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前月のおさらい。
エリザベートの大千秋楽を終えて、博多を飛び立った飛行機内で前回のコラムを書ききった岡崎は、そのまま都内ホテルの宴会場へ向かったのであった。果たしてその目的とは!

二月が、文字通り、逃げました。
長期公演を終えたばかりなので、さすがにゆっくりしたいと思っていた岡崎は、羽田に着陸したその足で、大学時代に所属していたミュージカルサークルの50周年のパーティーに向かったのである。
総勢400名くらいが参加する大規模なものであった。
到底、開始時刻には間に合わず後半の一部のみの参加になったが、昔の仲間に会えて感慨深いものがあった。お世話になった先輩方に挨拶に周っていると、知らない人が声をかけてきて、エリザベートの感想を教えてくれる。さすがミュージカルサークル。ミュージカル業界への感度が高い。現役世代から初期の方までご挨拶を頂戴した。「さっきまで配信見てたんです!」と興奮している方もいる。

こちらとしては、さっきまで出ていたので何と答えていいか困惑する。
ともかく僕のような者が皆様の中にあるエリザベートのイメージを壊してはならないので、「ウフフオホホ」と上品に切り上げて、逃げた。

先輩に挨拶する。知らない人に声かけられて上品に逃げる。知ってる後輩と喋る。逃げる。同期と喋る。逃げる。を繰り返していたらパーティーは終わった。
仲間と朝まで飲みたかったが、次の日の朝はオーディションである。
速攻帰宅して荷解きも何もせず、ただ眠り、早起きしてオーディションを受けた。

そして、夕方、五十嵐耕司君と赤坂で合流してカラオケに向かう。
「井上芳雄 by MYSELF」に向けての歌の練習だ。ワンドリンク制だったのだが、二人ともエナジードリンク的な激しい飲み物を頼んだ。二人ともビビっていたのであろう。あと、きっと二人とも疲れを引きずっていたのだろう。
 
エリザベート大千秋楽が終わった。
カーテンコールが終わると全員が下手袖に集まって主催の方からの挨拶を聞き、手締めの行事をやる。
解散となるやいなや、それぞれの衣装や小道具を片付け、ウィッグを外し荷物をまとめて劇場を出て飛行機に乗る。
やっと落ち着いて文章を書ける時間を持てた。
本番が終わってすぐ、明らかに何かが変わった事に気づいた。
言うなれば持ってた7個の風船を空に手放した様な感覚だ。
稽古中からずっと意識の中にトートダンサーがあった。今回はリーダーを任されていたので、振付をうまく解釈しているかに始まり、怪我をしていないか、体調を崩してないか、メンタルはどうか、他のセクションとうまくやっているか等、良くも悪くも常に考えることが癖になっていた。
常に考えることは無意識下でも自分のリソースや体力を削られる。
常に耳をダンボにして(古い)アンテナを張り、劇場内のあらゆる情報を逃さないようにする。
例えるならば大口を開け続けてエサを海水ごと飲み込むクジラのようなものだ。
 
去年の年末のコラムを読むと、年末の慌ただしさにかまけて注意欠陥となり、スマホを線路に落としていたらしい。
自分のこととはいえ、本当に気をつけて欲しいものである。
今年はどうだろうか。
残すところあと数時間、干し芋が作れそうなくらい乾燥したこのホテルの部屋で過ごしきれば、なんとか平和に2025年が終われそうである。
2025年を振り返る。
帝劇コン、タンゴバルド、公開生放送『岡崎大樹学概論』、ミュージカル『ブラック・ジャック』、寄らば大樹の会#16フォトグッズお渡し会、ミュージカル『エリザベート』、真風涼帆クリスマスディナーショー『ジョワイユノエル』。
それぞれ、ご観劇、ご視聴頂き誠にありがとうございました。
どれもこれも心を砕き、苦心する瞬間がございました。それでも自分を信じてやり切れた事、そして、皆さんにお届けできたことは、自分の大きな成長につながりました。この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。
タンゴダンサーやらオカピーやら、若者(笑)やらで東奔西走して参りましたが、最後にトートダンサーリーダーというお役目もやらせて頂きました。
何度も書いていますが、「気ぃ遣い」(他人にやたら気を遣う人間)の節がある僕にとってはなかなか骨が折れる仕事ではあります。
そんなやりがい溢れる日々の本番をこなしていたある日のお話を書かせて頂きます。
 
続 エイヒレ畑で捕まえて

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大樹

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