今回は、筒井康隆さんが慰安婦像発言で揉めていた件に関して話します。
今回の記事はニコ生ゼミ4/9(#173)より一部抜粋しました。
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「実は僕たちが考えるよりずっと偉かった、“筒井康隆”先生」
少し前、筒井康隆さんの慰安婦像に関する発言で揉めていましたよね。
結論部分として筒井康隆さんというのは、昔の「作家が作家であった時代の作家」なんですよ。
今の東野圭吾 とか、宮部みゆき とかの作家よりは、より偉かった時代の作家なんですよ。
だから“断筆宣言”なんてのもしちゃう。
いわゆる“スター”なんですね。
今回も筒井さんは「今回の件で騒いでいるのは、私の作品を読んでない人たちだ」みたいな事を言ってるんですよね。
こんな上から目線の発言なんて、もう王様でも言わないんですよ。
でも筒井康隆は言っちゃうし、言える環境が少し前の日本でもあったんですね。
でも、ことコレが国際問題になったら、まったく通用しないんですね。
筒井康隆さんって、海外に行ってもそれなりの扱いを受けるんですよ。
どこの国に行っても、国際空港で大使館の職員が迎えにくるのが当たり前。
だから実は、僕たちが考えるよりは圧倒的に偉い人なんですよ。
その意味では、みんな“筒井康隆”の名前を知っていても、作品を読んだ事がある人っていうのはマイノリティになってきているんですよね。
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