うっかり、でもしこたまにぶつけちまって、
見事に青黒く変色した左足の薬指も回復の兆しを見せています。ぶうです。

あぁ、つき指って思ってたけれど打撲でしたね。

ボクは(特に肉体的痛みに関しては)ビビりなので、家ではつい左足に負荷のかからないよう、一人ぼっち健常でない妙な歩き方を実践しちゃってるんですけど、
まぁアドレナリンが臆病風を吹き飛ばしてくれるでしょうし、
この程度なら明日のライブは問題無くできそうでなによりです。

そんな歌と足の調子を確認したスタジオ終わり。ツーマンへ向けて気合いが入ります。

明日の大計画3東京編は久しぶりに長い持ち時間で都内に帰ってきた!って感じなのでみんなしゃかりきにハシャいでくれちゃっていいですよ!
秋の始まり、勢いを切らさずに「12モンスターズ」発売まで熱を上げていきたいのです!


実は。

ここんところライブをやりながらも、
なんやかんや延々と「12モンスターズ」の制作を続けているえんそく一同。

ボク個人としてはCD収録分の歌詞をとっくに書き終えて、そっからずっとオマケの「12体のモンスターのテーマ曲(CDに封入のモンスターカードからダウンロードできます)」の歌詞をせっつかれている状態で…
いやぁいかにオマケの短いやつとは言え、考えてみたら12曲ぶんの歌詞をいっきに考えないといけないなんてこと今までになくて(フルアルバムだってせいぜい8曲程度だもんねぇ)もうどれから手をつけていいやらあわわわぁー(笑)

なんで、
ここんとこ毎日部屋の電気を消しては雨音に耳をかたむけズビャズビャとアルファー波を出してみたり、
どうせまた思い付きで変更を余儀なくされるだろうに、次回作の構想をフライング妄想してみたりしています。

ぬへへへへ。




あれだよね。

やらなくちゃいけないことがあると別の何かの思索がはかどりまくるとゆう法則があるよね。

(あるでしょ?)

そうゆうの楽しいからさ、
やらなくちゃいけないことに追い回されるのもまぁ悪くないのかな。

ただ暇なだけでは得られない背徳感のスパイス?

目の前の課題をほっぽり出してゴロゴロやってる時間って、たぶん一般的には「怠惰」とか呼ばれてるし、そうゆうのに誰しもいつの間にかちゃんと罪悪感を植え付けられていて、
そんな自分にイライラしたりする(べき)なんだろうけど、

同時にそいつを
「なんて贅沢な時を過ごしているんだ!」
なんてリッチな気分に置き換えれるようになってからがダメ人間の本番ですよね(笑)

「あぁ、私はなんてダメなんだ。」
と嘆いているうちはたぶんまだダメの半人前(笑)

例えばさ、
そういった怠惰(仮)な時間に
「窓ガラスを伝って流れ落ちる雨の半透明な影絵の奇妙な魅力に気付ける自分」
などを見つけることが、
どこかにある「日々を真面目にちゃんとあくせくできてる世界」への劣等感を打ち消す選民意識の種になったりするし、
それを持って凛としてダメをやってるのが本当に一人前のダメな奴なんだよ。

そう。

俺だよ(笑)

怠惰を飼い慣らす雨の引きこもり。

それはなんて素敵な孤独だろうね。

一人の時間を、
使わされるでも使えないままいるでもなく、
どう使うか。

孤独の質を向上させることは肉体の質を向上させることと同等かそれ以上に価値があると思う。




で、



つまりそんな風に孤独には悪い孤独と良い孤独があるわけで、

逆に「最低の孤独感」を味あわせてくれるのが、



……ボクで言えばそうだな。

こんな雨の日の不快指数絶頂の満員電車とかバスとか、
逃げ場の無い臭くて汚い船底に詰めこまれた家畜みたいな状況にやむなく身を置く時、
その上、不幸にもすぐ近くに、
なんの負い目も恥ずかしげも無く
「ドラマの主役はボクさ」
みたいな顔で群れているグループデート(?)中の大学デビュー(推定)の男女4~6人組とかが耳障りなでかい声でワイワイやってて、しかもその内容がボクの好きな映画やマンガや小説なんかの程度の低い検討会やすっとんきょうな品評会だったりすると、もう本当に海の底どころか冥王星の地殻のスキマってくらい光の届かない絶望と行き場の無い憤怒のマグマが襲ってきて、
よし今すぐにその中のエセ関西弁で作品解説をしてるドヤ顔の不細工男を血祭りにあげよう。
って犯罪者になりかけるし、
そりぁあ「ボクの左足薬指のよりもドス黒い最低の孤独」をずびずびすするハメになりますよね。

だから雨の日なんかは、
本当は家でゆっくりと素敵な一人ぼっちを噛み締めるに限るんですよ。

(でも雨が降ってもライブには来てくれ!笑)




あ、そうそう。

雨と言えば最近、
こんな風に酷く雨の降る前後なんかには、我が家の玄関に蟻が出現することがあって
どこかに穴でもあるのかな?
たぶん巣が水没する前に避難してきてるんだろうけど、虫の本能から来る危機回避能力ってすげぇ!って感じなんだよね。

そうなるとボクは基本的に虫を(ってか生き物全般。人も)殺さないので、
(言っておくけどそれは断じて優しさなんかじゃあなくて、小さくて見えないけどそこに潰れて臓物が弾け飛び散ってるのかと思うと悪寒がするからやらないってだけで、だから別に誰かが殺るぶんには何も咎めないわけです。無駄な想像力のせいでちょっとした限定的潔癖症みたいのを患っていて情けない。)
優しく指に乗せて窓の外に逃がしているんですが、
稀に隊列を成して登場するなど、度を超えて数が多い時には、
「人間様の領域を犯してしまったのが運のつきじゃ」
と、悪寒に耐えながら何枚も重ねたティッシュペーパーで大殺戮を始めるのですが、

そこでフト気付いたんすよ。


あれ?


これってボクの妄想の中の虐殺者も同じ気持ちになるってことじゃあないか?




えぇ。

つまり「授業中テロ妄想」や、「天変地異サバイバル妄想」に代表される、
同級生(または雑踏の人々)大量虐殺シチュエーション妄想シリーズとゆうのがボクラにはあると(勝手に)思うのですが、
(ボクの場合は主に「ボクだけにうまいこと当たらない何でも切り裂いちゃう見えない上位の存在による人類間引きレーザーがやってくる!妄想」でしたね。)
そこに出てくる虐殺者達のことです。



例えば突然、宇宙人だとか地底人だとか異次元人だとかがやってきて「はい次々と人間を殺すよ」ってなった時に、
ボクラが想像していたような「群れるリア充達ばかりが先にどんどん死んでいって、孤高に生きる者が生き残る」などとゆう都合のいい展開はやはり希望的な妄想でしかなくて、現実にはそううまくはいかないのだ。
と、
やはりボクもそんな寂しい諦めを持っていたのですが、

こうして蟻を虐殺してみると、

おやおや?そうとも言えないんじゃないか?と。


こいつは案外そんな(我々にとって)都合のいい展開もあり得るのかもしれません。



だってボクラが蟻の人生にドラマを感じない、
感情移入のしようがないように、
人類の世界の外からやってくる虐殺者達にとってはボクラ一人一人の存在価値の差や個々の感情なんてたぶんビックリするくらい関係無いし、
その非道の行為はボクが蟻の行列を処理するのと同じような心持ちで粛々と、ある種作業的に進められると思うんですよ。
(実際、殺戮マニアみたいな快楽に溺れる侵略者なんてそういないと思う。高次元の存在はやはり精神的にも成熟し高みにいるだろう。)
んで、ならばそこはやっぱり数が多いとこを狙いますよね。
一人ぼっちではぐれてる奴はとりあえずほっておいて、たくさん群れてるとこから潰していきますよね。

あれ?

ほれ!

じゃあやっぱそうじゃん!

グループデートのリア充から死んでくじゃん!

やったね!

俺たちの勝利(?笑)だ!!










(笑)








何を言ってるんでしょうボクは(笑)





結局こんなことを考えてんだから困った奴だ。

こんなんじゃあ悪い孤独にせよ良い孤独にせよ、行き着く先は同じじゃあないか(笑)

まったく。孤独の質と同時に妄想の質も高めるべきである(笑)






てなところで。

準備万端、明日はライブで、
もし万が一ボクラがリア充より充実してしまっている「踊るバカの群れ」と化している時に、
宇宙人が虐殺を始めたらヤバイ、
今度は一転ボクラが殺られる番かもしれない!

だからせめて宇宙人が「おや?この一団は奇妙?」と思って観察を始めたり保護を始めたりする可能性が上がるように、
頑張って世の中が見たことないくらい希少な狂いぶりでいきましょう。

明日も皆さんよろしくお願いします。









あ、

だけどさ。



だけど、もしかしたら都合よく、


ボクラがライブハウスの爆音に隔離されてあへあへしてる内に、
外では侵略と虐殺が始まっていて、
気づかない内にこの世界の平穏はめちゃくちゃに蹂躙され、ボクラだけを残して学校も会社も、日常が全てひっくり返ってしまっているってこともあるかもしれない。

そんなことがあったらもちろんすげぇ困るけど(笑)

でもまぁそれもなんとか笑えるようになるに違いない。
(とんでもないこと言い出した!笑)


なんたってそうできるように秘かに日々訓練しているからね。

(大人になった今でもまだ、ある種「のぞむところだ!」とも言えるヤバさをボクはまだ保持している。)


で、そんなことがあるならソレは、
町に攻めてくるヤツラは、
きっとボクラの共同妄想が産み出した夢の中の怪物で、
ちゃんとボクラだけを選んで生き残らせ世界を滅ぼす、
都合の良すぎるモンスターなんじゃないかな。







なんだよ。

え?


大丈夫だよ(笑)


全然危なくねぇって(笑)



あのさ。

人はこうやって、

たまにこんなほの暗い妄想を楽しんでもいい。

それがボクラの孤独の質をマイナスからプラスに転換して笑ってやってけるようなパワーを産むこともあるのだ。




そしておそらく、

「12モンスターズ」って曲は、

そんなほの暗い希望的妄想を噛み砕いて小綺麗に組み替えてキラキラをまぶしていい感じにした曲だ。

ニューシングルもうすぐ完成。



今はまだライブで踊って笑って、
発売まで我慢。



暴れ過ぎてうっかりどっかぶつけて青黒くなっても「アドレナリン出て大丈夫!うっぴっぴー!」って感じで、
とりあえず今を楽しもう!



雨が降ってすっかり気温も下がって。

秋が来たぞ。