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おはようございます。
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連載第45回「『東大生を早くする計画』とは?」
もちろん、東大のゼミの中でも一番ヘンなゼミだった。
「東大ではこんなヘンなゼミがある」と、マスコミからの取材が相次いだもんだ。
とにかくスゴイ。
まず「ダイエット・ゼミ 553教室」
このゼミで痩せられるわけではないが、おもしろそうだ。
次に、「役に立つ微分方程式の使い方 594教室」
学校の勉強の中でも、役に立たないものの代名詞として使われる微分方程式。
これを実際に役立てるとこがいい。
まぁ、計算している間にスイカ一個くらい冷えそうな気はするけどね。
核融合というと理論ばかりになりがちだが、「核融合の基礎から研究の最先端までを、なるべく数式を使わずにVTRなどを併用してわかりやすく解説する」そうだ。
東海村地区の見学もOKだ。
誰でもOK、学生もお客様、と考えてしまう芸人根性の僕のゼミとは、大違いだ。
教授自らが1994〜1996年度にかけて開発に成功した「スプリント・トレーニングマシーン」など、新開発のトレーニング機器を用いてトレーニングする。
教授はそれらの機器を用いて「東大生を速くする」ことにも着手することにした、と宣言している。
「一生のうちでも最も速く走れる時期は今しかない。鈍足者も歓迎!」とやる気マンマンだ。
お勉強はできるが、スポーツはイマイチというイメージの強い東大生と、「速く走る」は実に斬新な組み合わせだ。
月曜の夕方に、駒場の東大グラウンドに行くと、速く走らされている東大生を見られることだろう。
できればいっしょに教授自慢の開発機器も拝見したい。