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岡田斗司夫の毎日ブロマガ「映画『エイリアン』 のスタジオ近所の飲み屋に来てた、身長2mの黒人の正体は?」
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岡田斗司夫の毎日ブロマガ「映画『エイリアン』 のスタジオ近所の飲み屋に来てた、身長2mの黒人の正体は?」

2017-09-26 06:00
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    岡田斗司夫の毎日ブロマガ 2017/09/26
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    今回の記事はニコ生ゼミ9/17(#196)よりハイライトでお送りします。


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    「映画『エイリアン』 のスタジオ近所の飲み屋に来てた、身長2mの黒人の正体は?」


     映画『エイリアン』の撮影当時、スタジオがあった近くに、飲み屋が二軒あったんですよ。

     で、二軒あった飲み屋で、一軒は俳優さん用。

     俳優とか映画監督とかが集まる、ちょっといい感じの飲み屋。


     もう一軒は、もうちょっと安い感じの大衆飲み屋で。

     そこは撮影スタッフとか技術さんとか、あとH・R・ギーガーの150人の美術スタッフとかが集まるような安い飲み屋と、二軒あったんですね。

     
     で、その二軒があって、完全に分かれていると言うよりは、俳優さんも時々は安いほうに行くし。
     スタッフも、時々はノリで俳優さんがいる、ちょっと高い飲み屋に来るという。

     こんな環境だったんですね。


     それで、俳優さんがそこで話す話題というのは、「おい、見たか?」「いや、よく見えなかった」って、モンスターの話ばっかりなんですよ。


     監督が来て、リドリー・スコットが来て聞いても、ギーガーが来て聞いても、ダン・オバノンが来ても、とりあえず、みんなは「いや、見せれない」としか言わないと。


     それで、いいかげん みんなが欲求不満になってる時に、ある日、ギーガーが150人の美術スタッフの中で、現地で雇った美術大学の学生の黒人を連れてきたんですね。

     それでコイツが、ものすごく背が高いんですよ。


     身長が2,2mある黒人を連れてきて、みんな「なんだ、アイツ!?」って。

     「あんな美術スタッフ、なんだよ!?」とか言ってて。

     「なんでギーガーは、こっちの俳優のほうの飲み屋に連れてきてるんだ?」とか、変に思ってたんですね。


     で、実はコイツが“エイリアンの中の人”なんですよ(笑)。


     名前がボラジ・バデジョというナイジェリア人です。


     俳優さんは「え、なんでアイツが俳優の飲み屋に来るんだ?」と。

     「アイツは美術スタッフだろ?」「めちゃくちゃ背が高くて細いヤツだな」って思ってたんですけども。


     でも、いざ、それぞれの俳優さんがエイリアンと会う場面になって、本当に初めてエイリアンのデザインを見るから「ウワーッ!?」って恐怖すると同時に、終わった後で「アイツかぁ」っていうのが分かってですね。

     
     「そりゃ、俳優の飲み屋に来るわ」と思って、それを言いたかったんですけども、ところがエイリアンに出会う俳優さんは、例外なくその日で撮影が終わりなんですよ(笑)。


     だってエイリアンに会う俳優さんは、全員、エイリアンに殺されちゃうわけだから。

     だから、バディジョの正体が全然バレない。


     だって、その場で殺されて、俳優は出番が終わりになって、「はい、ヴェロニカ・カートライトさん。今日でオールアップでーす!」って言われて、花束を渡されて、そのまま飛行機のチケットを持たされて、車でロンドンのヒースロー空港まで送られて、アメリカに帰るというのばっかりだったから。


     シガニー・ウィーバーなんて、実はラストシーンを撮るまで、エイリアンを見た事が無かったそうなんですね。

     もう、凄いよね(笑)。


     リプリー役のシガニー・ウィーバーが初めてエイリアンをちゃんと見たのは、ラストのナルキッソス号っていう、ノストロモ号の脱出艇の中のシーンなんですよ。

     もうシガニー・ウィーバーも、いい加減、これで何か出てくるのが分かってたんですね。


     「でも、スタッフの中で私だけが何が出るのか分からなかった」って言ってたんです。


     で、そのシーンになって、ハイって言ってリハーサルでも見せてくれなくて。

     本番になってリプリーが、恐怖のあまり振り返る。

     振り返ったら、ナルキッソス号のパイプの間から、てっきりパイプだと思っていた一部がガタガタガタッと動いて、長い手足がヌゥッと伸びて、モンスターが立ち上がるというシーンがあったんです。


     で、もう取り敢えず、リプリーのシガニー・ウィーバーは、あまりのデザインの怖さ、悪魔みたいな怖さ、それと同時に「ものすごくキレイだった」と。

     「とにかく、あんなキレイなものは見た事が無いし、キレイで怖くてビックリした」と。
     それと同時に、「ちょっと待って!」と。

     「あれ、飲み屋の“あの子”じゃないの!?」と思って、後で可笑しかったそうなんです(笑)。

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     で、まぁまぁ、こうやって撮影が順調に終わりました。

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