モーリー・ロバートソンさんがニコ生を引退するそうですね。
モーリーチャンネルを閉めちゃうそうなんです。
以前にモーリーさんと仕事が一緒になった時に、聞いたことがあるんですよ。
すると、「本音っぽい喋りがどんどん出来なくなっていく」と。
やっぱりテレビに出ちゃうと、そうなるから。
モーリーさんはニコ生よりテレビを取っちゃったんだよね。
その気持ちはすごくわかる。
でも僕とか西野くんとかホリエモンは、テレビよりネット配信を取っちゃう。
ネットの方に未来があると思っちゃうから。
多分、その辺の差だと思う。
それは「何を自分の主戦場と考えるのか?」ということなんだ。
モーリー・ロバートソンさんの会社の売り上げは“テレビ”なんだ。
『ユアタイム』という放送に週に5本も出てるから、絶対にテレビの方の売り上げの方が高いに決まってる。
でも、その「テレビの方がお金が良い」というのも、もうケースバイケースだよね。
ホリエモンが、ホリエモン新党みたいなの作ったじゃん。
都議会に議員を出すってヤツ。
あれはホリエモンサロンのためなんだよね。
ホリエモンサロンというオンラインサロンがあって、毎月1万円課金してる。
それがホリエモンの収入源になってる。
モーリーさんはテレビを収入源としている。
だけども、ホリエモンは、ホリエモンサロンを収入源としているわけだ。
なので『ホリエモン新党』という形で人を出すのは、それを評判にして、さらにホリエモンサロンに人を入れたいということ。
絶対にそっちの方が、ホリエモンは好きなことが言える。
うまくいけば、何かの間違いで都議会の議員も出せるかもしれない。
昔だとホリエモンのメディア戦略は、テレビしかなかった。
「自分の知名度を利用して、参議院に立候補して、」という、実は効率の悪い方法をしなきゃいけなかったんだよね。
昔ながらのタレント議員となんにも変らないんだよ。
でも今は、ホリエモン自身が前に出る必要がなくなってる。
橋下徹さんの維新の会とかもそうなんだけど、今はもう党員を増やしたり、サロンのメンバーを増やすことによって、ビジネスモデルが作れる。
これまでの政治家とかタレントとか芸人という枠が、一斉に溶けて崩れている様を、僕は『乱世』と呼んでいます。
今は本当に『乱世』が目で見えるくらい、はっきり分かってきたなと思いますね。