去る6/21に、歌舞伎座タワーにあるドワンゴのセミナールームにて、「歌舞伎座.tech#4 コンピュータ将棋プログラミング」という技術勉強会を開催いたしました。
「歌舞伎座.tech」とは、ドワンゴが主催する歌舞伎座タワーで行われる勉強会です。
第4回の今回は「コンピュータ将棋プログラミング」をテーマに、世界コンピュータ将棋選手権や電王戦等で活躍しているコンピュータ将棋プログラムを開発している第一線の方々に、普段の一般視聴者向けの放送では聞けない技術的に濃い話をしていただきました。
当日の登壇者と発表内容は以下のとおりです(募集ページ)。
- 「コンピュータ将棋の歴史と基本アルゴリズム」瀧澤武信(コンピュータ将棋協会会長)
- 「Bonanzaのヒューリスティック探索法:前向き枝刈りと勝利の三角形」保木邦仁(Bonanza開発者)
- 「SIMDと将棋プログラム / Magic Bitboard」山本一成(Ponanza開発者)
- 「コンピュータ囲碁の仕組み、将棋との比較」山下宏(YSS開発者)
- 「習甦における非線形評価関数と確率モデル」竹内章(習甦開発者)
また、LT枠として以下の発表をしていただきました。
- 「大合神クジラちゃん みんなで作る物語」鈴木雅博
- 「コンピュータ将棋プログラミングに関する書籍のご紹介」ko1kun
今回は当日開催されていた棋聖戦の生放送の中でこの勉強会の番組が紹介されたため、一気に視聴者数が増大してヒヤヒヤすることもありましたが、LT登壇者がお二人そろって忘れ物をして帰られた以外は特に問題なく無事終えることができました。出席者、登壇者ともに皆さん楽しんでいただけたようで主催者としてはホッとしております。
当日はニコニコ生放送でも配信をいたしました。タイムシフトをご覧いただければ当日の様子はお分かり頂けると思います。また、後ほどアーカイブを動画として上げる予定ですのでお待ちください。
今後も、定期的に「歌舞伎座.tech」を開催していこうと考えております。ご興味をもたれた方は是非ご参加頂ければと思います。