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おはよう! 岡田斗司夫です。
メルマガ読者の方から、多数質問をいただいています。
かたっぱしから答えてみましょう。
韓国から毎週楽しく拝見させていただいてます。
池波正太郎とかもグルメだったんだけど、「どの店の何が美味しいのか?」みたいなことを言ってる人がいっぱいいたんだ。
いろんな写真や評価が載っていて、点数も一覧になっている。
でも映画評論の業界は、昔のグルメ文化のレベルのままなんだ。
そういう人達が「この映画を見るべし!」と言って、面白い映画を語っているんだ。
グルメ文化は、そういう人達があっという間に衰退していって、吉本のグルメ芸人だけが残ってたりする。
もしくは本当に特殊なグルメライターが残っているだけ。
それと同じように“映画評論”自体が、もう死に筋だと思う。
重要なのは、“どこ”で、“どう見ればいいのか?”を語ることなんだ。
だけど、いつも席の選び方で微妙に悩むんだよ。
このデータは僕みたいな映画の見方をする人には、すごくいいと思う。
だから、だいたいD列かE列で見るようにしている。
そういう感覚を共有してる人だったら、僕の座席の取り方を見ればいい。
そうすると映画の見方に個性が出てくる事になるんだ。
それは映画評論家のいう「この映画はここが素晴らしい」という見方にはならない。
みんなが必要としてるのか分からない映画評論家よりは、よっぽど役に立つと思うんだ。
近場で行ける映画館で自分の映画の見方のデータをとればいい。
いずれ映画ドットコムみたいなサイトに吸収されて意味がなくなるかもしれない。
でも、やり始めの頃は君のサイトを見るしかない人達がいっぱいいると思うから。
なので映画評論じゃなくて、「役に立つ映画ガイド」のような映画インストラクターを目指した方が現実的だと思います。
使えると思うんだよ。
そのおかげで、椅子と椅子との間のホルダーにペットボトルが置けない構造になっている。
そんな映画館は大キライだよ。
外に比べて高い値段を取ってるから、持ち込みされるんだよね。
クッキーとかお菓子も好きに食べれて、自分で好きに席を選べる映画館があったらいいな。
年会費1万円ぐらいまでだったら払う。
「『アナと雪の女王』を見た方は集まって、感想を話し合いましょうか!」というサービスをやってくれたら、僕は行くよ。
映画評論よりも、映画インストラクターを目指してはいかがでしょうか。