(前号からの続き)
この番組は可愛い女の子が出てくるわけでもないし、政治にバシッとした批判をするわけでもない。世の中に対して悪役を見つけて「許せない!」と言うわけでもなく、「俺達はすごく優れているんだ!」と盛り上げるわけでもない。
ひたすら肋骨が折れたオッサンの話を聞くという番組を楽しみにして過ごせている。
それは変人の大学の先生の話を人気のないゼミ室で延々聞いているようなものだよ。ま、楽しいんじゃないでしょうかね。
■21世紀は「寂しい自由」の時代
「このむなさしさは、引きこもり時代の代償として」(ポストイット)
いやそれは、「むなしさ」じゃなくて、「自由」なんですよね。
僕が初めて書いた本で『僕たちの洗脳社会』の中で「寂しい自由」と書いてるんだ。自由は寂しいものだと思うんだよ。
みんなといる楽しさよりは、「寂しい自由」を選ぶほうが21世紀的である。20世紀の終わりの1985年ぐらいにそんなことを思って、『僕たちの洗脳社会』を書いたんだ。
この「むなしさ」は、自由の寂しさだと思うな。あまり「むなしさ」の方を過大評価するんじゃなくて、自分が持っている「自由」を過大評価した方がいいんじゃないかな。
■人生がむなしいなら、『最貧困女子』を読もう
もし本当に、金無し、友達無し、彼女無しなんだったら、1冊いい本がある。
『最貧困女子』を読めばいい。
ブックオフでもAmazonでも売っているから、ぜひとも手に入れてください。
それを読んだら、自分はどういう人とお近づきになれば家族が手に入るのかが分かるよ。
世の中の「かわいそうな人」が、どこに居るのかが一発で分かる。
なので、そっちの方に行ってみればいいんじゃないでしょうか。
それでも解決しないようであれば、「傷を舐めあうオフ会」でもやりましょうか(笑)
これが僕からのオススメですね。
「読んでみよう」(コメント)
「あの本は辛かった」(コメント)
あの本は気楽に読むものじゃないです。
「このむなしさは」などというヌルイ事をいってるヤツは読め!と言うわけです。
ちょっとでも気分が落ち込んでる人は、絶対に読むのをやめた方がいいと思いますね。
【まとめ】
21世紀は「寂しい自由」の時代だと思います。
むなしいと思うよりも、自由を過大評価しましょう。
それでも、むなしい場合は『最貧困女子』を読んでみて下さい。