い始めた頃というはMac OS 9が多かったんですけれども、オン・ザ・エッヂ退職する頃にはもうほとんどOS Xで使ってましたね。

    山路:へええ。その頃なんかUnixマシンとして使ってた人って、割と少数派だったかもしれないですよね。

    小飼:だけれども、持ち歩けるUnixマシンっていうのでけっこう注目されてましたね。

    山路:あれ、その頃ってまだLinuxとかぜんぜんノートブックとかで出てた段階ではないか。

    小飼:でも今でもプリインストールって言うと、本当にDELLとどこだったっけ、プリインストールマシンを出してるの。

    山路:自分で工夫してやってた人がいたかもしれないけど

    小飼:当時Digital HiNoteというのを、今は亡きディジタルイクイップメントが出していて、ちゃんと買ってSlackwareインストールしましたよ。ちゃんとWindows 95とデュアルブートにしましたね。

    山路:いやーすげーな。なんかリアルに仕事してた戦友ですね、それは。

    小飼:そうなんですよ。だから何で趣味的な使い方って言われるかもしれないですけども、当時は仕事で必要だったんですよね。

    「Lindowsとかなかったっけ」(コメント)

    小飼:えーとですね、もっと後ですね。はっきり言ってもっと後ですね。

    山路:もうその辺の時系列、さすがに20年とかのスパンだとわかんなくなってくるな。こんな、このスロット、

    小飼:あのMacがintel化……あ、これは電池ですね。

    山路:ここのスロット。

    小飼:これ何? そう、僕もこれ考えちゃいましたけども、これ皆さんなんだと思います、これ? ここ、これ。

    山路:「フロッピー」ってコメントが。違うんですよ、これが(笑)。フロッピーじゃないんですよ。

    小飼:ちなみですね、光学ドライブは積んでおります。生きてるかな、これ。ビーンて音はするんだけど。

    山路:スイッチでは動かせないんじゃなかったでしたっけ。それってデスクトップから操作、

    小飼:ビーンと音がするんだけどね。これたぶん、ドライブごと外せるんじゃないかな。ドライブごと外せる。

    「PCMCIA」(コメント)

    小飼:おーすごい、PCカードとも言いますね。これちゃんと光学ドライブついてるんですけども。

    山路:えっ、あれ、抜けて、あ、そうなんだ。

    小飼:そう、けっこういい設計で、これ電池も入るし、ハードディスクも入るし。

    山路:付け替えできるやつあったなぁ。

    小飼:そうなんですよ。これはちょっとさすがに

    スタッフ:どこについてたんですか、ちょっと反対側で見えなくて。

    小飼:ここ、ほら。これの反対側に電池が刺さってます。電池生きてると言うね。

    山路:いやいやPCカードはあったし

    小飼:なんかなかなか贅沢な設計でしょ。

    山路:全部入りですよね、当時のある意味。

    小飼:ちなみにキーボードもですね、よく見るとこれ透明で、じつはボンダイブルーのiMacが出た後の機種ですね、これ。

    山路:ほほう。

    小飼:いくらだったっけな、これ。やっぱ50万円近くしたのは覚えてますよ。しかもこれ、ちゃんとWi-Fiカード入れたもんね。

    山路:これがPowerPCのG3

    小飼:G3。ちなみにG4も持ってるんだけど、ちょっとさすがに重くて。どうしても見たい? ただ動態保存状態ではないので。G4の方は。これも今日、本当に生きてるかっていうのちょっと心配だったんですけど、生きてましたね。

    山路:その次が隣?

    小飼:その次と言うのか、アーキテクチャを古い方から新しい方に行くので、まずPowerPCやりました、ごめんなさい、PowerPCじゃなかった、68Kやりましたよね。ちなみにこれはオーフォーティ、68040が入ってたはずです。

    山路:あったなぁ、それも。

    小飼:もう32ビットです。だからそれで言うのであれば、やっぱり無印の、ゼロ3つのもう初代Macとかがあったらもっと良かったんですけれども。

    山路:それはもうさすがに捨てたんですか? SEとかあの辺のやつは。

    小飼:SEは火事で一緒に燃えた。

    山路:ああ、そうかそうか。

    小飼:家に持ち帰ってて。じゃあこれはちょっと重たい? それにしても。確か3キロだったんじゃないかな。

    山路:もうノートではないよな。

    小飼:今の基準だとね。

    山路:で、次アーキテクチャ的には隣のiBook?

    小飼:これですね。Intel Macが売れるきっかけになったやつですね。一番最初のIntel Macっていうのは、PowerBookG4の筐体をそのまま使ってて、ただのMacBookだったかな、その時はMacBookだ。でも初めにMacBookってゴロを聞いた時に、だせえな、発音しにくいなって

    山路:当時叩かれた覚えが。

    小飼:だからPowerBookに比べて、なんて垢抜けない名前なんだなあと。すっかり根付いちゃった名前ではあるんですけど。でもやっぱり当時は、だからそこの部分っていうのは変わらなかったし、けっこういい値段もしたので。

    山路:そんなにバカ売れはしてないですよね。

    小飼:うん、だけれども当時からBootCampはあったんですよね。

    山路:その当時もうあったか。そうかそうか。

    歴代Macを紹介:MacBookからMacBook Air、MacBook Pro、M1 Mac

    小飼:でMacが、当時の基準で爆発的に売れるようになったきっかけと言うのはこちらですね。

    山路:私もそれ買いましたよ。

    小飼:はい、このポリカーボネートの。MacBookで、これは一番安いやつは確かに20万しなかった。

    山路:10万円台だったはずですね。

    小飼:いろいろいっぱい詰めても30万に達しなかったんじゃなかったっけ。

    山路:キーボードがひどかった覚えがある。

    小飼:ん?

    山路:キーボードがよくなかった。あれ、でもちょっと違う。

    小飼:これですよ。だからキーボードが、キーボードの違いをお見せしましょう。こっちの方はきちきちじゃないですか。だから今でもWindowsとかではよく見られるタイプの、要はキーとキーの間に隙間がほとんどないタイプですよね。こっちはまぁセパレート型というのか、チクレット型っていう言い方もしますけれども、要は完全に分かれてるのと

    山路:あれ? 買ったのと違うな。ちょっとキーボードが違う。もしかしたらもっとペナペナの。あ、そうかそうか、これMacBookか、私買ったのはiBookでしたわ。

    小飼:あーiBookもあったんだけれども。そもそもアーキテクチャが違うという。で、これは売れましたね。今はもっとMac売れてるんですけど、当時としてはMacでも仕事ができる、最悪Windows入るしっていうののきっかけになったのはこれなんじゃないかなと。

    山路:なるほどね。

    小飼:これはまだ、ちょっとあれだな、電池が。

    山路:今見ると、改めて斬新ですね、このポリカーボネートのデザインは。

    小飼:まあでもやっぱり頭一つ向けるきっかけになったというのは、これでしょう。

    山路:うんうん。楔形の。

    小飼:はい。

    山路:これ2代目ですよね。

    小飼:2代目というのか、一番最初のやつというのはここにパカッと開くタイプのポートがあって、USBポートが一個しかないやつ。

    山路:私、初代のMacBook Air買いましたけどね。

    小飼:いや、だから山路さんの方がすごいと思う、話を聞いてると。

    山路:あのジョブズの講演も、茶封筒から出すとこもリアルタイムで見ましたよ、現地で。

    小飼:Core2 Duoですね。なんだけれども、でも最初のやつというのをリアエンジンのポルシェ911とかに例えるのであったら、しかもじつはエンジンも6気筒でなくて4気筒の、スバル360のエンジンを積んだ、みたいな感じの(笑)。これは本当にまともで、これはもうまさにビートルに当たる。

    山路:どう考えても初代で、信者から金を掠め取って2代目作ってやろうみたいな感じの

    小飼:そう、だから2代目のやつで、まさにメインストリームですね。

    山路:この辺りからAppleハードウェアの製造技術がすごい良くなってきた気がする。

    小飼:と言っても、まぁ実際に作ってるのは中国のFoxconnの工場とかなんですけど、まぁそれはさておき。

    山路:なんかしっかりとした作り、設計とかが良くなってきた気がするんですよね。

    小飼:まぁユニボディというやつですね。

    山路:リンゴマークもひっくり返って、あれ、そうだっけ? あ、ほんと、そうか

    小飼:しかも光って、まだ光ってますね。光ってるというのか、バックライトが透けて見えるような構造になってますね。でも懐かしいって言って、そうですね、これが2010年。

    山路:そうか、もう2010年にはなってるか。

    小飼:わずか10年前っちゃ10年前ですよね。で、すでにiPhoneとiPadが出てましたよね。

    山路:みんなスタバで開いたでドヤ顔してたやつですね、これ。

    小飼:まだジョブズが存命で、Back to the Macって言ってた頃ですよね。要はiPhoneで培った技術を使ってiPadを作って、iPadで培った技術というのをMacに戻しましょうと。

    山路:これ筐体はもうユニボディになってたやつですよね。

    小飼:はい。これは本当に熱狂的に受け入れられましたよね。覚えてらっしゃいますか、広島弁の吹き替えの。

    山路:ジョナサン・アイブの広島弁で吹き替えのやつですよね。

    小飼:そうそう。

    山路:基本的に今のノートブックのデザインって、これをもうみんな踏襲してるとも言えるわけだもんなぁ。

    小飼:だから本当にノートブックの設計の基本になったんです。でも、まだ一つ、Back to the Macしきれてなかったところがあったと。

    山路:何だっけ。

    小飼:何が入ってましたっけ、これって。

    山路:Intel?

    小飼:そうですね。これもこれもIntelが入ってますね。だからもうMacはIntelが入ってるコンピューターになったんですけれども。iPhoneにもiPadにも入ってないですよね。だからそこの部分のBack to the Macというのは終わってなかったと。と言うというのが、いつかやるんだろうという風には言われてたけど、けっこう、これからさらに10年かかったことになりますね。

    山路:なんかめちゃめちゃ慎重ですよね、Appleって。

    小飼:で、めちゃくちゃ慎重なのかどうかというのは、これ意見分かれるところなんですけど、まぁそれでこれを見てもらいましょう。もう一度、Back to the Macというよりも、現在に来ました、はい。

    山路:両方ともMacBook Air。

    小飼:両方とも。

    山路:向かって左がIntelで

    小飼:黒い方がIntelで、金色のほうがM1。Appleシリコンですね、はい。

    山路:いや、本当にでも筐体全く同じなんだ(笑)

    小飼:ここまで同じかというね。だから、もう一度思い返してみてください、PowerBookをMacBookにした時というのは、確かに筐体そのままでしたよね。筐体そのままだったけども、あくまで実験というのか、恐る恐るっていうところはありましたよね。一緒にPowerBook G4も売ってましたし、アルミの。でもまだユニボディでなくって、MagSafeじゃないやつですね。それを見ると、MacBook Airもこれ筐体変わってないじゃないかと。
     で、実際その通りなんですけれども、一つけっこう決定的な違いがありまして。MacBook Airに関しては、もうIntel入ってるやつは新品で買えないんですよ。全部M1にしちゃったの。今M1しかないの、新しいやつは。MacBook Airは。

    山路:えっ、そうでしたっけ。ああ、そうなんだ。

    小飼:そうなの。Mac miniはまだIntelが入ってます。

    山路:併売してるんだ。

    小飼:そうそう。すごい高級なやつは、高い一番すごいMac miniはメモリーが64載って、10GB、要は10番速いイーサネットついているという、全載せすると50万円近くなるんだったかな。

    山路:Mac miniなのに……?

    小飼:ちゃんと売ってるし、13インチのMacBook Proのほうはポートが4つあるんですね、Intel版のほうは。っていうのも売ってるんですけれども。でも、MacBook AirはもうM1のしか、新しくは買えないんですよ。

    山路:思い切ったなぁ。

    小飼:だから、新品で買うとしたら在庫のみか、あるいはだから中古か整備済みのやつを買わなければいけないと思う、これのやつは。考えてもみてくださいよ、たとえばトヨタがヤリスを、今後のヤリスは電気自動車しかありませんと、EV版しかありませんと。

    山路:いきなりモデル切ったら

    小飼:で、ホンダのフィットがもうEV版しかありませんと。ハイブリッドも、そうでないのも売ってますよね。だからそれがなんと言えばいいのかな、それが普通のリスクの取り方だったのでジョブズの頃もそういうリスクの取り方。

    山路:確かに(笑)

    小飼:で、ジョブズの頃もそういうリスクのとり方をしてたじゃないですか。本番というのはシャーシが新しくなってからですよね。だったんですけど、なんかいきなり本番が来たという。言うので、だから使ってみてわかった、これはそうするだろうと。

     
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