宮島は広島県の西部の瀬戸内海に浮かぶ30km2程の広さの島である。 島全体が花崗岩で形成されており、大地の隆起と侵食の影響で思いの外、面白い地形になっている。 山の稜線を遠くから眺めた姿が女神の横顔に例えられる事もあるが、僕はそんな風に見えた事は一度もない。もっとカッコいいと思う。 島の最頂部は弥山(みせん)と呼ばれる標高535mの山となっており、登山コースを徒歩で登ったりロープウェイ(片道1010円)で頂上に訪れる事ができる。 頂上からは360度の瀬戸内海の絶景を楽しむことがでくる。 展望台からは、眼下の海が近く感じられ、瀬戸内海らしさが詰め込まれた景色が下からも迫ってくる。 弥山の頂上は巨岩と奇岩の宝庫となっており、もののけ姫の山犬達の棲家のような光景を楽しむ事ができる。 この岩山にはかつて猿達がいたのだが、現在はいない。