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ニワカさん のコメント

核のボタンを機械に任せられるか?
って感じかな
No.1
98ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 岡田斗司夫のニコ生では言えない話  岡田斗司夫の毎日ブロマガ 2016/10/26 ─────────────────────────────────── おはよう! 岡田斗司夫です。 今回は、近ごろ評判になったロボットの自立自動車の話をします。 自動運転の自動車ですね。 ─────────────────────────────────── 「ロボット自動車は実現するのか?」  アメリカでは年間3万3千人以上が自動車事故で亡くなっているんです。  これは殺人事件やドラッグの被害者より多いんですね。   人口1億人の日本では、自動車事故で亡くなってる人って1万人を切ってるんです。  でもアメリカでは人口3億に対して、3万3千人が亡くなってる。  かなり高い確立で、自動車事故で死んでいるんです。  「自動車の事故死は、ふせげるはずだ!」とアメリカ人は言っています。  そういうことでグーグル・カーの研究や開発が進められて、毎日、カリフォルニアで走ってるんです。  この間のNHK特集を見ていたら、あのNHK取材班ですら、グーグルの自動運転は完全に取材拒否されていました。  日産はすごい協力してくれたんですけど、グーグルは完全に取材拒否です。  それでしょうがないから、NHK取材班はカリフォルニアにまで行って、グーグルの会社を通りの向こうから隠し撮りを始めてましたよ(笑)  グーグルから毎朝、何十台という自動運転の車が外へ出るわけです。  自動運転と言っても、グーグルはまだ中に人を乗せてる。  だけど、中の人らはハンドル持ってない状態。  その何十台という自動運転の車の横を、NHKの取材班が走って「すいません、グーグルの自動運転車ですか?」と聞くんです。  すると中で腕を組んでジュース飲んでる人が「そうだよー」と言ってた。  その映像を独占インタビューとして公開してたんですよ(笑)  グーグルは、たぶんこの方法で50台以上の自動運転車を走らせている。  毎日、普通の道で自動運転をすることで、膨大なデーターを取ってるわけです。  しかし「米国国家運輸安全委員会」という組織のクリストファー・ハート委員長は、こう言います。  「自動操縦システムに関わる事故を調査してきた経験から、完全な自動運転というのは、不可能だという事実に至った」と。  この人は、ずっと自動操縦の自動車の事故を調査してきた人です。  倫理学や政治学でよく問題になるんですが、“トロッコ問題”ってのがあるんですよ。    道の向こうからトロッコが暴走してくる。  ハンドル切り替えたら、そのトロッコがコースを変える。  トロッコがまっすぐ走ると、5人に当たってしまう。  でもトロッコのコースを変えると、1人のところにトロッコが突っ込んでしまう。  これがトロッコ問題です。  もっとシンプルに言います。  自動運転の車が走っている所に、前からトラックが突っ込んできた。  右に避けたら、お年寄りがいます。  左に避けたら、幼稚園児がいます。  それぞれ、はね殺すしかない。  その場合、どうするのか? ってことなんですね。  自動運転に、こういう倫理的な判断をさせるわけにはいかない。  でも、させるしかない。  自動操縦車に乗ってる人の利益だけを考えるなら、まず乗ってる人の安全を第一に考える。  次に、どっちをはね殺すにせよ、おそらく人工知能は賠償金が安い方をはね殺すだろう。  こういう倫理問題を明らかにしないといけない。  自動運転をやろうとしている会社は、人をはね殺すしかない場合に、どんな判断をするのか。  これを明らかにしないかぎり、自動運転にゴーサインは出せない。  国家運輸安全委員会の委員長は、そう言ってるわけですね。  自動運転ができるところまで、第4ステージあると考えられます。  第1ステージは、アクセル・ハンドル・ブレーキのどれかを自動操縦にする段階。  第2ステージは、アクセルブレーキ・ハンドルをぜんぶ自動で操作する状態。  車線変更したい場合、操縦者がウインカーだけ動かせば、あとは自動車が勝手に車線変更してくれる。  第3ステージは、同乗者がハンドルを手を持たずに、すべての運転をしてくれる状態。  この第3ステージまでは、認可がおりるんですよ。  どうしようもない場合だけ、ガッと人間がハンドルを持って判断する。  つまり、誰を殺すのかの判断だけは、人間にさせたい。  「ロボットに人殺しをさせるわけにいかない」  そういうアメリカの倫理と、地つながりの考え方なんですね。  第4ステージは完全な自動運転。   これは無理なんじゃないかと考えられています。  アメリカの運輸安全委員会によると、「この問題があるから、現実にそんな日は来ないんじゃないか」と言われていますね。 ─────────────────────────────────── いかがでしたか? 「え?!それってどういうこと?」「そこのところ、もっと詳しく知りたい!」という人は、どんどん、質問してみて下さい。 番組内で取り扱う質問はコチラまで! よい質問は、よい回答にまさる、と言われます。 みなさんの質問で、僕も予想外の発想ができることも多いです。 だから僕は、質疑応答が大好きです。 みなさんからの様々な質問をお待ちしています ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 企画編集:のぞき見のミホコ(FREEex)      起こしのヤスタカ(FREEex)      筆耕のヒロキ(FREEex)      横浜のヨシアキ(FREEex)      遊牧のマサヒサ(FREEex) ─────────────────────────────────── 岡田斗司夫 and Special Thanks To読者のあなた ─────────────────────────────────── Copyright(C) OkadaToshio. All Rights Reserved. ─────────────────────────────────── ■お問い合わせ 有料メルマガの購読、課金、メール未達に関するお問い合わせは、 『ニコニコヘルプ』のページよりお願いします>http://qa.nicovideo.jp/category/show/501
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