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おはよう! 岡田斗司夫です。
メルマガ読者の方から、多数質問をいただいています。
かたっぱしから答えてみましょう。
「おさるの書道が評価されないのはなぜ?」
キングコング・西野さんの絵本は世間から評価されているのに、おさる の書道はほとんど評価されていません。
どちらも似たようなもんだと思うのですが、この違いはどこにあると思いますか?
それで言えば、別にどっちも売れてるわけではないよ。
なので、効果を上げていない。
たとえば、「あまり有名ではないが、すごく効果的なボランティア」みたいなものがあるよね。
それが西野君の絵本だと思う。
おさるの書道は、それが上手く作動していない。
書道ファンの人たちは、おさるの書道を求めてないのかもしれない。
ひょっとしたら、書道ファンの絶対数が少ないからかもしれない。
正確な理由は、よく分からないですよ。
だけど、おさるの書道は効果があまりない。
そして、両者共に評価はされていない。
その理由は、ある一定の“しきい値”を満たしていないから。
この場合のしきい値とは「売れる」こと。
だけど、その内容だと、あまり評判になってない。
だけど、まだまだ途上のものだと思うよ。
ストーリーにしても、表現方法にしても、絵本や本が好きな人の間では一定の効果は出ている。
でも一般人の評価は、まだ獲得できていないと思います。
だけど、それが好きな人に対して、ちゃんと届いているかどうかだと思います。
西野さんの絵本はファンに届いています。
おさるの書道はファンに届いていないので、効果がないようにみえます。