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岡田斗司夫のニコ生では言えない話
 岡田斗司夫の毎日ブロマガ 2016/07/24
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おはよう! 岡田斗司夫です。
メルマガ読者の方から、多数質問をいただいています。
かたっぱしから答えてみましょう。

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「リバタリアンって何ですか?」

 最近よく岡田さんが口にしている“リバタリアン”とは、一体どのようなものでしょうか?
 また岡田さんは、リバタリアンについて どう思ってるのでしょうか?
 
 なんとなくのイメージは想像できるのですが、正確には よく分かりません。
 どうか詳しく教えてください。
  
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 リバタリアンは、すべての人類がリバタリアンになって欲しいと思ってないんだよね。
 「人類の大半が保守的であれば、私たちリバタリアンは得をする」という考え方なのです(笑)


■リバタリアンは国のいうことを聞きたくない


 リバタリアンとは完全自由主義者みたいなものです。

 たとえば、国家が麻薬のような薬物の制限をすることに反対している。
 「体に悪い事をやって死ぬのは、本人の勝手だろ!」という考え方。

 ほかには徴兵は反対。
 それは国の為に戦うことに反対しているの。
 自分の土地を守るためには戦うんだ。
 
 あとは税金を払いたくない。
 これがリバタリアンの考え方です。
 
 アナーキストとは違いますよ。
 アナーキストは無政府主義者。
 だけど、リバタリアンは「政府は早く潰れるべきだ」って思ってるからね。

 ホリエモンもリバタリアンだと思う。
 ガンガンとリバタリアンの主張をやって、マズイ事になってるから(笑)

 僕は自分の事はリバタリアンだと思ってるんだ。
 だからこそ僕は、自分の好きな生き方をしているんです。


 コメント「まるで小さな政府だ」

 そうだね。
 アメリカでは、リバタリアンが集まって小さな村を作ってる。
 そこでは軍備をもって、国に税金を取られないように武装蜂起しようとしてるぐらいだから。

 かなり無茶だよね(笑)

 でも、ハインラインの『月は無慈悲な夜の女王』を読んでみてください。
 あれを読んだら、みんなリバタリアンになっちゃうと思います。


【まとめ】
 リバタリアンとは完全自由主義者のようなものです。
 国のために戦ったり、税金を納めるのは反対します。
 自分の土地を守ったり、国から税金をとられないように武装蜂起したりします。