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おはよう! 岡田斗司夫です。
メルマガ読者の方から、多数質問をいただいています。
かたっぱしから答えてみましょう。
「韓国在住ですが、日本で映画評論家になりたい」(前編)
韓国から毎週楽しく拝見させていただいてます。
私は大学で映画学科を卒業し、現在はネットの掲示板などで映画を語っている人です。
映画マニア止まりではなく、プロになるには どのようにデビューすればいいでしょう?
僕だって、年に1コマでも漫画を描いていれば、自称"漫画家"になれるわけだよ。
ファンがついて、単行本を売りたい。
雑誌から次回作のお願いをされたい。
これらがないと、プロの漫画家という気がしない。
それなりの扱いを受けたい。
試写会に呼ばれたい。
映画を見た感想や、見方を話したり書いたりする事によって生活したい。
次の仕事が来たり、単行本を出したりしたい。
そう考えてるんだと思うよ。
でも、難しいよね。
これもニコ生で放送している番組だよね。
岡田斗司夫ゼミは、1ヶ月500円なんだ。
有料会員のみんなが払ってくれている。
マクガイヤーのブロマガチャンネルは月300円。
予想だけど、会員は800人くらいだと思う。
ところがこれは売り上げであって、この中からドワンゴに経費が取られる。
だいたい25%だ思う。
これはマクガイヤーチャンネル全体の売り上げなんだ。
この中からスタジオの費用などを引かなきゃいけない。
マクガイヤーの手元に残るのは9万円だと思うんだ。
この辺がリアルな数字だと思うんだ。
岡田斗司夫チャンネルの会員は4500人位。
有料ニコ生で見たら、ベスト20には入ってるんだよね。
20位以下になると、会員数はどんどん少なくなってくる。
マグガイヤーチャンネルは、おそらく50位とか60位に入ってると思う。
そのうちドワンゴの取り分が6万円。
残り18万円の半分ぐらいをスタジオに払わなきゃいけない。
なので、手元に残るのは9万円ぐらい。
月額300円を800人に払ってもらうのは、とてつもなく難しい。
会員0人も覚悟しなきゃいけないと思う。
だからブログで映画評論を書くとか、ニコ生で映画を語るのは、事実上、無理だと思うんだよね。
(次号へ続く)
ブログやニコ生で映画評論をして生活するのは難しいです。