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よろしきさん のコメント

逆に、あなたのいう『エリート育成』は、現代日本では会わないよ。むしろ、昔の武士・公家階級とその血族でもない限り、受け入れられる内容じゃないと思うね。日本の場合、80%以上が、農民出身だから、そんな教育は、この社会では、あぶられてもリーダーにはなれない。なる前に潰される。潰されたらリーダーもくそもない。(まあ、かくいうアメリカだって、90%以上が農民出身だから、適応するのは5%未満だろうけどね。)
No.37
95ヶ月前
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 岡田斗司夫の毎日ブロマガ 2017/02/20 ─────────────────────────────────── おはよう! 岡田斗司夫です。 昨日のメルマガで朝日新聞『悩みのるつぼ』の相談文をお届けしました。 今日は、いよいよ回答文もお届けします ─────────────────────────────────── 相談 「高校担任にエコヒイキされる息子」      40代主婦で、高校生の息子がいます。  息子の30代の男性担任に依怙贔屓(えこひいき)されています。  息子はそれが嫌で、学校へ行きたがりません。  息子だけニックネームをつけて授業中に褒めまくり、それについては、「出来る生徒を褒めることは大切な指導」と言い張って、何度お願いしてもやめてくれません。  まわりからは先生のお気に入りと呼ばれ、疎外感があるため、登校を渋ったり、ストレスからか笑顔も会話もなくなりました。  担任はクラスでは、学力の高い生徒や明るい生徒としかコミュニケーションを取らず、40数名のうち5名としか関わりを持とうとしないのです。  「自分に自信がある、自信がないと教師になれません」と話すだけあって、高学歴ではありますが、基本的に自分以外に興味がないように感じています。  モテた話をクラス内外で話す、自己愛が強い人です。  学校のカウンセラーや管理職からその先生に話をしてもらっても、素直に聞き入れようとはしません。  心無い言葉を発して指摘された時は、本当はそんなことは思っていなかった、上手く伝わらなくてすみません、その決まり台詞なのです。    無意識で生徒も保護者も振り分けているのに、なぜ教師になりかったのかも不思議なのです。  息子も私も、みんな同じように接するのが正しい教育、指導だと思っています。 ─────────────────────────────────── 【岡田斗司夫の回答】  アメリカには、エリート育成というメソッドがあります。  集団全員の成長を目指すのではなく、一部見込みのある子供だけを相手に、リーダーになれるよう集中的に指導する方法です。  他の生徒から嫉妬の集中砲火をあび、本人は孤立します。  が、そんなことは当たり前。    そんなことでへこむようでは将来、リーダーになれない。  イジメや孤立は心のトレーニングチャンス、と指導者は捉えます。  「和をもって尊きと為す」日本人の性分には合わない教育方針です。  が、スポーツの世界では当たり前ですよね?  すべての子供に平等に指導していては、チームを強くできません。  強いチームのコーチなら、素養のある子、いま伸びている子につききりになるのは当然です。  レギュラー選手の練習時間は、その他の子どもたちと 段違いでしょう。  「みんな同じように接するのが正しい教育」というあなたの考え方は間違っていません。  日本では普通だと思います。  しかし逆に「世界じゅう、どこでも正しく当たり前」ではないんです。  同様に、息子の担任の方針は、日本の学校教育では珍しいだけで、実は間違いとは言えないんですよね。  さて、そう考えた上で、切り替えてみましょう。  あなたが悩んでいるのは、先生という「原因」ではなく、息子が登校を渋ったり、笑顔を見せなくなっているという「現象」ですよね?  では原因探しをやめて、ただひたすら息子のグチをきいてあげてください。  アドバイスをしたり、解決しようとしてはいけません。  息子にとって何がイヤなのか。 辛いのか。  あなたが学校側とかけあっていること自体が、息子には苦痛かもしれません。  先生の期待が大きすぎて、一時的に自信をなくしているだけかもしれません。    自分には厳しぎる。 自分がダメになりそうと息子が考えるなら、いっそ転校も応援してかまいません。  リーダーになるだけが幸せな生き方ではありませんから。  先生がイヤだから、その教育方針と戦う。  学校が間違ってると思うから、いっそ転校する。  人より早く競争社会の洗礼を受けてる、と思って、先生のエコヒイキをガマンする。    どの選択もアリです。  大事なのはあなたではなく息子が選ぶこと。  どの選択を選ぼうとも、かならず息子のグチを聞いてあげること、です。 ─────────────────────────────────── いかがでしたか? 「え?!それってどういうこと?」「そこのところ、もっと詳しく知りたい!」という人は、どんどん、質問してみて下さい。 「番組内で取り扱う質問はコチラまで!」 よい質問は、よい回答にまさる、と言われます。 みなさんの質問で、僕も予想外の発想ができることも多いです。 だから僕は、質疑応答が大好きです。 みなさんからの様々な質問をお待ちしています ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 企画編集:のぞき見のミホコ(FREEex)      起こしのヤスタカ(FREEex)      筆耕のヒロキ(FREEex)      横浜のヨシアキ(FREEex)      遊牧のマサヒサ(FREEex) ─────────────────────────────────── 岡田斗司夫 and Special Thanks To読者のあなた ─────────────────────────────────── Copyright(C) OkadaToshio. All Rights Reserved. ─────────────────────────────────── ■お問い合わせ 有料メルマガの購読、課金、メール未達に関するお問い合わせは、 『ニコニコヘルプ』のページよりお願いします>http://qa.nicovideo.jp/category/show/501
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