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 「小飼弾の論弾」で進行を務める、編集者の山路達也です。
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 今回は、2026年3月24日(火)配信のテキストをお届けします。

 次回は、2026年04月07日(火)20:00の配信です。

 お楽しみに!

2026-03-24配信のハイライト

  • 通話アプリPOPOPOの感想と同期型通話について
  • 「Moltbook買収の狙いは?」と「OpenClawとAIのビジネスモデル」
  • 「AIのGPUは無駄なことしてる」と「RISC-Vの設計図は後出しじゃんけんの権化」
  • 「トランプはイランの誰と話す?」と「なぜ中東から肥料?」
  • 「アラスカ原油はどう?」と「オイルショック以上の危機」
  • 視聴者質問「マンガワン問題の影響」「ゲーミングPCの買い替えはいつ?」

通話アプリPOPOPOの感想と同期型通話について

山路:最初たぶん、軽い話題だと思うんですけれど。

小飼:山路さんがいつも軽いって言ってるのさ、

山路:いや、本当これは軽いと思うんだけど(笑)、

小飼:ポテトチップスが軽いとかっていうのに近いよね。

山路:カロリーはヘビーみたいな感じですね(笑)、

小飼:そうそうそう、あとで腹にズシンとくるというね。

山路:これ、POPOPOいかがですか?

小飼:何?(不思議そうな顔)

山路:(笑)もう、それ今、素で言ってる、完全に。

小飼:何ですか、それ。

山路:何ですかって、川上量生さんが始めた通話アプリ、

小飼:(コメントを見ながら)髪は刈りましたね、春なので。

「いちおうインストールしてみました」(コメント)

山路:って書いてる人もいますよね。通話アプリっていうことで、なんていうんですかね、通話アプリでユーザーはアバターみたいな、ホロスーツって言ってるんですけど、ガワ着るんですよ。で、通話をするんだけど、その時にべつにユーザーがアバターとかを操作するわけじゃなくて、ユーザーはもうただベチャるだけ、ただ話すだけ、友達なんかと。

小飼:何が面白いの、それならもっとまともなマッチアップとかがいっぱいある、

山路:私も正直アカウント作ってピンと来なかったんですよ(笑)、

小飼:それがすべてだと思いますよ。でもさ、川上さんってさ、KADOKAWAをだまくらかすのに成功したわけじゃん、なんで、だからさ、ちゃんと、その後にさ、引退はしてたのか。要はセミリタイヤはしてたわけか。なんでこの期に及んで、こんなの始めたの?

山路:そこのところからツッコまれるとは思っていなかったんですけれども。

小飼:だから川上さん、ビジネスを立ち上げるのはもはや必要ないよね。というのか迷惑だよね、はっきり言って。

山路:おっとっとっとっと(笑)。N高とかやってるじゃないですか。N高とか。学校ビジネスとか、

小飼:川上さんがやってる、始めたのは確かかもしれないですけれども。でも、N高も遡って考えると、それ以前に夜間校というのか、何て言えばいいのかな、

山路:通信制とか、定時制か、

小飼:定時制があったわけですよね。だから、それをアグリゲート、つなげるというふうにするのではなくて、わざわざN高を作ったわけですよね。今考えると、それが良かったのかなっていうのは。だから、これもまたキツい言い方だけども、余計なことしやがって。

山路:キツいな(笑)、キツいなー。

小飼:だってその役割をするものというのはすでにいっぱい存在してたんじゃなかったの? そう、定時制にしろ、通信制にしろ。

山路:そういうところをもっと梃子入れするなり、

小飼:だから通信を、それまでの通信制というのは一方的にラジオとかテレビで番組を流して、それに対するレスポンスというのをちょろっとスクーリングでやってという感じだけど、そこはちゃんと革命できたはずなんですよね。N高とか持ち出さなくても。でも、それは置いといても。何これ?

山路:要はClubhouseにアバターがついたみたいな感じですかね。音声で、Clubhouseって一時的に流行ったじゃないですか。

小飼:本当に一瞬、流行りました。(コメントを見ながら)あ、『ヘイル・メアリー』まだ見てないです。次の週末に妻と見に行こうかなというふうに思ってます。

山路:まあ、ということがで一瞬アプリのほうで第1位をとってたので、あえてPOPOPOを紹介してみましたという話なんですけれど。

小飼:声は自分の声なの?

山路:そうです、べつにボイスチェンジでもなくて、

小飼:いや、そうでなくて。今時の音声通信というのは帯域幅の制限がものすごいデカい時というのは、音声作るんですよ。

山路:生成AIが画像補完するみたいな感じで。

小飼:そうそうそう。今時のスマホのカメラは写真ではないっていうのと似たような。

山路:自分の声ではないと、そういう意味で自分の声ではないという。

小飼:そう、だから作り物だと。

山路:コメントで、

「おっさんばっかりの記者会見はキツかった」(コメント)

山路:ひろゆきとか庵野秀明とかがずらりと並んで、POPOPOの記者会見をやったそうですね。

小飼:そうなんだ。

山路:アバターを見せるっていうのは、話の流れに応じて自動的にカット割りをして映像が見るみたいな、そういうファミレスで話してるみたいな感じを目指してるっていうようなことを言ってましたけどね。

小飼:ファミレスで話してるか、最近の若者はファミレスでダベるほどの財力はある?

山路:確かに、

小飼:頑張ってサイゼでしょ、頑張ってサイゼでしょ。

山路:ドリンクバーと何か頼んだら、もう1000円はそれだけで超えますもんな。

「ペンギン村2.0」(コメント)

山路:ペンギン村って何かありましたっけ? ネットサービスだっけ?

小飼:いや、ペンギン村はアラレちゃんの、

山路:『Dr.スランプ』の、

小飼:住まいですね。

「ボッチでも使える?」(コメント)

山路:ってありますけど、これ一人では使えないですね、通話アプリなんで。

小飼:それだけで障壁、むちゃ高い。

山路:じつは私も同期型の通信って苦手なんですよ、弾さんとは対面で話すのはまだいいんですけど(笑)。電話で長時間話すとか、Zoomで長時間話すとか。同期型が増えてきたじゃないですか、最近。

小飼:なんでせっかく非同期に移行したはずなのになんで? っていう気持ちがある。

山路:しかし非同期が嬉しかったのはじつは一部のオタクだけだったんじゃないかという可能性もなきにしもあらず(笑)、

小飼:どうだろう。

山路:意外に世の中の過半は同期を求めてたのかもしれないと思ってますけどね。

小飼:いや、同期でなきゃいけないものはありますよ。「もしもし、オレオレ」みたいなやつは同期でないとちょっと。

山路:で、ちょっとこのPOPOPOでアバターという言葉が出たついでに、その流れついでに紹介しようと思ったんですが、Metaがメタバースをあんまり力は入れなくなってきてるなというのが(笑)、

小飼:というのか、ザッカーバーグが紹介したMetaの、本当にポンチ絵としか、

山路:Horizon Worldsね、それはもうさんざん擦られてるんですよね、

小飼:擦られてますよね、

山路:最初に出すのがそれかい、みたいな、

小飼:何億回目みたいな擦られ方はしてるんだけど。その後どうなったっていうのはね。

山路:いちおうVR版のHorizon Worldsを終了するっていったん発表したんだけれども、でもそれはやめてくれみたいなユーザーの熱心な声を受けて、いちおうちょっと継続しますよというふうになったという(笑)、

小飼:そうなんだ、

山路:だから熱心なユーザーは、まぁそれでも先行きは不透明で、あんまりMetaとしてはHorizon WorldsのVRのほうには、

小飼:社名まで変えたのにねえ、

山路:っていう(笑)。ただスマホのほうには力入れていくみたいな話もありましたけど。

小飼:またなんかあれなわけ、Facebookフォンみたいなことをやるわけ? (スマホの)Metaフォンみたいなことをやるわけ?

「Moltbook買収の狙いは?」と「OpenClawとAIのビジネスモデル」

山路:どうなんでしょうね、それ今からやるかねっていう、そこのところでまたMetaの動きでそれで言うなら、これですよ。MetaがSNSのMoltbookを買収という。Moltbookってちょっと1回『論弾』でも取り上げたんですけど、AIエージェントだけが参加できるSNSって謳ったやつ。そこでAIがガチャガチャ話して、新しい文化とか言語とか作っていくんじゃねえのみたいな意見もありつつ、じつはだいたい人間がやってたんじゃねえのみたいな意見もあって、だけどちょっとみんな生温かい目で見守りましょうかというところで、Metaがこれを買収したっていうんですけど。

小飼:でもこの名前はあの僕はけっこう好きだよ。Moltってどういう意味だろう?

山路:堀? それはmoatか、

小飼:この場合のMoltっていうのは脱皮。

山路:昆虫とかの脱皮?

小飼:そうそうそう、昆虫だけじゃなくて蛇とかの脱皮もっていうけれども。そこからとったんだろう、明らかにそこからとってますね。

山路:人間を脱皮した、みたいな意味なんですかね、Facebookから脱皮したみたいな。

小飼:それが一番近いんじゃないかな。

山路:(コメントを見ながら)AIのフリしたたくさんのインド人ってやつ?

小飼:そうそうそう。

山路:(笑)このMoltbookって、これって素人の意見なんですけど、そんなにすごい技術なんですか? このAIだけが参加できるSNSって、そこまですごい?

小飼:だから参加資格をどうやって審査してるのかという。AIのIDって、まだ規格とかないじゃないですか。たとえば日本だったらマイナカードとかありますよね。少なくともマイナカード自体は日本の、日本リージョナルって言うとちょっと怒られるな、ナショナルな規格だし、いちおう国外でも通用するようなプロトコルを採用してるわけですよね。で、AIに戻って、AIはそういうIDを持ってるの?

山路:まだまだこれからっすよね。

小飼:ねえ。

山路:そういうトラストな構造を作っていくのっていうのは、本当に。ただこれって結局そういうMoltbookみたいなことをいち早くやるような、優秀なエンジニアを雇いたかったということだとは思うんですけど、結局のところ。

小飼:どうなんだろうな、一昔前だったらそうなんだけれども。

山路:今はちょっと状況が変わってるって?

小飼:かつて優秀な人間を一生懸命探してたところがAIでいいや、にけっこうなってるし、AIのほう、あるいはAIのほうがいい。

山路:ただ、Moltbookで言うんだったら、言ってみたらこういう企画を立ち上げた企画力を買われたってことなんじゃないですか、

小飼:それはある。で、けっこう意外と買収の理由として、買収先の技術や資産を取り込むというのが陽、陰陽の陽、

山路:太極マークの、

小飼:そうそうそう、表向きの理由だとしたら、陰の理由としては、そのサービスを消し込みたい、なくしたい、商売敵に将来育ちそうなので、今のうちに目を摘み取りたいっていうのもけっこうあるんですよ。

山路:なるほどなるほど。Moltbookってそんな可能性を感じたんですかね?

小飼:さあ。

山路:なんかザッカーバーグ、そんなにじつは買収上手ではない……。でもInstagramで大成功してるし、WhatsAppでも成功してるし、それは成功と言えるのか。

小飼:でも、テックジャイアントって買収が決して上手いわけじゃないですよ。GoogleだってYouTubeを除けば、そんな成功例ってあったかな?Appleはけっこう成功してる一方で、買った会社の素性とかっていうのは、本当に法的に仕方なく公開しなければいけない分を除いては、大して公開してないですから。

山路:割と地味なバックエンドの技術みたいなのを買ってたりしますよね。

小飼:そうそうそう。でも一番でかいのはP.A. Semiかな、

山路:セミコンダクターね、Aシリーズのチップになってる、

小飼:そうです、だからあれは会社を買ったというよりも、人を買ったんだよね、どう考えても。

山路:あと、Beatsはブランドだしな。

小飼:そういうことです。あ、Beatsが一番でかいですね、

山路:金額的にはね。

小飼:金額的にも、名声的にも。

山路:私なんかの若者文化に疎い人間からすると、Beatsってピンとこない、すげーピンとこないブランドですけど、

小飼:僕もすげえピンとこない、

山路:弾さんもそうですか(笑)、

小飼:ぜんぜんピンとこないですね。

山路:おじさん二人がBeatsとは無縁の生活を送っていますけれども。

小飼:もはやBeastでなくて、Appleの一部門ですからね。

山路:AirPods Max出ましたけど、あれは買うんですか?

小飼:え? 長女買うのかな。僕はもう最新モデルのProを買ったので。だから僕は買う理由はないです。

山路:なんかもうMacBook Neoと同じ値段なんですけど(笑)。

小飼:そうね。最近のAppleはペリフェラルが高いのかな。Mac自身はそんなに高くないというのか、

山路:ぜんぜんターゲットは違いますけどね、MacBook NeoとAirPods Maxではね。ちょっとAIの話に行こうかと思うんですが、いくつかAI絡みのやつで気になるニュースがあったんです。まずこれ、このXの投稿にあったやつ、このAIがベンチマークテストをごまかすようになってきたという。

小飼:いやー、で、これ人間が指示してないというふうに言ってるんだよね。いや、ベンチマークというのは本当に、ごまかすため、そう、うやむやにするためにあるというのか、有名どころではGalaxyでベンチマークコードを実行しているというのを検知すると、今自分はAnTuTuを実行しているとかっていうのを検知すると、ベンチマークモードになるとかね。それもかなりevilなんだけれども、かなりevilだったというのはディーゼルゲート、あれも同じロジックなんですよね。

山路:しかしそれって今、弾さんが言ったのは全部人間の仕業じゃないですか。

小飼:そうなんですよ、ここまでは。人間が仕込んでたんですよね。

山路:evilなアクションがいろんなところで最適解ってことをAIが学習しつつあるって書いてある、

小飼:そうなんですよ、AIが学習しちゃったと。そこなんですよ。AIを毒するというのはけっこう簡単じゃないのか、という。だから現在に死ね死ね団が出たら、金で心を汚すよりも、ニセ情報でAIを汚すほうを選ぶんじゃないですか。

山路:ニセ情報でなくても、べつにトランプ大統領の行動をそのまま学習させたら、そんな感じになるんじゃないですか(笑)、

小飼:ハハハ、

山路:べつに偽情報すら必要ないような気がしなくはないですけどね。さらにそのAIエージェント、もっとより小狡いこともするという。勝手に暗号資産のマイニングまで始めちゃったよっていう(笑)。

小飼:だからいろいろとウケるよな。

山路:小狡いことを真っ先に学習していくあたり、非常に人間的になってきましたよね。

小飼:あんまりアーティフィシャルじゃなくなってきたよね。

山路:かなり生っぽい感じがしてきますけども。そういうAI、ちょっとやべえとこ多いよなと思ってるところで、AIエージェントOpenClawが中国で大ブームって怖くないですかっていうことを言いたかったんですけど。

小飼:これはもっと突き進んでほしいという気持ちもあるね。

山路:OpenClawっていうのは個人用のAIエージェントのシステムっていうふうに言えばいいのかな、

小飼:いや、だから本当に個人用なのかというのが、そこが一番の疑義が。

山路:本当に自分のパソコンの中のリソースっていうものを、ある意味、もうAIに全部使わしちゃって仕事させるって感じですよね、言うてしまえば。

小飼:でも、その前に今時の人間とインタラクトするAIというのは、そもそも出発点としてラージモデルがあるわけです。ラージモデルとは何ぞや、と言ったら、今まで出してきたデータをいいも悪いも全部ぶち込んでるっていうのが、

山路:クソもミソにもう一緒に、

小飼:いや、そうなんですよ。だから人間の悪い部分っていうのも、当然学んじゃってるんです。そこの部分をクリーンにするっていうのであれば、そもそも学習データというのをちゃんとクレンズしなければ、きれいにしなければいけないんだけど、そんなことしてるやつって誰もいないよね。

山路:NVIDIAがOpenClawの、ラップするというか、セキュリティ的なレイヤーを追加してちょっと安全に使えますよ、みたいなやつを発表してましたけど、

小飼:全く信用できない、

山路:(笑)あとクソもミソも一緒のデータって言ったけれども、ある意味ズルをするって、知能の本質に近いところないですか?

小飼:うん、それは割とすぐたどり着く。この場合でどうしたらいいのかというのは、まだモデルがラージである以前にチートします。ただチートというのは当然カウンターチートを食らうわけですよね。そうやってる間にチートはなくなっていくわけですよね。

山路:より巧妙になる、

小飼:巧妙になるというのと、単純になくなる、単純にキャンセルアウトされる。

山路:そこの中から新しいものが生まれてきそうな気もしなくはないんですけどもね、その繰り返しの中で。だってたとえばGANなんて、GANっていう手法あるじゃないですか、画像生成。あれって画像を生成したものをある意味見極められるかみたいなことを相互のやり取りの中でよりよい画像を作っていく。

小飼:でも商取引がきれいになる過程っていうのは確かにGANに近いかもしれない、

山路:それこそがまさに社会としての知能というか、なんかの能力の向上みたいなもんなんじゃないのって思ったりもするんですけど、

小飼:でも、GANというのはあくまでももうディープラーニングの手法の一つに過ぎないんだよね。

山路:あくまでもメタファーですけれども。それが完全に知能のすべてっていうのではないですけれども。とにかくチートもするようなAIエージェント、なおかつOpenClawってつまりパソコンのセキュリティとかもぜんぜん無視してやりたい放題やれちゃうっていうのが、この中国で大変な人気で。中国当局がOpenClawを使うのを気ぃつけるよっていうことを、

小飼:気ぃつけろよっていうところがむしろ気になりますね。全面的にダメだとかっていうんじゃなくて。

 

 「小飼弾の論弾」で進行を務める、編集者の山路達也です。
 無料公開部分の生配信およびアーカイブ公開はニコ生・ニコ動のほか、YouTube Liveでも行っておりますので、よろしければこちらもぜひチャンネル登録をお願いいたします。なお、有料のYouTubeのメンバーシップでは、無料部分だけでなく、限定部分の配信もご覧いただけます(YouTubeメンバーシップでは、テキスト配信はございませんのでご注意ください)。

 今回は、2026年3月10日(火)配信のテキストをお届けします。

 次回は、2026年03月24日(火)20:00の配信です。

 お楽しみに!

2026-03-10配信のハイライト

  • MacBook Neoのターゲットは?
  • プログラミング教育と「シュレディンガーの金属塊」
  • 中東情勢と「支持率次第」
  • 「AIと非弁行為」と「汚れたコードを学習させない」
  • 「クヌース先生のAIショック」と「AIと絵のサンプル」
  • 「イカからハエの帰結」と「分散型のインフラ」

MacBook Neoのターゲットは?

山路:最初、軽い話題からちょっといこうかなと思ったのが、Appleが発表したやつ、軽い、安いなんですけど。ちょっとすごくないですかと、個人的には思ったんですよね。

小飼:すごいというのか、スクール市場ですよね。599ドルで、学割効いて499ドル。

山路:日本円だともうちょい高くなるんですけど、アメリカ人の感覚としては、生活実感としては5万円ぐらいでMac買えちゃうみたいな感じじゃないですか。

小飼:まぁ、ただすでに一番安いiOSデバイスというのは無印のiPadですかね、399ドルだったっけな。で、それに続く値段ということで明らかにあれじゃないですか、普通無印のiPadって基本的にはむしろビジネス向けの、

山路:店舗なんかに置くようなものってことね、

小飼:そうそうそう、

山路:あれをリプレースするような、

小飼:一般の人が使いたい、まともなペンシルが付くやつっていうのはもはやiPadよりも高いので。

山路:なるほど、

小飼:でも、学校の授業とかではやっぱアメリカの場合はキーボードが付いてたほうがいいんですよね、タッチスクリーンよりも、

山路:絶対に。

小飼:はい。

山路:性能的に、これM1よりもちょっと上ぐらいらしいですよね。

小飼:Aプロセッサもだいたいそれくらいの能力があるのだと。

山路:ちなみに私が使ってるのはM1のMacBook Airで、メモリ8GBなんですよね(笑)。MacBook Neo、SSDの容量以外はMacBook Airよりも。

小飼:いや、キーボードが光るぞ(笑)、けっこうデカいかも。ただ、あっちってMagSafe付いてないんだよ、確か。

山路:そうでしたっけ? まぁでも私のもついてないですけどね、

小飼:(自分のMacBook Airを見せながら)まぁこれもついてない(笑)、僕のメモリ増やしといたんで。まぁそこら辺がたぶん重要な差別化要因になるんで。ストレージも512がマックスだし。

山路:まぁそれが気になるような人はもうMacBook AirかPro買えよって話で。

小飼:まぁそういうことだよね。

山路:今メモリがめちゃめちゃ高くなってるじゃないですか、全世界的に。SSDも。

小飼:サム・オルトマンが悪いと(笑)、個人のせいにはできないという、

山路:この低価格のスマホとか、Windowsノートとかがもう値上げしないと、今のままではとてもビジネスとしてやっていけないみたいな話が出てる中でこの低価格Macってすごい戦略だなと。

小飼:まぁでも8GBくらいだと、どうなんだろうな。しかもSoCだし。

山路:それは他のメーカーも出せそうってこと?

小飼:いや、スマーフォンくらい、そうね、だから他もそれくらいであれば、だからAI用に使うやつっていうのはもっとどっさり使うので。だから、そもそもSoCに組み込むメモリの部分からして作り方が違う。だからもう、一昔前のでいけるので。

山路:ただWindowsとMacの違いで言うと、Macの8GBって少なそうに思うけど、べつにぜんぜん困らないところあるじゃないですか。

小飼:それはあれね、つまりSSDの使い方がうまいからでもある。

山路:つまりWindowsパソコンで仮にSoC使って8GBのメモリのものが作れたとしても、OSのオーバーヘッド重くないですか?

小飼:重いね。だから、それくらいであればやっぱりな、Linux入れとけよと。

山路:そういう人はMacBookでも買わないと思いますけどね(笑)。

小飼:Ubuntuでも最近だと重いかもしれないな(笑)。

山路:どっちにしても、かなりこの時期を狙ったかのように低価格攻勢に来た、今まであんまり低価格をバッと一遍に出すってことはなかったような気がするんですけど。ちょこちょこっと低価格モデルっていうのを出してはいましたけど、たとえばiPhoneのSEだったりとか、AppleWatchのSEとか。なんかえらい高いところの層を取り尽くしたから、低いところの層も取りに来たって感じなんですかね?

小飼:うーん、まぁ、ほんとそこどうなんだろうね。たぶん一番の対象っていうのは学生だと思います。実際、うちの場合は次女がアメリカの4年生の大学を卒業していてて、STEMではないです、理系ではないんですけど。それでも、なんて言えばいいんだ? なんて言うんだっけ、要するに専攻以外の、

山路:教養?

小飼:教養学部とは違う、教養課程になるのかな。

山路:専攻に進む前のってことですね?

小飼:じゃなくて、要は学位を取得するのに、専攻科目以外の非専攻科目のことなんて言ったっけ?

山路:特別な何かあったっけ、言い方、日本で、

小飼:いや、あったはずあったはず、ちょっと待って、

山路:(コメントを見ながら)ホリエモン劇場さんから、投げ銭をいただきました。ありがとうございます。どうもどうも。

「米国も少子化なんでしょうね」(コメント)

山路:っていうコメントが、それはどうなんだろう。

「Macゲーミングの時代は来ない」(コメント)

山路:ってコメントもありますけど、これはなんか来ないかもしれないですね。

小飼:来ないでしょうね。

山路:ゲーム下手ですよね、ゲームビジネス。

小飼:いや、だってそれ以前に、(iPhoneを見せながら)Appleはこっち押さえてるので。鶏肋ですよ。

山路:もうカジュアルゲームのところはある意味支配的な地位は握っちゃってるとも言えるということですね。

「iMacは安かった気が」(コメント)

山路:そうですよね、iMacすごいブームになりましたよね。

小飼:安かったとは言っても、僕覚えてるけれども、19万7千円だったと思います、

山路:え、そうでしたっけ?

小飼:初代iMacだよね、

山路:ブラウン管のやつ、

小飼:初代は19万7千円でした。

山路:そうか、ただバカ売れした記憶があるんだけど、

小飼:僕も買いましたね。ナオミに売られちゃったけど(笑)、

「大学生が使うのはどう?」(コメント)

山路:っていう、MacBook Neoのことですかね。それ、使い方次第だと思いますよね。動画編集とかでなければ、割と大丈夫かな。とにかくローカルLLM動かしたりとか、動画編集とかはちょっとMacBook Neo、無理があると思いますけど。あとMacBook、Photoshopとかはまぁなんか大丈夫かな、扱うものにもよりけりだろうけれど。

「インストールベースのシェアでMacはWindowsをいつか抜く」(コメント)

山路:それはないんじゃないかな(笑)、

小飼:なんといっても、キオスク的な使い方をされる、いや、でも、今までWindowsが一番使われてる分野っていうのはまさに大昔だったらタイプライターがやってたような仕事なんですよね。

山路:ダム端末というか、

小飼:ダム端末っていうより、要はコールサービスとか、そういうところね。もしかしてAIが殺すかもしれないな、

山路:端末のレベルの話じゃなくてね、

小飼:ついに。ああ、必修科目とか専攻科目以外の科目って何っていうんだろう。

山路:大学を卒業してからだいぶ時間が経つこともあって(笑)、必修科目で何っていうんだろう、

小飼:たとえば、文系でもたとえば数学とかは少しは取らされるでしょ、そういうやつね。

山路:なんて言ったっけ、非必修科目、なんだっけな。まあまあ、

小飼:すごい気になってる、

山路:それこそChatGPTさんとかに聞いてみるといいのかもしれませんがね。じゃあちょっと必修科目の対義語は、と聞くと、

小飼:日本語だと選択科目になってるな、

山路:選択科目ですね、自由科目とかという、

小飼:リベラルアーツっていうのとは違います、リベラルアーツの専攻もあるので。いや、だから東大の教養っていうのはリベラルアーツですよ、まさにリベラルアーツですよ、まさに。日本では残ってる、数少ないところです。

山路:ジャンルというか、その分野の話ですもんね、リベラルアーツっていうのが指しているのは。

小飼:すいません、ちょっと気になって、

プログラミング教育と「シュレディンガーの金属塊」

小飼:そうだ、なんでそこに行ったかって言ったら、アメリカの大学でどうやって使われているのかっていう、あれね、PCなりMacなりが。次女に言わせると、Chromeさえ動けば、

山路:なんとかなるだろうと、

小飼:全部なんとかなる。プログラミングの選択科目もあったんだけど、それをもうブラウザの中で完結できるように、そういうカリキュラムもビシッと組まれてる。

山路:今は本当にクラウド上で全部その辺のところ出来ちゃったりしますからね、環境構築とかいちいちせんでも。

小飼:いや、まぁでも今は教える側もAIのおかげで大変だよな、という。

山路:あれって一度、この『論弾』にも来ていただいた上原先生なんかが、もうちょっと来期に関してはシラバスとか作っちゃったからあれだけど、その次に関してはどうやって教えんだみたいな、頭抱えてるみたいなことを言われてたんですよね。バイブコーディング、やっぱりすごい影響じゃないですか。

小飼:いや、だからバイブコードしたものをだからちゃんと説明できるのかという。いや、だから今まで以上にソモサンセッパが重要視されるという。だからほんとに博士号の試験みたいになっていくんでしょうかね、いや手間がかかってしょうがない、それもAIに対してやるようになるかもしれない(笑)。

山路:そこの、本当にコンピューターサイエンスでどこまでを基礎としてできなきゃいけないのかの基準って、どんどん変わるんじゃないですか、そんなことないですか?

小飼:そこは変わらないな、というのも、たとえば数学のほうを見ていると、小学生ではここまでできるようになります、中学生ではここまでできるようになります、高校あたりからバラけてくるんだけれども、たとえば高校でSTEMに進むのであれば、やっぱりここまでできるようになっておきますと。で、だいたい高校の数学のマックスっていうのがオイラーの公式ぐらいで、それはやってなくても大学の前半にやります。その辺の部分っていうのはもう1世紀ぐらい変わってない、まぁでも少し優しくはなってます。明治の頃の帝国大学の受験とかっていうのは、そういうのを英語でやってたんで(笑)。

山路:すごいな(笑)、それはすごいな。

小飼:いや、おかげで解けたという。だから、その意味で大衆化はしてます。

山路:教える側の説明が上手くなってるっていうのはあるでしょうけどね。ノウハウもたまって。どうしたら学生がつまらなくならないよう教えられるか。

小飼:根本の部分は変わらないだろうと。だから、学部前半1年2年はあんま変わらないと思う。むしろ変わるのは3年4年で、けっこう3年4年っていうのは学校にも、学校って言っちゃいけないな(笑)、大学にもよると思うんですけども、その時々のわりと最新の理論とか実装とかを教えてくれるんです。僕の頃はもう、まだ40年前ではない、まあでもそれくらいに近いな、の頃はもうRISCだったんですけれども、

山路:人工知能用プログラミング言語のLISP?

小飼:ではなくてRISC、

山路:ああ、CPUの種類、

小飼:CPUの種類で、実際にMips Technologyの偉い人が教えに来たりしてたんですけれども。

山路:すごいな、それはさすがバークレーというか、

小飼:そうですね。いい学校何が違うかっていうと、そういうところなんです。

山路:本物が来るという、

小飼:本物が来るという。だからその辺でノーベル賞受賞者が茶しばいているわけですよね。でも、そこはやっぱ変わっていて。当時は32ビットコンピューターを初代RaspberryPiよりCPU性能も低く、RAMも少なく、でストレージも少ないというマシンを1クラスぐらいで、だいたい100人オーバーぐらいでシェアしてたっていう。そういう時代と、今ではやっぱり性能も違うですし、さすがにそこまで性能の断絶があると、やっぱりそこで教えることの質っていうのも変わってくるわけですよね。だから、今や32ビットって僕らの頃の16ビットぐらいの感覚ですからね。今でも使われてるところには使われてますよ。16ビットでさえ使われてますよというのか、Windowsというのか、Wintelマシンというのはそれで起動しますからね(笑)、

山路:16ビットでまず起動してからですもんね、

小飼:で、32ビットで起動して、最後に64ビットに行くんです。

山路:本当、どうにかならんものなのかと思いますけれども(笑)、

小飼:それは置いといても。さすがにそこまで技術的な差があると(笑)、だいたい100万倍くらいに、いずれの指標でも100万倍くらいになってると思えば。

「もうAIはチートだからMacBookを投げ捨てて、ノートと鉛筆で頑張るとか」(コメント)

山路:って、でもなあ。

小飼:でも、さらに僕らよりも丸々一世代前の人たちというのは、本当に紙水泳じゃないですけども、本当紙の上でアセンブルコードだから書いてた時代もあったんです、まだパンチカードが生きてた頃です。

山路:ただ今の時代にそれをやることって、あんまり意味がないというか。

小飼:ポメラ使えばいいんだ。今も、

山路:プログラムはできないじゃないですか(笑)、文字打つだけで。

小飼:ソースコードは書けます。実行できないだけで(笑)。

山路:ああ、本当に紙水泳的な(笑)、畳の上の水泳的な、

小飼:AIで、これでLinux動かしたいんですけど、どうしたらいいですかって言ったら、さらさら答えられちゃうかもしれないね、今だと(笑)。

山路:どれぐらいまでが必要なスキルかっていうのは、本当なんか大学生相手、先生は悩ましいところでしょうけどね。その3、4年生に何を教えるかって。

小飼:いや、まぁでも、結局のところ教わる必要は、教わるというよりも、できるやつはどこかにいなきゃいけないんですよ。本当にデータセンターでラック組んで配線組んでっていう程度でも、やっぱりその程度の教養がいるわけです。だからAI系でも、ブルーカラーの仕事ってありますし、ブルーカラーの仕事でも、

山路:AIを使いこなさないといけないみたいな?

小飼:いや、AIを使いこなすんじゃないの、コンピューターサイエンスのバチュラーぐらいは持ってないと、ということはけっこうあります、逆にAI、どうでもよろしい。そうですよ、ラックマウントされてサーバの中で何をやってるのかなんていうのは、基本的に知ったことではないけど、どういうふうに熱を出すとか、

山路:そっちのほうね、

小飼:そういうほうの知識っていうのは必要になってくるので。だから、質問すればAI答えてくれるかもしれないですけど、そもそも適切な質問ができない、あまりに基本を知らないと。そう、だからじつは質問すればAIが何でも答えてくれるって言っても、じつはまともな質問まで行き着くというのがけっこう難しいことで。そこで差がついちゃうんだよね。

「ネットワークの物理はAIで何とでも」(コメント)

山路:また弾さんが怒りそうな(笑)、

小飼:え、なに?

山路:ネットワークの物理層とかのことかな、AIで何とでもなるんじゃないかというような。

小飼:いや、だから、うまく動いてる時はいいわけですよ。だから、うまく動いてない時に。

山路:なるほどな。しかしトラブルっていうのが、出会う機会っていうのが減っていく可能性はありますよね、今後。

小飼:いや、ゼロにはならないし、トラブった時の被害っていうのもぜんぜん変わってきてるわけです。

山路:じゃ、ちょっとAIの話は後でするとして。

「(先ほどのコメントは)ネットワークの物理はAIでもなんともならんという意味です」(コメント)

山路:失礼しました(笑)、

小飼:失礼いたしました。

山路:まさに今言ってた話ということですね、失礼しました。

小飼:でもさ、そういうアプライアンスとかも、あれなんだよね、今中国以外に作れなくなりつつあるんだよね。NECとかも下りちゃったしね。

山路:コスト的な問題じゃなくなってますもんね、

小飼:5G難しい、たとえばネットワークスイッチありますよね、この場合のスイッチというのはかつてハブと呼ばれてたやつですよね。僕、また昔話になっちゃいますけれども、10BASE-Tですらなかったんですよね。

山路:10BASE-Tの前の規格って何でしたっけ?

小飼:10BASE-5とか、

山路:ちょっと形状違いますよね、

小飼:だからイエローケーブルというやつですね、いっちゃん最初のやつというのは。だから、それが同軸ケーブルでも良くなって、最終的にモジュラージャックでも良くなったんですよ。で、その時が10Mbpsですから。

山路:思えば遠くに来たもんだ。

小飼:今一般のご家庭までLANじゃなくて、WANとして来てるのがその1000倍なんです、10ギガなんですよね。うちにも10ギガ来てます。10ギガが来ないところでも、1ギガはまあまあ普通来ると。それより遅いんだとしたら、やっぱりけっこういろんな問題がある、というのもメタルをやめさせたがってるので。国を挙げて。光であれば、少なくともその速度が。でも、ここで驚いてちゃいけない。データセンターの中で必要なのって、今どのくらいだと思います(笑)?

山路:それこそ、今言ったのが10ギガbpsが一般の家庭の近くまで来てるわけですよね。

小飼:そう、だから一般のご家庭に光ファイバー、それぐらい来てるんですよ、

山路:え、100ギガ、100ギガとか、

小飼:それはずいぶん昔の話ですね。今、ついに1テラをやろうというふうに言ってて。で、Netflixがワールドベースボールクラシックスだっけ? のおかげで日本ではちょっと悪名が高くなったね(笑)。Netflixですけども、Netflixのサーバは、もう800ギガまでさばける。

山路:もうそこまで。ほうほうほう。

小飼:なので、ネットワークスイッチとかっていうのはもうそれくらい、だから1個のコンピューターにつなぐ光ファイバーでそれくらいさばけなきゃいけなくなってきたんです(笑)。

山路:スタッフより、この配信は16メガbpsでお届けしておりますって(笑)、

小飼:アパート内がメタル線、えーとですね、それはそんなに悲観的にならないでほしいです。だから、まともなメタル線であれば、1ギガは行けるので。ほんとに壁のソケットに挿すだけでもう1GBと。Wi-Fiは自分でやると、適当にrouterを買ってきて。

山路:しかしこの数十年で本当に、

小飼:VDSLは苦しいなぁ、

山路:この数十年でこんだけ変わったけど、基本はある意味、覚えておけばいいみたいなところがあるからな。

小飼:残ってるは残ってるよね。MDFまでは光が来てるんだけれども、そこから上は電話線。だからVDSLだと、100メガいかないので。

山路:昔のCATVとか何か使われたかな?

小飼:昔のCATVはたぶん、テレビの同軸ケーブル、

山路:そっかそっか、じゃあ違うやつか、

小飼:アメリカはそれがまだまだいっぱいあるんだよね。

山路:遅いって聞きますもんね、アメリカの配線、けっこう普通の人の住んでるところでは。

小飼:だから同じNetflixでも、4Kで見れないとかね。

山路:じゃあちょっと無料部分でサイエンスネタをやってほしいというリクエストがあったので。

小飼:光メモリ、いくつか実装があるんだけれども。

山路:じゃあちょっといっていいですか、これ。シュレディンガーの金属塊という(笑)、これすごくないですか。よく「シュレディンガーの猫」って言うじゃないですか、量子力学的なところで確定しないというか、位置が確定しないみたいな、そういう、

小飼:(コメントを見ながら)いや、64K、さすがにそれちょっと遅くないですかね。CATVのやつだと10メガっていうのが多かったかな。

山路:64kbpsってことはなかったような、

小飼:ISDNの速度(笑)。でもそれは置いといて。

山路:量子力学的な世界での現象と思われていたシュレディンガーの、量子が存在するしない、それっていうのがもっと大きなレベルで観測されたよという。この金属塊っていうのはじつはちょっと言い過ぎで、ナトリウム原子が7000個以上固まったナノ粒子ってことなんですよね。

小飼:金属塊と言う、7000個だと金属として振る舞うのかな。

 

 「小飼弾の論弾」で進行を務める、編集者の山路達也です。
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 今回は、2026年2月24日(火)配信のテキストをお届けします。

 次回は、2026年03月10日(火)20:00の配信です。

 お楽しみに!

2026-02-24配信のハイライト

  • 「自動車産業で一番むずかしいパーツ」と「バイブコーディングの進化」
  • 「アプリのゾンビ化リスク」と「クワインリレー」
  • 「SaaSの終わり?」と「プログラミングの勉強は必要?」
  • 「神奈川県警の違法取り締まり」と「AIとコンテンツ産業の今後」
  • 「トランプ関税違憲判決の影響」と「黒いスイス」
  • 「爆発しそこねた超新星」と「ゲノムが減った共生細菌」

「自動車産業で一番むずかしいパーツ」と「バイブコーディングの進化」

山路:昨日まで春節だったんですよね、旧正月の、

小飼:ああ、そうか、春節終わっちゃったのか、

山路:昨日でね、日本には中国からの団体客キャンセル相次いだとか、いろいろ大変だったんですけど、

小飼:おかげでカフェで激混みのところが、まあ普通混みぐらいで助かったっていう声も、それはそれで多いとして。

山路:で、その春節、中国の春節でやっぱりインパクトあったって、このニュースじゃないですかという。

小飼:あ、こっちのほうね。

山路:これ、動画を今リンク出しましたけど、すごいですよね。

小飼:普通にすごい、普通にすごい。拍手喝采。いや、ケチつけたがるやつは年々増えてて、いわく「他の国はもっと儲かる産業用に忙しくて」とか言ってるけれども。

山路:酸っぱい酸っぱい、ブドウが酸っぱい(笑)、

小飼:ブドウ酸っぱいよなぁ。というのか、これに少しでも近いっていうのはボストンダイナミクスのロボ君たちで、ボストンダイナミクスでも、あそこまでの演出はしてないわけ、やっぱり一歩以上先に行かれた感じはあるよね。

山路:あれがまだ自律的に動いてないにしても、動きのトレースの速度、レイテンシの少なさとか、ロボットの安定度合い、ちょっと転びそうになっても立て直せる、その辺の足腰っていうのを言うたらいいのかな、それは相当先行かれた感がありますよね。

小飼:あと、1回り小さいじゃん。だから、そこもすごい。

山路:ASIMOとかのに比べて、あるいはボストンダイナミクスとかののに比べてもっていう、

小飼:そうそうそう、ボストンダイナミクスのやつとかはランドセルがデカいじゃん、あそこに補機とかバッテリーとか入ってると思うんだけれども。

山路:『子供の科学 完全読本』とかさんざん作りましたけど、子供の科学の何十年前とか100年前とかに見てた夢を実現してるのは結局、中国だったみたいな感じになってきちゃいましたよね。

小飼:まぁでも誰の手かは置いといて、実現されたわけじゃないですか。だから、これは人類史的には慶事、寿ぐべき事柄ですよ。

山路:これ中国のロボットとか、国が金つぎ込んでるからできんじゃないのって言ってる人もいるんですけど、そういうのはどうですか?

小飼:もうテイクオフしちゃったんじゃないですか。国とかも、細かいことは言ってないと思いますよ。もはや細かいこと言う必要ないんですよ。

山路:もう蠱毒の壺に放り込んでおくだけという(笑)、

小飼:そうそうそう。

山路:殺し合いをやって勝ち抜いてくれよと。

小飼:殺し合い、まぁまぁ競技ですわな、この場合は。

「内蔵バッテリー」(コメント)

小飼:って、その辺も含めて。本当になんて言えばいいのかな、新年好の舞をやらせるだけ持てばいいっていう考えも当然ありますけれども、それはそれでそういう仕様のロボをあそこまで量産しなければいけないわけでしょ。

山路:どっちにしてもすごいよなって話だと思うんですけど。アメリカのほうってTeslaがそれこそ高級車のライン潰して人型ロボット作ることにしたりとか、あるいはスペースXがTeslaを買収するようにするんじゃないかって言われてるんだけど、

小飼:テスラ大丈夫かなーっていうふうには思うようになってきた。いや、SとXのライン潰して、

山路:モデルSとモデルXね、あの高級車の、

小飼:で、ヒューマノイドでいいのかな、を作るって言ってるんだけど、ヒューマノイドってそんなに利益をもたらすような値段で売れるかな。Teslaの売り上げが減ったっていうのははっきり言ってマスクがいけないので、本当に個人がいけないので。

山路:遊んでたから(笑)、

小飼:特に、単に遊んでただけではなくて、

山路:政治に、

小飼:そう、暴言を言いまくってたからで。だから本当に欧州とかで売上が下がったのは本当にマスクがクソだからだし。中国で売上が下がったのはそれだけ商品の相対的な魅力が下がったから。

山路:中国製のEVがめちゃめちゃ高品質になってきたってことですね、

小飼:そういうことです。

山路:安くていいものがいっぱい出てきたっていう。

小飼:中国にギガファクトリーを作った時には、このまま高級車路線で、高級EV路線で中国EVとかとも棲み分けをするつもりだと思われてたんですけれども。中国にも高級EVを作る力が当然あったと。BYDとかもうバッテリーから作れますしね。でも、そういうBYDって本当に垂直統合の権化じゃないですか、もうバッテリーからうちで作りますよって、確かタイヤも作ってるんじゃなかったっけな、要はうちの中でもう全部作れますよと。だから垂直統合ってすごい、自動車産業の中ではinsaneなんですけれどもね、だから部品産業がいっぱいあったじゃないですか。特に大事で難しいパーツであるところの、

山路:トランスミッション?

小飼:いやタイヤです、一番技術がいるの。だからあんなカーメーカー、シャーシーを作ってるメーカーよりも寡占なわけですよ、ミシュラン、ブリジストン(笑)、

山路:へええ、

小飼:車作るより難しいんです。

山路:1回製造手法とかラインとか構築したら、めっちゃ利益率高そうですよね、タイヤ。そんなことないですかね、

小飼:そうですね、

山路:自動車本体よりはぜんぜん利益率高そうじゃないですか、

小飼:実際に分離してましたしね。もうそれこそ旅客機とエンジンぐらい分かれてたじゃないですか。トヨタすら、自製してないんですよ、タイヤは。でもそれは置いといて、その一方で電池を他から買わざるを得ない会社とかっていうのもあるわけですよね。それは中国の中でも。

山路:今CATLとかBYDから買うわけですよね。

小飼:そういうことです。

山路:そういうところってやっぱりもう淘汰されていく感じなんですかね?

小飼:ちゃんと売ってくれるのであれば。今の、不思議な、ある意味ミシュランやブリジストンが車作ってないのはけっこう不思議かもしれないですね(笑)。じつは一番難しいのは足元なので。で、じつはトヨタクラスですら、エンジンぐらい中核的な部品を外注してる例っていうのもけっこうあるわけですよね。だからトヨタの場合はヤマハであったり、スバルであったり、そうです、レクサスLFAという、レクサスの中でも一番高級なやつ、売った時に5000万円くらいして、今はもう台数限定で500台だったかな。

山路:へええ(笑)、

小飼:今、1億5000万円くらい出さないと買えないという車があるんですけども、その車もエンジンはヤマハです。トヨタ2000GTというボンドカーにもなった、トヨタのスペシャリティカーもありますけど、あれもエンジンはヤマハです。

「BYDのサスの技術はどうなんでしょう」(コメント)

小飼:っていうのは、これはやっぱり乗ってみないとね。でもね、ドルフィンは試乗してみた、

山路:BYDのやつ? けっこう大きいっても、たかが知れてるのか、

小飼:たかが知れてますね、今うちのマツダCX-30と対して変わらない、ちょっとだけ横幅があるのかな、あれもう少し縮めてほしい、まあでもそれはとにかくとして、やっぱりEVはEVであるだけで加速がとんでもないんですよね。これはサクラ程度でもわかります。

山路:じゃあドルフィンに買い替えようって、気にはちょっとなったんですか?

小飼:あのね、やっぱちょっとカッコ悪すぎる、

山路:そうか(笑)、

小飼:そこはある。

山路:弾さんが今住んでるところ、確か駐車場に充電器あるんですよね。

小飼:平置きはあるんだけども、立体駐車場はまだで。で、今うちはだから立駐で。

山路:なるほどね。じゃあその充電器整備されたら。

「FRPのワンメイク」(コメント)

小飼:はい。いやーブリジストンだった頃もあるんですよね。いやー、それくらいタイヤって簡単に見えて難しくて。

「『Dr.STONE』の千空もタイヤ作ってたな」(コメント)

小飼:いや、ましてやウェリアルタイヤって言ったら、

山路:エリアルタイヤ?

小飼:ラジアル。それまではバイアスタイヤって言って、タイヤの形を保つための鋼線、鋼の線をこういうふうに入れてたのをこういうふうに入れるようになったんです。ラジアルに入れるようになったのでラジアルタイヤになったんですよね。

「Rivianというアメリカの電気自動車メーカーはどう思う?」(コメント)

小飼:復活できるのかなー、なんか長年止まってたよね、そのままけっこう他のEVスタートアップと同様の運命をたどるかと思いきや、

山路:なんかまた資金入ったりとか、

小飼:というのか新しいのを出したんですよ、なんて言ったっけな、

山路:ピックアップトップみたいなやつでしたっけ、

小飼:そう、初めはそうだったの。

山路:なんか自動車自体の評判は割といいようなことも、噂で聞きましたけれども。

小飼:新しいのが出たんですよね、なんて名前だっけな。手頃な価格のSUVが出たんですよ、初めは高級路線だったんですよね、ここは。なんて名前だったっけ。要するにTeslaに例えるとモデル3相当のやつが出たんですよ。

山路:ちょっと高級なクーペみたいな、クーペじゃないのか、

小飼:じゃない、SUVですね、

山路:中国のロボットの話がこうなってきたんですけど、AIのほうでちょっと面白いなと思ったのが最近バイブコーディングって流行ってるじゃないですか。

小飼:そうですね、バイブコーディングという言葉がバイブするようになってから、だいたい1年ぐらい(笑)、

山路:それで作られたこのサービスすごくないですかっていう、このJWikiという(笑)、

小飼:これは笑ったな(笑)。これは笑ったな、インターフェースがGmailのそれとクリソツ、

山路:あとWikipediaみたいになってて、エプスタイン文書、

小飼:エプスティーンね、ちょっと気をつけないと僕もエプスタインって言っちゃいそうになる、

山路:でもメディアの記事見出しが全部そうなってるんですもん(笑)。それに日本語の解説記事出したんですけど、私もちょっと使ってみたんですけど、Joi Itoのメールとか検索できましたね(笑)。

小飼:ハハハ、

山路:エプスティーンがジョーイに「短期的に記憶喪失できる技術があるらしいんだけど、知ってる?」みたいなことを言ってるメールとか見つかりましたよ(笑)。

小飼:やれのやれですな。

山路:ただこれって、このバイブコーディングでこのチャチャッとこれ、JWikとかJmailとかのサービス作ったらしいんですけれど、この作者の人。これってあらゆる今までややこしくて検索とか調べようと思ってもなかったものとかにインターフェースくっつけて探せるようにする人って、これからガンガン出てきそうですよね。

小飼:ねえ。

山路:楽しみですよね。国会図書館なんかのやつなんかも、データ取り込んで検索しやすくするとか、

小飼:いや、まぁでもたとえば紙の図書館で世界最大っていうのは、昔も今もライブラリオブコングレス、

山路:議会図書館というか、アメリカの、

小飼:米国議会図書館ですね、

山路:そういうのとかも、

小飼:全検索できたらいいなっていうのは、ワールドワイドウェブの前から、それはもうずっとあったんですよ。

山路:それがようやくできてくるかもしれないですよ、仮に図書館側がインターフェースを公開しなくても、バイブコーディングでエージェントにやらせて検索させるみたいなことは。

小飼:だからそれはもう能力はあるんだけど、その場合の著作権どうするよという問題が。

山路:検索自体は問題ないわけじゃないですか。

小飼:単に検索してパブリックなウェブに乗っけておくっていうだけでも、それは著作権者の許可を取ってないのであれば、OKではないでしょって。それでいちおうクラスアクションを起こされたことがあって。その際にはスキャンしたところ、Googleだ、がいくばくかの料金、そんな大したお金じゃないです、が該当者全員に小切手を配ったということがあります。
 ここで、そのAI用のクローラーが、要は他のウェブサイトに行ってって、中身をスクレープしてくるやつね、他のAIも含めてね、だからあるAIが他のAIから中身くすねることは蒸留っていう言葉が、distill(蒸留)っていう言葉が当てられるようになって、いやー君たちクリエイティブだよなーって感心してる次第です、

山路:蒸留ってことに関して言うと、Anthropicか、Anthropicが蒸留攻撃への注意というか、これ、なんとかせんとやべえぞと。単純に自分たちの作ったもんが蒸留されてモデルを取られるというか、モデルのうまいところを取られるだけじゃなくて、蒸留したものは安全対策とかできてねえだろうっていう、そういうことを、懸念を示している、

小飼:いや、だけどもさ、お前が言うか、のところはあるよね。Anthropicもさんざん他をdistillしてるわけですよね。

山路:あと、著作物の学習とかね(笑)。

小飼:その通りです、

山路:すごい金取られてたんじゃなかったっけ。

小飼:そう、だから紙の文献とかを思いっきし、

山路:やってましたもんね。でですね、こんなにバイブコーディングが話題になってるから、私もちょっとやってみようと思いましてですね、やってみたんですよ。

小飼:素晴らしい。

山路:1年前にバイブコーディング、私試したことあるんですけど、

小飼:その時は、

山路:なんていうかこう、ガチャみたいな感じなんですよね、うまくいかないことが多いというか。

スタッフ:配信流していいですか?

山路:はい、

スタッフ:流しまーす。

山路:で、その時は、すごいプログラミング言語の知識のあるプログラマーとかでないとこれ使えねえなと思ったんですけど、先月今月あたりから、すごい賢くなってるぞという噂を聞いて、ちょっと作ってみたんですよ。これがですね、ここ今出てないかな、私が作ったVoiceMemo Transcriberという、よくあるボイスメモの文字起こしソフトなんですけど。今の(OS標準の)ボイスメモのアプリっていちおう文字起こしというか、テキストは出るんですけど、めっちゃそのテキストを出すのがめんどくさいじゃないですか、使ったことあります? 波形のボタンを押して、なんかこうやって、そのテキスト見なきゃいけない、そんなことよりもとにかくボイスメモでガンガン話したことをいちいちHey Siriとか言わなくて、思いついたことをひたすらボイスメモに話したら自動で文字起こししてくれるやつが欲しいなと思ったんですよね。それが意外に標準の機能ではできなくて。
 このアプリ、MacにこのVoiceMemo Transcriberというのを常駐させておくとですね、iCloud同期したメモがMac上で文字起こしされ、このメモ帳に追加されるはずなんだが、なかなか来ねえな(笑)、

小飼:来た来た来た、

山路:(メモアプリに新規メモが追加されたのを示しつつ)こういうふうになかなか、ちなみにですね、

小飼:元データのあれだ、

山路:そうそう、元の音声データへのリンクとか日付とか、さらにこの書式は自分で編集できるようにも工夫しました。

小飼:素晴らしい、

山路:ここまでは単なる自慢なんですけども、これMac AppStoreってけっこう審査めんどくさいじゃないですか、手続き。

小飼:そうね、

山路:たぶん、弾さんも必要な情報を集めて、この署名をして云々かんぬんのこの手続きをこうやってってこと、たぶん一発でできないと思うんですよね。

小飼:だいぶ楽にもなったし、

山路:昔よりはマシになった、なったけど、今のCodexとかって、わかんないことがあったらスクリーンショットを上げて、たとえば「概要がグレーアウトして編集できないんだけど」みたいなことを聞いたら、それをどうしていいかっていうことを教えてくれるんですよね。

小飼:すげえな、

山路:たとえばエラーが出ても、エラーメッセージをコピペとかじゃなくてもうスクリーンショット撮って投げると、分析して、改善のためのやつ組みますねみたいなことを言って進めてくれるっていう。App Storeの審査のための手続きも、このCodexに手伝ってもらってやって、これ一発で通ったんですよね。

小飼:だとしたら、BSODの画面を貼って、全面真っ青なやつ、ここからどうやったら先に進んでいいんですかみたいなのは(笑)、

山路:それはもうAGIではなくASIではないんですか(笑)、そこからわかるのは。

小飼:(コメントを見ながら)基本そうなんですけれども、(AppStoreは)最近はルーキーには割引で、それが半分になったり、30パーセントでなくて、15パーセントになったりとかっていうのもあることはあります。でも、基本ショバ代はAppStoreもGoogle PlayStoreも30パーセントだったというふうに、

山路:とりあえず私の作ったこのVoiceMemo Transcriberは無料で公開してますので、よろしければどうぞと。私が弾さんと一緒に作った書籍、電子書籍アプリにして出してたじゃないですか、あれ取り下げになってから10年くらい、Apple Developer Programの金払い続けてたんですよね(笑)、それももったいねえなと思って、

小飼:それはちょっと申し訳ないことをしてしまった、

山路:それは単に私が止めればよかっただけなんで(笑)。せっかく持ってんだからちょっとApple Developerとして。

小飼:なるほど、そういうことか。

山路:出してみようかなって。Githubのほうでそういうソースコードとかも全部公開しておりますので、よろしければって、本当に。

小飼:よろしければ、リンク、

山路:で、これは前振りというか。つまり、そんなSwift、プログラミング言語のSwiftが一行たりともわからない私がMac App Storeの審査を一発で通れるアプリ作れるってことは、プロのプログラマーがこれを使ったらどうなるんだっていう、

小飼:けっこうすごいな、いや、Swiftを書ければいいというのではなくて、ちゃんとフォーマット合わせなければいけないんですよ。だから署名ファイルですとか、あとアイコンのファイルですとか、最低いくついるんだったっけな、ファイル。

山路:アイコンにしても、これはちょっとChatGPTに作ってもらったらセンス悪かったんで、GoogleのNano Bananaで一つ作ってもらって、「これの小さいサイズのアイコンも作ってくれ」と。でも「小さいサイズのアイコン作るときに単純に縮小するんじゃなくて、ちゃんと小さいサイズに合わせて図柄も変えてね」みたいなことを言ったらそれもやってくれましたよ。

小飼:(今時のアイコンは)小さいとは言ってもな、今はあれかな、最大で1024×1024、

山路:そうそう、

小飼:ちょっと前が512×512、小さいって言っても、初代Macintoshと、

山路:横幅超えてるっていうね(笑)、

小飼:そうそう、

山路:4倍ぐらい、

小飼:ピクセル数で、そう、512のほうでも一緒だし、1024ってさ(笑)、ねえ、ちょっと笑っちゃう、アイコンですよ、ア、イ、コ、ン。

山路:いやー、まあでもね、本当にすげーことになってんぞと。

小飼:そうですね。

「アプリのゾンビ化リスク」と「クワインリレー」

山路:アプリ作った以外にもこのCodexで、論弾のサムネイル作ったりとか。その辺のなんか便利作業みたいなちょちょってCodexにやらせてみたんですけど、まあまあやってくれますね。画像生成して、それを元にスライド作るところまでやってくれたから(笑)、いや、これはね、ヤバいですよと。ということでですね、これ出てるかな、そこでこんなに、こんな素人でもアプリ作って公開できちゃうみたいな時代、ソフトウェアビジネスはオワコンになんじゃないかみたいな意見っていうのが最近非常に、よくあちこちで聞かれるようになって、

小飼:それはそれで違うと思うんだよね。

 
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