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先に発表された 今年の 「ノーベル文学賞」の行方が

注目されていましたが、その結果は 誰もが予想だにしない

もので、世界中を 驚愕させたのでした。

ここ何年か、 村上春樹さんが 世界中から注視され、

書店では、 発表前から 〝おめでとうビックリマーク〟を意識した

特設コーナーが 出来るほどの人気ぶりでしたが、

今年も 残念ながら受賞には至りませんでした。

去る 10月13日に スウェーデン・アカデミーが

ノーベル文学賞を発表したのは、なんと 誰あろう、

「ボブ・ディラン」でした!!

この発表には、思わず〝え~!〟と声が出てしまったほど。

若い方には ご存知ない方も 多いかもしれませんが。

彼の名が 一躍有名になったのは、1963年に アメリカの

ピーター・ポール&マリーが ディランの曲、

「風に吹かれて」をカバーして、大ヒットを記録したのです。

反戦歌とも言われ、 シンプルな歌詞と メロディーにより

その内に秘めた内容が 静かに迫ってくる歌でした。

しかし、かつての「フォークの貴公子」は75歳になり、

私生活は謎に包まれ、世間からは〝変人〟と呼ばれて

いましたが、2012年には なんとオバマ大統領から

文民に与えられる最高位の勲章、「大統領自由勲章」を

授与されましたが、その際、サングラスで壇上に上がり、

スピーチをしないまま ホワイトハウスを後にしたことが

話題になりました。 オバマ大統領に対して、また、

儀典を無視するような、 なんたる無礼で 不遜な態度、

失礼極まりないですねビックリマーク


こうした態度から 見られるように、私は ボブ・ディランが

ノーベル文学賞に 値する人とは思えず、人間としても感心しません。

確かに 彼は 公民権運動や ベトナム戦争を背景に、

アメリカをはじめとする 若者の心を 掴んだかもしれませんが、

それは あくまで フォークシンガーとしてのこと。

賞が発表された日、「トレインス ポッティング」で知られる作家、

アービング・ウェルシュ氏は 音楽家に贈賞する決定を

「まずい発想の懐古賞」と ツイートで痛烈に批判しました。


音楽の歌詞を 文学とみるのか、それが見解のわかれる

ところでしょうが、彼の場合は あくまで大衆芸術であって、

本来の正統文学芸術とは 違うのではないでしょうか。

「文学」とは、〝言語で表現された 芸術である〟として、

小説、詩歌、戯曲、紀行、随筆、文芸評論などが

ありますが、ボブ・ディランの〝歌詞〟が そのような範疇に

果たして 含まれるのでしょうかはてなマーク

文学として評価され、権威あるノーベル文学賞に値する

というのであったとしても 受賞発表後、 故意としか

思えないほど姿を隠し 沈黙を続けました。

まぎれもなく これはノーベル賞の失墜であり、

歴代の受賞者との落差がありすぎます。

辞退するなら 辞退すればよいこと。 まるで ノーベル賞を

馬鹿にしたような態度、〝 自分はそんなものもらっても

嬉しくないよ、 要らないよ、 自分には 多くの人の心を

打つだけでいいんだ 〟とでも言いたいのなら そう言うべき。

作家でもない彼が ノーベル賞を受賞した理由は、

「アメリカの輝かしい 楽曲の伝統の中で 新しい詩的表現を

生み出してきたこと」 さらに、「ボブ・ディランは 賞に

ふさわしい人ですし、それで この賞を獲ったのです。 

英語文化の伝統の中でも 偉大な詩人です」と選考委員である

ソーダトン大学教授 サラ・ダニアス氏が語っています。

しかし、賛否両論ある この賞の結果ですが、

ニューヨーク・タイムズは スウェーデン・アカデミーの狙いを

「音楽会の象徴の受賞により、賞に 新しい文化的価値を与え、

若い世代に 身近に感じてもらいたかったのでは」と分析したうえで、

「ボブ・ディランは ノーベル文学賞を 必要としていないが、

文学は ノーベル賞を必要としている」と書く 皮肉のきいた

コラムを掲載しました。(電子版)

ノーベル賞を辞退した人は、過去 4人がいます。

ジャン・ポール・サルトル(文学賞)、ボリス・パステルナーク(同賞)、

ゲハルト・ドーマク(生理・医学賞)、レ・ドゥク・ト(平和賞)

先の オバマ大統領からの 賞の授与に対する態度と同様に、

今回の受賞の際にも、 いつまでも 授与の返答をしなかった

ディランの態度は 傲慢そのもの。 

いっそ 辞退した方が、 潔くて 伝説になったのでははてなマーク

それにしても もっと賞に値する人がいるでしょうに、

なんで 彼に ノーベル賞をあげるのかと 納得いきません。

世界中が注目する 授賞式は12月10日です。

彼は果たして 出席するのでしょうかはてなマーク

賞金(9400万円)は、受けるのでしょうか!?


今年、日本人としては ノーベル賞受賞として 25人目、

東京工業大学の 大隅良典栄誉教授(71)が

ノーベル生理学・医学賞を 受賞されました。

おめでとうございますビックリマーク

晩餐会を 楽しみに 拝見したいですね音譜

授賞式は いよいよ 明日です。

さて、 ボブ・ディランは 来るのでしょうか!?



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では 皆さま 次号をお楽しみに。