━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 岡田斗司夫の毎日ブロマガ　2017/11/13 ─────────────────────────────────── 今回の記事はニコ生ゼミ11/05(#203）よりハイライトでお送りします。 動画や全文が気になった方、【ブロマガチャンネル】メルマガ専用 岡田斗司夫アーカイブ（月額2,160円）のご入会はこちらから！ ↓ http://ch.nicovideo.jp/okadatoshio-archive ───────────────────────────── 　「息子が2年間、引きこもっています」 　質問： 　私の22歳の息子は、専門学校を中退してから2年間ほど引きこもっています。 　何度か働くように声をかけているのですが、怒って話し合いになりません。 　こんな時は黙って見守るのがいいのですか？ 　 　それとも、心を鬼にして家から追い出すのがいいのでしょうか？ 　 　なぜ働く事に躊躇（ちゅうちょ）するのかが分かりません。 　ちまたには引きこもりに関する本は色々とありますが、岡田さんの考えで引きこもりから脱出する方法があればお教えください。 ───────────────────────────── 　これは俺たちにとって真剣な話なんだけども。 　「叩き出せ」（コメント） 　「留学でもさせろ」（コメント） 　「あれ？ウチの親？」（コメント） 　あはははは（笑）。 　 　あのね、誰かに何かを止めさせるのと、やらない人間に何かをさせるのって、どっちが難しいか？ って話になっちゃうんだよ。 　で、どっちも難しいんだよ。 　どっちも難しいんだけども、やってるヤツを止めさせるほうが、やや簡単なんだよね。 　やらないヤツにさせるっていうのは、凄く難易度が高いわけだから。 　息子を家から追い出すのは、もう大変。 　つまり、働かないヤツを働かせるとか、家から出ないヤツを家から出すっていうのは、凄く大変で。 　もう22歳の息子なんだから、一人前の大人なので、息子から家族 総出で逃げ出すほうが、絶対に手っ取り早い。 　もうこの場合、自宅はもう諦めて。 　家賃を払ってるんだったら、もう家賃も払わなくていいから（笑）。 　息子 以外で、どこかに部屋を借りて、残りの家族 全員で移住をするのがいいよ。 　それで普通に暮らすと。 　それで息子にはもう新住所を教えず、LINEなどのホットラインだけ確保すると。 　それで息子が家と一緒に朽ちていくんだったら、もうそれまでだよ。 　でもね、死ぬ前に何かするから。 　それは、その家にやたらと人を呼ぶとか、ヤバイ事になるかも分からないんだけども。 　どの道、ほっといてもヤバイ事になるからさ。 　現状、被害者が増えている状態なんだよな。 　だから、引きこもりの状態っていう事は、何人家族かは知らないんだけども、本人も含めて全員が被害者になっちゃってるから。 　こういう場合、俺は被害者を減らす事の方が優先だと思うんで。 　「自分の子供だから」と心配するのは、上限、限度20歳まで。 　口ごたえして、ケンカをするようになった瞬間に、そいつは何歳であっても大人だから。 　「おお！ 一人前の口をききやがったか！」 　「じゃあ、もう一人前の行動を取ってもらおうか！」 　それで構わないと思うよ（笑）。 　たぶん俺は、「それをされても、しょうがないな」って思えるもんな。 　なので、逃げちゃって、残りの家族のリカバーを考えるほうがいいと思う。 　 　その方がね、被害者が少ないよな。 　そいつだって、好きで引きこもりをしてるわけでも無いからね。 　何か自分の中で、決まんなくて引きこもりしてる状態だと思うからですね。 　まぁ、どっちが楽かっていったら、それはもちろん引きこもってる方が楽だと本人は言うだろうけどね。 　それは、あまり考えなくてもいいと思うよ。 　急に『おそ松さん』の話になるんだけども。 　『おそ松さん』だってさ、お母さんも、お父さんも、「働かせよう」とか「出て行け！」とかって言うから無理があるんであって。 　 　おそ松さんを想像して。 　あそこの家から親が逃げて、どっかのマンションかアパートを借りて暮らして。 　それで親と連絡が取れなかったら、絶対にあいつらは働くじゃん（笑）。 　そういうこったよ。 　なので『おそ松さん』で、考えてみてください（笑）。 ───────────────────────────── 動画や全文が気になった方、【ブロマガチャンネル】メルマガ専用 岡田斗司夫アーカイブ（月額2,160円）のご入会はこちらから！ ↓ http://ch.nicovideo.jp/okadatoshio-archive ─────────────────────────────────── いかがでしたか？ 「え？！それってどういうこと？」「そこのところ、もっと詳しく知りたい！」という人は、どんどん、質問してみて下さい。 番組内で取り扱う質問はコチラまで！ よい質問は、よい回答にまさる、と言われます。 みなさんの質問で、僕も予想外の発想ができることも多いです。 だから僕は、質疑応答が大好きです。 みなさんからの様々な質問をお待ちしています ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 企画編集：のぞき見のミホコ（FREEex） 　　　　　ヤムアキ 　　　　　起こしのヤスタカ（FREEex） 　　　　　歴史のカオリ（FREEex） ─────────────────────────────────── 岡田斗司夫 and Special Thanks To読者のあなた ─────────────────────────────────── Copyright(C) OkadaToshio. All Rights Reserved. ─────────────────────────────────── ■お問い合わせ 有料メルマガの購読、課金、メール未達に関するお問い合わせは、 『ニコニコヘルプ』のページよりお願いします＞http://qa.nicovideo.jp/category/show/501