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今回の記事はニコ生ゼミ7/9(#186)よりハイライトでお送りします。
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─────────────────────────────「ハリウッド流、映画の作り方解説~三幕構造~」
面白いもんで、120分の映画のシナリオは120ページになるし、110ページのシナリオというのは、110分のになるもんだそうです。
シナリオをぱらぱら見た時に、隅から隅までぎっちり書いて余白がないものっていうのは、大体ダメ。
次に台詞が長過ぎるのは、大体ダメ。
台詞が整理されていないから。
ト書きが短すぎるのも状況設定がちゃんとわかっていない。
このシーンが昼でなければいけないのか。
夜でなければいけないか。
車の外側でなければいけないか、内側でなければいけないか。
わかっていないからダメ。
あと場面転換をリズミカルにしていない映画はダメ。
実は脚本を読む必要がなくて、バラバラってみたら全部わかるんですね。
面白いかどうかはわかんないんですけども、ダメかどうかはわかっちゃう。
代表的なハリウッドのシナリオは三幕構造というやつです。
最初が30分、中盤が60分、最後にまた30分という構造になっています。
これが3幕構造というやつですね。
名作と言われて面白い映画、子供にもわかって面白いちゃんとした映画というのはこの3幕構造になっています。
例えば『E・T』
最初の30分でETをエリオット少年が見つけて隠す話なんです。
隠してなんとか彼を守り通せるかもしれないと思っているのが、最初の30分。
中盤の60分は、隠し通せなくなってくる。
だんだんETの身体の調子が悪くなってくる。
どんどん人に見られる。
政府の役人というか、変な奴が周りに集まってくる、どうすればいいんだあー!というところがこの中盤の60分。
最後の30分は、ETの正体がバレて家の中に科学者がいっぱい入ってくる。
軍の人間も入ってきて、ETも死んでしまって、それから先どういう風になるのかというのをやってます。
つまり、隠す。
隠したけどどんどんバレていく。
バレたけれども逃げる。
というような三幕構成で出来ているんですね。
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