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岡田斗司夫のニコ生では言えない話
岡田斗司夫の解決!ズバっと 2016/04/21
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おはようございます。
今日は『解決!ズバッと』はお休み。
岡田斗司夫が、1995年から2001年に「テレビブロス」誌で連載していた『オタクの迷い道』から、セレクトしてお届けします。
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連載第13回「オタ話はいつも壮大に膨れ上がる」
オタクの世間話をオタ話という。
「最近おもしろいTV番組がないなぁ」ここまでは普通の会話。
「そうそう、思い切ってプリズナーNo.6を毎日連続で放映するとかしてほしいよな」
「て言うか、アーウィン・アレン物とかの海外SFをバシバシ放映したりして」
何かというとすぐオタク方面に話が集中する。
これがオタ話。
「コミケの生中継もやって欲しいな」
「て言うか、コミケ専門の印刷屋をレポートするのがいいぞ。〆切前に印刷屋で最後の原稿を仕上げてるのの生中継!」
「何かそれ、イヤーンな感じ」
オタ用語とオタ表現が並んでて、申し訳ないと思う。
しかしオタ話はまだ続く。
「ほんとTV局も能がないよ。トレンド・ドラマみたいのばっかでさ」
「ドラマといえば、代アニ(代々木アニメーション専門学院のオタ語)を舞台にした恋愛ものってどう?」
「おお、それはナイス」
「主人公はアニメーター科の男の子。声優科の女の子にひとめ惚れ。身分違いの恋に悩む」
「友達にも、声優科の女はアニメーター科を人間と思ってないぞ、なんて言われちゃったりして」
「なんかリアルすぎてイヤーンな感じ。本物の代アニ生徒、辛くて見れないぞ」
「クライマックスは卒業制作。ライバルが監督でアニメを作る。もちろん声はヒロインだ。主人公は下っ端動画マン。恋の行方は?」
「熱血先生が登場するのもいいぞ。おまえらそれで一人前のアニメーターになれるつもりか!」
「続編で3年後、も見たいな」
「やっぱ日本のTV局はダメだよ。なんでこんな番組やらないんだ?」
オタクしか見ないからだよ。
以上、『オタクの迷い道』よりお届けしました。