━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
岡田斗司夫のニコ生では言えない話
 岡田斗司夫の解決!ズバっと 2016/06/26
───────────────────────────────────

おはよう! 岡田斗司夫です。
メルマガ読者の方から、多数質問をいただいています。
かたっぱしから答えてみましょう。

───────────────────────────────────

「腹を割って話すというのが分かりません」(前編)

 「腹を割って話す」という事が分かりません。
 
 自分ではなるべく本音で話をしてるつもりなのですが、それでも周りから「腹を割って話せ」とアドバイスされます。
 一体、「腹を割る」とは、どういう事なのでしょうか?
 
───────────────────────────────────
 
 「腹を割る」とは何かというより、なぜ周りから「腹を割って話してない」と言われるのかがポイントだと思う。
 多分、本人は本音を話してる。
 だけど、その本音が面白くないと思うんだ。


■頭の中で整理された考えは本音に見えない

 そういう人は、時々いるんだよ。
 本音がキレイ事みたいになっている人。
 
 自分の頭を良くしようとしちゃっているから、妄想や、たどたどしい考えを表面に出していない。
 頭の中で一回整理しちゃっている事を自分の本音だと思ってる。
 だから本音を話していても、建前みたいにに聞こえる。
 これは僕も経験があるんだ。

 ニコ生で話してる時でも、後で自分で考えたら、本音っぽくならなかった時がある。
 やっぱりビビっているときは、整理された考えだけを話すようになる。
 ビビッてないときも、どう思われてもいいわけじゃない。

 本音で話せるのは、どういうときか。
 僕は「相手に好かれてる」と思っているとき。
 そのときは本音で話せる。

 ほかだと、「相手に信じてもらえてる」「相手が自分の事を分かってくれている」「相手が自分の意見を必要としてる」と思ってたら、本音で話せる人もいる。
 それは人によって様々だと思うんだ。

 安心感がないと、やっぱり本音で話せない。
 本音で話してる限り、話す内容はグチャグチャのはずなんだよ。


(次号へ続く)

【まとめ】
 頭で整理されたことを話していても、他人からは本音と思われません。
 人によって違いますが、本音を話すときは安心感や信頼感が必要だと思います。