今回は僕が最近『きかんしゃトーマス』にハマったキッカケの挿入歌『じこはおこるさ』について語ります。
今回の記事はニコ生ゼミ3/12(#169)より一部抜粋しました。
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「歌詞が無責任に素晴らしい『きかんしゃトーマス』の挿入歌『じこはおこるさ』」
『きかんしゃトーマス』の挿入歌『じこはおこるさ』という曲は、歌詞が素晴らし過ぎるんですよね。
「とにかく事故は起こるよ」という、ムチャクチャ無責任な歌なんですよ(笑)。
この作品を面白がるポイントは、日本とイギリスの危機管理の考え方の差なんですね。
つまり日本は事故をゼロにしようとするあまり、事故が起こるのを前提で計画を組まない。
だから大事故が起こりやすい。
日本だと、ちょっとした事故が起こったときに「そんな事故が起こるなんて、想定してなかった」となる。
ところがイギリスの発想はまったく違って、事故は絶対に起こるし、どんな事でも起きると考えてる。
この歌の中でも、「運が悪い時もあるし、幸運の女神がそっぽを向いてるときもあるし、とにかく事故は起きるよ」と言われてる。
油断してても起きるし、油断して無くても起きる。
標識なんて見落とすのが当たり前。
そんな事を延々と言ってるんですね。
トーマスのマブダチでパーシーってヤツがいるんですが、そいつがクライマックスに「自信過剰だと、集中力なんて散漫になっちゃうからね」という事をラップで言うんです。
そこで、でっかい機関車のゴードンが池の中にズブズブと悲しそうな顔で沈んで行くという。
こんな意地悪な編集がされているんです。
クライマックスには「忘れてると事故は起きるさ、ホーラー♪」というね。
どこかの人が作ったプラレール版の映像もありますので、お暇な時にでも見てください(笑)。