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「【捨てられないTシャツ・シリーズ】アメリカの熱きオタク魂と『クリンゴン語辞典』」
今までのお話
1990年、IQ228の美人コラムニスト:マリリン・ボス・サヴァントが、その頭の良さを披露して、雑誌『パレード』で人気を博したりしました。
彼女は、当時の数学者が間違うような確率の問題も、一瞬で正しく解けてしまったのでした。
会場中にマリリンの写真がバンバン貼ってあって、マリリンTシャツとかもいっぱい売ってたんですよね。
俺、その時は、これが誰か全然わからなかったんだけど。
この(ベル・カーブ)Tシャツも売ってました。
「俺たち、頭いいよね」って言うのが、当時のオタク界の共通認識というのかな、合言葉みたいなものだったんだよね。
僕らオタクという“頭のいいヤツら”は、普通の人が見るようなドラマなんかには熱中できない。
だって、あらゆる創作物は、自分より頭の悪い人が、一所懸命 作ったようなもんだからね。
今 進行中の作品に熱中するなんて、オタクとして“はしたない”っていうセンスがありました。
子供の頃に好きだったものは、その頃に熱中していた思いが心に残っているから、そういう子供の頃の作品を掘り返そうよ。
このベル・カーブTシャツを売ってたブースで、隣に並べて売られてたのが、『クリンゴン用語辞典』という同人誌です。
『スタートレック』、それもあのレベルの低いテレビ時代の『スタートレック』の中に出てくる、クリンゴン人の喋ってる言葉の辞典です。
そのいい加減なクリンゴン語で喋っているものを体系化して、文法まで作って1つの言語体系にしようとしている同人誌です。
その兄ちゃんが、
「テレビシリーズがバカでくだらないというのはわかってる。でもそれを言うのは反則だろう。
そんなのを聞きたいんじゃない!
だから、それに答えてあげることが大事なんだ!」
って、熱く熱く語ってるんですよ。
クリンゴン語辞典の方は、引っ越してどっかに行っちゃったんですけど、Tシャツだけは残っていたんですよ。
ベル・カーブTシャツ
この間このTシャツを見たら、その当時すごく有名だったヒロインのマリリンと、クリンゴン語辞典といっぺんに思い出して、すごく懐かしかったです。
いかがでしたか?
「え?!それってどういうこと?」「そこのところ、もっと詳しく知りたい!」という人は、どんどん、質問してみて下さい。
番組内で取り扱う質問はコチラまで!
岡田斗司夫の毎日ブロマガ 2017/09/23
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今回の記事はニコ生ゼミ9/10(#195)よりハイライトでお送りします。
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「【捨てられないTシャツ・シリーズ】アメリカの熱きオタク魂と『クリンゴン語辞典』」
今までのお話
1990年、IQ228の美人コラムニスト:マリリン・ボス・サヴァントが、その頭の良さを披露して、雑誌『パレード』で人気を博したりしました。
彼女は、当時の数学者が間違うような確率の問題も、一瞬で正しく解けてしまったのでした。
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そのマリリンが雑誌『パレード』で連載を開始する前から、実はSF界とかオタク界ではかなり有名なヒロインでした。
僕がこのTシャツを買ったのは、1984年、ボストンの世界SF大会です。
ボストンは、近くにハーバード大学、歩いていける範囲にマサチューセッツ工科大学がある。
そのせいもあってか、ボストンの世界SF大会に行ったら、会場 全体が賢こそうなの。
ボストンは、近くにハーバード大学、歩いていける範囲にマサチューセッツ工科大学がある。
そのせいもあってか、ボストンの世界SF大会に行ったら、会場 全体が賢こそうなの。
会場中にマリリンの写真がバンバン貼ってあって、マリリンTシャツとかもいっぱい売ってたんですよね。
俺、その時は、これが誰か全然わからなかったんだけど。
この(ベル・カーブ)Tシャツも売ってました。
「俺たち、頭いいよね」って言うのが、当時のオタク界の共通認識というのかな、合言葉みたいなものだったんだよね。
僕らオタクという“頭のいいヤツら”は、普通の人が見るようなドラマなんかには熱中できない。
もう20歳を超えた自分が、今、流行っているものに熱中できるはずがない。
だって、あらゆる創作物は、自分より頭の悪い人が、一所懸命 作ったようなもんだからね。
今 進行中の作品に熱中するなんて、オタクとして“はしたない”っていうセンスがありました。
僕が子供の頃に『太陽にほえろ!』を見て思ったようなことですね。
「こいつら残らずバカじゃねえのかな」という。
それと同じことを、当時のアメリカ人オタクたちも思っていたんでしょうね。
「こいつら残らずバカじゃねえのかな」という。
それと同じことを、当時のアメリカ人オタクたちも思っていたんでしょうね。
自分がまだ未熟だった子供時代にしか、熱中はない。
子供の頃に好きだったものは、その頃に熱中していた思いが心に残っているから、そういう子供の頃の作品を掘り返そうよ。
それは1980年代くらいのオタクの共通認識だったんですよ。
このベル・カーブTシャツを売ってたブースで、隣に並べて売られてたのが、『クリンゴン用語辞典』という同人誌です。
『スタートレック』、それもあのレベルの低いテレビ時代の『スタートレック』の中に出てくる、クリンゴン人の喋ってる言葉の辞典です。
1960年代のテレビのスタッフが作った言葉だから、ものすごくいい加減な言葉なんですよ。
そのいい加減なクリンゴン語で喋っているものを体系化して、文法まで作って1つの言語体系にしようとしている同人誌です。
それをアメリカの兄ちゃんが、このTシャツを売っているところで売ってたんですよ。
その兄ちゃんが、
「テレビシリーズがバカでくだらないというのはわかってる。でもそれを言うのは反則だろう。
俺らはあの頃、好きだったんだから、あの頃のクリエイターですら思いつかなかった、高度な知識を駆使して、子供の頃の自分の『あれ?クリンゴン語ってどうなってるんだろう?』という気持ちに答えたいんだよ。
今の大人に聞いちゃうと、あんなものはいい加減に作ったからとか、いやあれは例えばなんとか語から持ってきただけだからと言い出すだろ?
そんなのを聞きたいんじゃない!
俺が頭のいい子供だった頃に知りたかったことは、クリンゴン語の文法はどうなっているのかとか、言語体系はどうなっているんだ?っていうことだ。
だから、それに答えてあげることが大事なんだ!」
って、熱く熱く語ってるんですよ。
僕、すごく感動してそのクリンゴン語の辞典とこのTシャツを買ってしまいました。
クリンゴン語辞典の方は、引っ越してどっかに行っちゃったんですけど、Tシャツだけは残っていたんですよ。
ベル・カーブTシャツ
この間このTシャツを見たら、その当時すごく有名だったヒロインのマリリンと、クリンゴン語辞典といっぺんに思い出して、すごく懐かしかったです。
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動画や全文が気になった方、【ブロマガチャンネル】メルマガ専用 岡田斗司夫アーカイブ(月額2,160円)のご入会はこちらから!
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「え?!それってどういうこと?」「そこのところ、もっと詳しく知りたい!」という人は、どんどん、質問してみて下さい。
番組内で取り扱う質問はコチラまで!
よい質問は、よい回答にまさる、と言われます。
みなさんの質問で、僕も予想外の発想ができることも多いです。
だから僕は、質疑応答が大好きです。
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