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岡田斗司夫の毎日ブロマガ「映画産業はすでに終わりつつある?」
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岡田斗司夫の毎日ブロマガ「映画産業はすでに終わりつつある?」

2017-11-07 06:00
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    岡田斗司夫の毎日ブロマガ 2017/11/07
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    今回の記事はニコ生ゼミ10/29(#202)よりハイライトでお送りします。


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    「映画産業はすでに終わりつつある?」


     今回は、この秋に公開する映画の話をまとめてしようと思ってるんだけど。

     その話に入る前に、まず大前提として伝えたいことは、僕は「映画という産業は終わりつつある」というふうに捉えているということなんですよ。

     とは言っても、これは「今の映画がダメだ」とか、そういう話をしたいんじゃなくて。
     
     今のエンターテイメントのド真ん中センターに位置しているのは“ドラマ”なんですよね。


     今のネット世界の中心がブログではなくツイッターやインスタであるのと同じように、現代のエンターテイメントにおけるド真ん中センターというのは、実は、映画でなくてドラマ。

     たぶん、“海外ドラマの名作”と言われる、『ブレイキング・バッド』や、『シャーロック』、『デクスター』、『ウォーキング・デッド』、『ゲーム・オブ・スローンズ』などなど。

     この辺は、僕も好きな作品なんだけど。
     
     これらが、今、エンターテイメントを語る時のメインになっているものなんだ。


     今、コメントでも流れたように、「映画2時間は長すぎる。ドラマの45分くらいのペースがぴったり」だし、それを一気に見るという視聴方法も現代人のライフスタイルに合っているっていうことなんだろうね。

    ・・・

     聞くところによれば、『ゲーム・オブ・スローンズ』なんて、1話あたり6億円くらいの製作費かけてるって話なんだよね。

     もちろん映画によっては、2時間の映画を作るのに100億以上かけてる作品もある。
     だから、その点では、まだまだ比較にはならないんだけども。

     だけど、1話につき6億円とかの予算をかけて、それを何シーズン、10時間も20時間も作り出されると、そこで描かれるものの重厚さとか深みとか、そういう部分で、もうそろそろ映画は勝てなくなっちゃってくるわけですよね。


     たとえば『スター・トレック:ディスカバリー』っていうドラマが、最近、始まったんだけどさ。

     これ、僕も見てて、面白いんだけども。

     この『スター・トレック:ディスカバリー』って、「アメリカではCBSの専用チャンネルでしか配信しない」と言ってるんだ。

     まあ、アメリカ以外の国では、Netflixが配信提供をしているんだけど。

     この件について、「Netflix側がCBSに払っている配給権の買い取り金額は、1話あたり600万ドルだ」っていう記事を読んだんだ。

     1話あたり、Netflixが配信料として6億円もCBSに払っているっていうことは、もう、ここから先、ドラマの方が優位になって来るだろうというのが見えてるわけだよね。

    ・・・

     こういう流れの中で、Netflixが日本のアニメスタジオに大金を投じてアニメを作らせようとしているんだけど、これについては今のところ、まだ大きい成果は出ていない。


     今、「いわゆる“チャイナマネー”と呼ばれる中国からの資金が山のようにいっぱい来て、日本のアニメスタジオが潤ってる」という状況なんだけど。

     まだまだ、これが、製作されるアニメーションの質とか面白さにあまり影響を与えてはいないんだ。

     なので、今はまだ「ドラマにしても何にしても、Netflixが大量にお金をかけたからといって、そんなに面白いものは出来ない」というふうにも見ている人も多い。

     だけど、でも多分、これも数年のうちに大きく変わってくるだろうと思うよ。

     いや、「数年のうち」というか、来年にも大きく変わってくるんじゃないかな?

     来年の春には、湯浅監督がNetflixで作ってる『デビルマン』の新作アニメの公開もあるしね。

     本当に、大きく変わってくるんじゃないかなと思います。

    ・・・

     というわけで、これからの映画は、“低予算の安物”と、『スター・ウォーズ』みたいな、Netflixとかの配信作品ではかなわない“1時間あたり100億円、2時間の映画だったら200億円くらいかけた豪華一点もの”に2極化していくんではないかと思います。


     かつて栄華を誇った大エンターテイメントが落ちぶれる時っていうのは、チープ化と高級化に走るという法則があるんだ。

     これ、昔の日本映画もそうだよね。

     邦画がダメになっていった時期というのは、超大作と、くだらない映画とに2極化していって、その中間の全体の質を保つ作品がなくなって行ったんだ。
     
     同じように、紙の漫画も、ダメになっていく時っていうのは、コンビニで売っているようなダメ漫画と、あとは超名作みたいなものとに2極化していく。


     どちらの場合も、超名作が残っているから「まだまだ邦画も、まだまだ漫画もダメになってない!」と言う人が出てくるんだけど。

     何かがダメになっていく時っていうのは、黄金期には活性化していた「こんなのが毎週見れるなんてすげえ!」みたいな、しっかりとした中堅層というのがズボッと抜けていくんだ。


     なんか、今の日本のお笑いタレントの話をしているみたいになってきたけど(笑)。

     まあ、そんなもんだと思うんだよね。

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